歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本]
    • 歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本]

    • ¥5,500165 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003767162

歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本]

価格:¥5,500(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(3%還元)(¥165相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:みすず書房
販売開始日: 2023/11/14
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    わたしたちが生きているのは「歴史なき時代」である。資本主義社会が自動制御装置を備えたハイパーリアルなシステムへと変貌するなかで、「歴史感覚」や「歴史意識」はノスタルジーとされる。歴史学はいかにして現実に接近できるのか。そもそも歴史はどのようにすれば書かれうるのだろうか。答えを求めて、著者は現代イタリアを代表する歴史家のカルロ・ギンズブルグが試みてきたさまざまな「実験」に着目する。ギンズブルグはみずからの探求と推理の過程を隠さずに語りつつテクストを織りあげてきた、歴史の実務家にして理論家なのだ。フィクションの語りと歴史の語りは区別できないとする“表象の歴史学”への批判。出発点でなく到達点から光を受け取って真実をめざし進んでいくエッセイという方法。証拠は現実への「開かれた窓」なのか、接近を閉ざす「壁」なのか。“徴候解読”“美術鑑定と歴史学”“イーミックとエティック”“IT時代の文献学”などの鍵概念が深みと広がりとともに読み解かれる。歴史からは限界の意味を学ぶことができるとギンズブルグは言う。だれもが盲点を内包した地平の中で動いているが、「実験」は、さまざまな問いの光に照らしだされ、つねに再開されうる、と。第三章付録に新訳の「わたしはアルナルド・モミリアーノから何を学んできたか」(ギンズブルグ)を付す。40年以上にわたり読者・訳者・解説者として併走してきた著者の二冊目のギンズブルグ論。
  • 目次

    はじめに

    第一章 ずれを読み解く――『チーズとうじ虫』読解のために
    第二章 ギンズブルグにおける「表象と真実」問題のその後
    第三章 トロポロジーと歴史学─―ホワイト=ギンズブルグ論争を振り返る
    付録 「わたしはアルナルド・モミリアーノから何を学んできたか」カルロ・ギンズブルグ
    第四章 E・H・カー『歴史とは何か』と〈言語論的転回〉以後の歴史学
    第五章 エッセイの効用
    第六章 政治的イコノグラフィー考
    第七章 イーミックとエティック――距離をとることにかんするギンズブルグの省察
    第八章 決疑法をめぐって――マキァヴェッリとパスカル
    第九章 『呪術的世界』再考
    第十章 二重盲検と「歴史研究における二乗された実験」
  • 出版社からのコメント

    イタリアを代表する歴史家の実践と理論構築を解読する論考集。歴史が無化される時代、誰もが盲点をもちながら、現実に接近するには。
  • 内容紹介

    わたしたちが生きているのは「歴史なき時代」である。資本主義社会が自動制御装置を備えたハイパーリアルなシステムへと変貌するなかで、「歴史感覚」や「歴史意識」はノスタルジーとされる。歴史学はいかにして現実に接近できるのか。そもそも歴史はどのようにすれば書かれうるのだろうか。
    答えを求めて、著者は現代イタリアを代表する歴史家のカルロ・ギンズブルグが試みてきたさまざまな「実験」に着目する。ギンズブルグはみずからの探求と推理の過程を隠さずに語りつつテクストを織りあげてきた、歴史の実務家にして理論家なのだ。
    フィクションの語りと歴史の語りは区別できないとする《表象の歴史学》への批判。出発点でなく到達点から光を受け取って真実をめざし進んでいくエッセイという方法。証拠は現実への「開かれた窓」なのか、接近を閉ざす「壁」なのか。《徴候解読》《美術鑑定と歴史学》《イーミックとエティック》《IT時代の文献学》などの鍵概念が深みと広がりとともに読み解かれる。
    歴史からは限界の意味を学ぶことができるとギンズブルグは言う。だれもが盲点を内包した地平の中で動いているが、「実験」は、さまざまな問いの光に照らしだされ、つねに再開されうる、と。
    第三章付録に新訳の「わたしはアルナルド・モミリアーノから何を学んできたか」(ギンズブルグ)を付す。40年以上にわたり読者・訳者・解説者として併走してきた著者の二冊目のギンズブルグ論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上村 忠男(ウエムラ タダオ)
    1941年兵庫県尼崎市に生まれる。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻
  • 著者について

    上村忠男 (ウエムラタダオ)
    1941年兵庫県尼崎市に生まれる。1968年、東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻。著書『ヴィーコの懐疑』(みすず書房)『バロック人ヴィーコ』(同)『歴史家と母たち』(未來社)『ヘテロトピアの思考』(同)『超越と横断』(同)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店)『グラムシ 獄舎の思想』(青土社)『韓国の若い友への手紙』(岩波書店)『無調のアンサンブル』(未來社)『現代イタリアの思想をよむ――〔増補新版〕クリオの手鏡』(平凡社)『ヴィーコ』(中公新書)『知の棘』(岩波書店)『カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む』(平凡社)『ヘテロトピア通信』(みすず書房)『ヴィーコ論集成』(同)ほか。訳書 C・ギンズブルグ『裁判官と歴史家』(共訳、平凡社)『夜の合戦』『歴史・レトリック・立証』『歴史を逆なでに読む』『糸と痕跡』『ミクロストリアと世界史』『政治的イコノグラフィーについて』『それでも。マキァヴェッリ、パスカル』『恥のきずな』『どの島も孤島ではない』(以上、みすず書房)など多数。

歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:上村 忠男(著)
発行年月日:2023/11/10
ISBN-10:4622096560
ISBN-13:9784622096566
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:256ページ
縦:20cm
重量:410g
他のみすず書房の書籍を探す

    みすず書房 歴史をどう書くか―カルロ・ギンズブルグの実験 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!