先端的D&O保険の実効性と限界 [単行本]
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先端的D&O保険の実効性と限界 [単行本]

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出版社:保険毎日新聞社
販売開始日: 2023/11/13
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先端的D&O保険の実効性と限界 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    D&O保険に保険実務家として様々の立場で携わり、大学院で学問的研究を深めてきた著者が、その知見を博士学位論文に昇華させて書籍化!!D&O保険(会社役員賠償責任保険)が2021年改正会社法で規整され、会社と役員を取り巻くリスク管理としての活用が期待される中、実効ある運用に向けて実務的・学術的な論点や課題を複合的な視点で多角的に検証し、有益な提言を行う。前書(2019年刊・日本保険学会賞)に大幅な増補・改訂を施して新装刊行。
  • 目次

    序 章 
    第1章 D&O保険と会社補償の発展の方向性
    第1節 序説
    第2節 D&O保険からみる会社補償の有用性
    第3節 実効性のある会社補償とD&O保険
    第4節 小括
    第2章 D&O保険の情報開示と会社補償制度
    第1節 序説
    第2節 保険料の負担方法と保険契約の情報開示
    第3節 D&O保険と会社補償制度の相互補完
    第4節 小括
    第3章 アメリカ型D&O保険の発展経緯と課題 
    第1節 序説
    第2節 D&O保険を活性化させるアメリカの背景
    第3節 厳格なアメリカ証券訴訟とサイド C の課題
    第4節 小括
    第4章 D&O保険の国際化における視点と課題
    第1節 序説
    第2節 海外での法令違反とD&O保険の機能
    第3節 国際的企業が検討すべきD&O保険の要点
    第4節 小括
    第5章 グローバルD&O保険プログラムの構造と限界 
    第1節 序説
    第2節 保険プログラムの基本的な構造と実際の機能
    第3節 保険プログラムの課題とあり得る解決方法
    第4節 小括
    第6章 海外子会社を視野に入れたD&O保険
    第1節 序説
    第2節 海外子会社の役員を含めたD&O保険
    第3節 海外子会社の事件に起因する保険事故
    第4節 小括
    第7章 D&O保険における事故のおそれの判断基準
    第1節 序説
    第2節 請求事故方式と事故のおそれの関係
    第3節 英米法系の国における裁判例と解釈
    第4節 小括 165
    第8章 倒産と会社買収時におけるD&O保険
    第1節 序説
    第2節 倒産時におけるD&O保険の機能
    第3節 会社が買収された場合のD&O保険
    第4節 小括
    第9章 D&O保険の免責と告知の分離条項
    第1節 序説
    第2節 免責の分離条項と一連の損害賠償請求
    第3節 告知の分離の理論とわが国への適用
    第4節 小括
    第10章 D&O保険の支払限度額増額と利益相反 
    第1節 序説
    第2節 支払限度額増額の課題と新たな展開
    第3節 免責条項に関する当事者の利益相反
    第4節 小括
    第11章 社外役員のリスクと特化型D&O保険
    第1節 序章
    第2節 社外役員の責任の重さとリスクの大きさ
    第3節 社外役員の視点で考えたD&O保険
    第4節 小括
    第12章 D&O保険実務から保険契約法への示唆
    第1節 序説
    第2節 企業保険に必要な国際取引法の深化
    第3節 約款解釈論の進展と信義則の可能性
    第4節 小括
    終 章
  • 出版社からのコメント

    先端的D&O保険の実効ある運用に向けて、保険実務と研究に基づき多角的視点からその効力と課題を検証し探究する。博士論文を書籍化
  • 内容紹介

    本書は、わが国で普及しはじめているアメリカ型の先端的D&O保険を、実効性と限界の視点で分析し、日本企業やその役員にとってどのような価値があるのかを探究する。
    その結果として、先端的D&O保険の実効性は大いに認められるものの、各種利益相反の問題など限界があることも理解でき、わが国において必要に応じて修正した形で採用されることが望ましいことがわかる。そこから、わが国で実務が先行している先端的D&O保険の諸課題を先取りし、その対応や解決策を提示する。
    はじめに、会社法で規律されたD&O保険と会社補償について、相互の関連性、その役割と機能、情報開示の方法などについて考察し実効性ある運用方法について検討する。
    続いて、D&O保険を理解する前提として、わが国への導入の先例としてのアメリカ型の先端的D&O保険について、アメリカでの発展経緯と法制度、訴訟事案、保険約款などについて検証しD&O保険の本質を探るとともに、わが国で先端的D&O保険を採用するにあたっての課題や限界について一定の指針を示す。また、企業の国際化に対応してグローバルD&O保険プログラムの構造と機能を分析し、保険の実効ある活用法を中心に詳細に考察する。
    さらに、D&O保険の保険約款に関して、事故のおそれの判断基準、倒産等の危機的場面での機能等を検証、併せて「請求事故方式」、免責や告知の分離条項などの解釈や議論についても触れる。また、会社法で保険料の会社負担の適法性が認められことに伴い、支払限度額を増額するケースが考えられ、その場合の方法に関して「エクセス保険」などの新たな契約方式について問題点や解決策なども含めて解説する。ガバナンスの視点で社外役員特化型D&O保険の必要性についても指摘する。
    最後に、先端的D&O保険の実務と理論が保険契約法に示唆している事柄について模索する。これまでの伝統的保険法学による研究手法に加えて国際取引法のアプローチも必要であることを提唱。また、先端的D&O保険のような特殊な保険約款の解釈のあり方について、当事者の意思を重視した約款解釈が望ましいとの指摘や、保険契約においても、他の金融分野と同様に信義則や信認義務が大きな役割を演じることの可能性について問題提起をする。
    なお本書は、2019年発行の『先端的D&O保険』(日本保険学会賞受賞)に大幅増補と改訂を加えた内容となっており、新訂「後継本」としての性格をもつ。
  • 著者について

    山越誠司 (ヤマコシセイジ)
    著 者  山越 誠司(やまこし・せいじ)
    現職:オリックス株式会社グループ人事部報酬チーム兼グループ総務部担当部長。
    略歴:1968年札幌市に生まれる。1991年東洋大学法学部卒業。1993年東洋大学大学院法学研究科博士前期課程修了。その後、日産火災海上保険株式会社に入社し営業、2001年エーオン・リスク・サービス・ジャパン株式会社にて多国籍企業の保険仲介業務、2002年株式会社エヌ・エヌ・アイにてキャプティブのコンサルティング業務、2004年オリックス株式会社にて損害保険関連業務と営業、2012年フェデラル・インシュアランス・カンパニーにてアンダーライティング業務を経て、2016年オリックス株式会社に再入社し損害保険関連業務に従事、現在に至る。2020 年日本保険学会賞(著書の部)受賞。2023年神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了、博士(法学)。

先端的D&O保険の実効性と限界 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:保険毎日新聞社
著者名:山越 誠司(著)
発行年月日:2023/11/10
ISBN-10:4892934674
ISBN-13:9784892934674
判型:A5
発売社名:保険毎日新聞社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:324ページ
縦:21cm
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