日本の「これから」の戦争を考える―現代防衛戦略論 [単行本]
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日本の「これから」の戦争を考える―現代防衛戦略論 [単行本]

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出版社:作品社
販売開始日: 2023/12/13
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日本の「これから」の戦争を考える―現代防衛戦略論 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    他国の善意に自国の安全を任せる時代は終わった。戦争は我々を待ってはくれない。現代戦の教訓となる過去の二つの戦いから具体的に学び、現実になりつつある「脅威」へいかに対処すべきか。その視座となる「戦争の基本的事項」「戦略環境の醸成」「抑止対処戦略の基本コンセプト」、そして具体的な「島嶼防衛」などを考える“資”を安全保障研究の第一人者が示す。
  • 目次

    はじめに――戦争を考える
    第Ⅰ部 新たな理論
     第1章 基本的事項の補整
      第1節 戦争の本質
        戦争以外の方策の限界/世界規模に拡大する要因
       戦争の本質
        輪廻転生か勝ち抜きか/地政学と戦略文化という呪縛
       戦争を読み解く視座
        制限戦争と絶対戦争/戦争の階層/機能軸からの考察/時間軸からの考察/空間軸からの考察/有形無形の戦闘力
       戦争の前提
        脅威認識/国際社会のアクターは性善説か性悪説か/何のための平和/誰が戦うのか/統合と軍種の独立/どこで戦うのか/いつ戦うのか/軍が戦うのか
       戦争の動機
        無自覚の悪意/アイデンティティ/勝敗の評価/現状維持国家と変革(現状打破)国家/セルフマンデート(自己委任、自己委託)/戦争におけるイニシアティブと相互依存
       新たな戦争の出現
        認知領域・非認知領域での戦い/結論――ハードルが下がるリアルな戦争
      第2節 軍事の有用性
        軍事の役割/軍事の領域/内治軍及び外征軍/主権者の独占/安全保障と危機管理/軍の生産性
      第3節 戦い方の変化
       戦いの基本
        作用と反作用
       戦いの進化
        戦争はどのように変化してきたのか、不易流行か/農耕・狩猟時代/工業化時代/情報化時代/短期決戦か長期持久か/「持てる国」と「持たない国」/非接触下の戦い/情報の共有と指揮階梯のフラット化
       戦いと同盟
        「同盟」というバイアス/二国間あるいは多国間の結びつき/他国の善意への依存/同盟のコスト――相互信頼醸成に伴う経費/同盟が求める条件
       結論
        「学」としての戦争について(安全保障のアプローチと方法論)

    第Ⅱ部 実戦からの教訓
     第2章 太平洋戦争におけるガダルカナルの戦い
      第Ⅱ部について
      第1節 ガダルカナル島の戦略的価値
      第2節 ガダルカナル戦の概要
       日本軍のガダルカナル島初上陸から第一次ソロモン海戦まで
        日本軍のガダルカナル島初上陸/米軍のガダルカナル上陸/第一次ソロモン海戦(サボ島沖海戦)
       一木支隊の攻撃から第二次ソロモン海戦まで
        一木支隊の攻撃/第二次ソロモン海戦(東部ソロモン海戦)
       川口支隊の攻撃からエスペランス沖海戦まで
        川口支隊の攻撃/マタニカウの戦闘/サボ島沖夜戦(エスペランス沖海戦)
       第2師団の攻撃から日本軍の撤退まで
        第2師団の攻撃/南太平洋海戦(サンタクルーズ沖海戦)/コリ岬での戦闘/第三次ソロモン海戦(ガダルカナル海戦)/ルンガ沖海戦(タサファロング海戦)
       日本軍の撤退
      第3節 敗因への反論
       兵力の逐次投入
       海空戦力不足
       兵站不足
       教条的な戦術の失敗
      第4節 勝因の検証
       現地部隊に対する作戦基盤の付与
        日本軍/米軍
       機能ごとの分析による教訓
        指揮の考察
       戦闘力を構成する主要な機能(「機動」「打撃」「防護」)の考察
        機動/打撃/防護/基盤的機能(「情報」「持続」など)の考察/持続

     第3章 フォークランド紛争における英軍の勝利の要因
      第1節 フォークランド諸島の概要
      第2節 フォークランド紛争の概要
       発端
       英国の作戦準備及びアルゼンチン軍の防御態勢強化
       英軍による南ジョージア島の奪回とスタンレー空港爆撃
       英ア両軍による海空作戦
       英軍のフォークランド諸島奪回に向けた動き
       アルゼンチン軍による海上作戦
       英陸軍のグース・グリーンに対する攻撃
       スタンレーの陥落
       終結
      第3節 機能ごとの分析による教訓
       指揮の考察
       戦闘力を構成する主要な機能の考察
        機動
        打撃(火力)
         海上・航空による戦闘/陸上における戦闘
        防護
        基盤的機能の考察
         情報(認識)/持続/訓練、心理戦、民事などの機能

     第4章 二つの戦争がもたらす新たな戦争への教訓
      第1節 ガダルカナル戦の教訓に基づく防衛力の方向性
      第2節 フォークランド紛争の教訓に基づく防衛力の方向性
       我が国の島嶼防衛との比較
       我が国の島嶼防衛に資する防衛力整備の方向性
       防衛省が戦略的視点に立ち検討を進めるべきもの
       リーダーシップ発揮に向けた基盤の確保/国力結集のための各種施策の推進/戦略機動手段の確保
       統合幕僚監部が統合作戦の実効性を高めるために検討すべきもの
        正確な作戦空間の認識と状況に応じた指揮・統制/戦術レベル以下の部隊における統合化の促進/新たな意思決定プロセスの検討と新たな戦術の創造/シームレスな機動の追求/統合作戦支援基盤の確立
       陸上自衛隊が自らの作戦能力を向上させるために検討すべきもの
        平時の態勢(抑止)と訓練/指揮(通信)/機動/火力(誘導を含む)/防護/情報(欺騙を含む)
      第3節 戦争形態の変容
        戦争の階層/情報と意思決定/意思決定の進化/指揮階梯のフラット化/情報の多機能化/ルールづくり/DXへの示唆/軍事革命という進化 技術的奇襲の防護/研究開発の優越/脅威の変化への対応/決定的、条件作為、作戦を支援する作戦/空間のオールドメイン化(作戦領域の変化)/専守防衛の定義の見直し/教義(ドクトリン)開発の必要性/少子化への対応/戦争の激烈化

    第Ⅲ部 蓋然性のあるシミュレーションの考察
     第5章 兆候と妥当性から想定する脅威戦略
      第1節 徹底的に研究された戦略
        中国の基本的戦略観――孫子と毛沢東/中国のインド・太平洋地域での大戦略/内需拡大に向けた努力(インターコロニアル政策)/台湾、香港、チベット・新疆ウイグルへの対応/民族紛争への介入、経済政策の拡大/軍事大国としての準備
      第2節 南太平洋における米中角逐の実態
       南太平洋の概要
       南太平洋の重要性
        空間、時間、機能からの考察/国家の主要領域からの考察
       最新の状況
        ソロモン諸島とキリバス共和国の台湾との国交断絶/中国とソロモン諸島における安全保障協定の締結/オーストラリア新政権の動き/中国外相の南太平洋諸国歴訪と島嶼国外相会議/フィジーのインド太平洋経済枠組みへの参加/キリバス共和国の太平洋諸島フォーラムからの脱退表明/米国の巻き返し
       蓋然性のある有事シナリオと第3列島線
      第3節 日本へのインプリケーション
        考察の前提/戦略環境の醸成/戦略の基本コンセプト(抑止・対処)

     第6章 戦略的思考に基づく離島作戦
      第1節 戦略環境の認識
        戦略環境と戦略の形成/「任務重視型」軍隊と「環境重視型」軍隊/島の価値/目的/脅威/日本の防衛戦略の変遷
      第2節 戦略環境の醸成
        国連での票田獲得/7つの戦略的アプローチ
      第3節 抑止・対処
        無力は抑止にならない/宥和、あるいは降伏という選択肢/防衛力の強化
      第4節 離島作戦のモデル・ケース
        前提/平素(脅威顕在前)/認知領域での優越による作戦基盤の確保/戦闘様相/有形・無形のネットワークの破壊/島の孤立化/外線作戦準備(条件作為・作戦支援基盤の確保)/決定的作戦の遂行(陸海空戦力+宇宙・サイバー・電磁波領域などの大統合)/占領と持続/確保(防勢転移、ネットワークの構成)/防御/同盟国等との提携

    結論
    あとがき

    主要参考文献
  • 内容紹介

    他国の善意に自国の安全を任せる時代は終わった。戦争は我々を待ってはくれない。現代戦の教訓となる過去の二つの戦いから具体的に学び、現実になりつつある「脅威」へいかに対処すべきか。
    その視座となる「戦争の基本的事項」「戦略環境の醸成」「抑止対処戦略の基本コンセプト」、そして具体的な「島嶼防衛」などを考える〈資〉を安全保障研究の第一人者が示す。
    安全保障政策の基本的視座。

    本書では過去を振り返り、近未来に起こりうる島嶼防衛を例として、これからの戦争について検討した。そして日本への示唆(戦争の機能からの分析)を抽出した。(…)平和のためには国民一人ひとりの意思、レジーム決定に参画する必要がある。また議論の争点を明らかにし、よく議論し、合意をつくりあげることが独裁国家と違った民主主義国家の利点である。これを最大限に活用するもしないも責任を持つ我々一人ひとりの行動にある。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    関口 高史(セキグチ タカシ)
    1965年東京生まれ。元防衛大学校(防衛学教育学群戦略教育室)准教授。防衛大学校人文社会学部国際関係学科、同総合安全保障研究科国際安全保障コース卒業。安全保障学修士。2000年、陸上幕僚監部調査部調査課調査運用室勤務。2006年、陸上自衛隊研究本部総合研究部直轄・第2研究室(陸上防衛戦略)研究員。2014年、防衛大学校防衛学教育学群戦略教官准教授。2020年、退官(予備1等陸佐)

日本の「これから」の戦争を考える―現代防衛戦略論 の商品スペック

商品仕様
出版社名:作品社
著者名:関口 高史(著)
発行年月日:2023/12/15
ISBN-10:486182981X
ISBN-13:9784861829819
判型:B6
発売社名:作品社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:19cm
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