アナグマの森へ [単行本]

アナグマの森へ [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ニッキーの生活は、どん底だった。母さんは、小さいころ家を出ていって、いない。父さんは少し前に犯罪にまきこまれ、今は保釈中だが、最近は毎日家でビールを飲んでばかりいる。いつもニッキーは一歳上の兄ケニーの面倒を見ていた。ある日ニッキーとケニーは、村の不良たちに雑木林に呼び出され、野生のアナグマと犬を戦わせるという悪質な遊びに立ちあう羽目になる。そして、不良たちが去ったあと、ニッキーが林で見つけたのは…？動物とのふれあいを経て、厳しい生活に光がさしていく様子をみずみずしく描く感動作。カーネギー賞を受賞した『荒野にヒバリをさがして』の数年前を描く物語。小学校高学年～。

• 出版社からのコメント

  野性のアナグマを保護したことがきっかけで、兄弟の生活に光がさしていく様子を描く、心震える感動作。

• 内容紹介

  2020年カーネギー賞受賞『荒野にヒバリをさがして』の姉妹編
  
  ケニーとニッキーの兄弟は、父さんと3人暮らし。
  母さんは家を出ていってしまい、
  父さんは犯罪に巻き込まれ保釈中で、
  酒におぼれ気味だった。
  兄のケニーは特別支援学級に通い、
  ケニーの面倒はいつもニッキーが見ている。
  ある日、村の不良たちはケニーに
  「アナグマと遊ぼう」と声をかけ、
  ケニーとニッキーを雑木林に呼び出した。
  村の不良ジェズボとその仲間だ。
  ジェズボは、アナグマの巣穴に飼い犬をけしかけて
  アナグマと戦わせる悪質な遊びに、
  ふたりを巻き込んだ。
  ケニーは早々に逃げ出すが、
  ニッキーは不良たちの目を盗んで、
  どうにか母アナグマと子アナグマ3匹を逃がす。
  そして、不良たちが去ったあと、
  ニッキーが見つけたのは…？
  
  動物とのふれあいを経て、
  苦しかった生活に光が射す様子を
  みずみずしく描く感動作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  マゴーワン,アンソニー(マゴーワン,アンソニー／McGowan,Anthony)
  英国の作家。１９６５年マンチェスター生まれ。大人向けの小説でデビューし、その後、ヤングアダルト文学やノンフィクションなど幅広く活躍。『荒野にヒバリをさがして』（徳間書店）で２０２０年カーネギー賞を受賞
  
  野口 絵美(ノグチ エミ)
  横浜生まれ。東京女子医科大学中退。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家

• 著者について

  アンソニー・マゴーワン (アンソニーマゴーワン)
  英国の作家。1965年マンチェスター生まれ。大人向けの小説でデビューし、その後、ヤングアダルト文学やノンフィクションなど幅広く活躍。『荒野にヒバリをさがして』で2020年カーネギー賞を受賞。邦訳されている作品に「アニマル・アドベンチャー」シリーズ（静山社）がある。
  
  野口絵美 (ノグチエミ)
  横浜生まれ。東京女子医科大学中退。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。児童文学の翻訳に『大魔法使いクレストマンシー　魔法使いはだれだ』『同　トニーノの歌う魔法』『魔法！　魔法！　魔法！』『すももの夏』『荒野にヒバリをさがして』（以上徳間書店）、絵本の翻訳に『王さまライオンのケーキ』『ニャーロットのおさんぽ』（以上徳間書店）などがある。

アナグマの森へ [単行本] の商品スペック