宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本]
    • 宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本]

    • ¥3,30099 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003780305

宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本]

価格:¥3,300(税込)
ゴールドポイント:99 ゴールドポイント(3%還元)(¥99相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:法蔵館
販売開始日: 2023/12/08
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    宮沢賢治は果たして「孤高の天才」だったのか―家族を中心とした他者との交錯のさま、そしてそれらを通じて紡ぎ出された一連の作品群から、宮沢賢治の仏教思想とそのバックボーンを解明する。「聖人」「天才」というヴェールを剥がし、近代という時代のなかで悩み続ける「人間・宮沢賢治」の本質を抉り出した意欲作!
  • 目次

    序 章 研究の射程と方法
    第一節 宮沢賢治という現象
    第二節 受容史とその問題点
    第三節 研究の意義と考察の手順

    第一章 宮沢賢治の改宗と父・政次郎

    第一節 田中智学の真宗批判とその影響
    第二節 政次郎の信仰
    第三節 『ビヂテリアン大祭』における「「本願寺派」の門徒」


    第二章 宮沢トシの信仰―「我等と衆生と皆倶に」―

    第一節 トシとその苦悩
    第二節 トシと真宗
    第三節 トシと「自省録」
    第四節 トシと当時の女性観


    第三章 トシをめぐる追善

    第一節 トシの死と『妙行正軌』
    第二節 『法華経』による追善
    第三節 トシの行方
    第四節 〔手紙四〕と〔手紙二〕


    第四章 玄米四合の理想―森鴎外、そして母・イチ―

    第一節 食の変容と栄養学─諭吉の肉、鴎外の米―
    第二節 リシャールと智学─西洋の肉食、東洋の菜食―


    第五章 宮沢賢治の菜食主義―田中智学との比較から―

    第一節 賢治と輪廻と殺生の忌避
    第二節 智学と賢治─肉食と菜食―
    第三節 「食の霊化」と「物質の超越」


    第六章 関東大震災と『銀河鉄道の夜』

    第一節 信仰と創作
    第二節 信仰と死者の追善
    第三節 関東大震災と賢治


    第七章 『銀河鉄道の夜』における他者

    第一節 教化の否定と保阪嘉内
    第二節 殺生戒を犯す者としての鳥捕り
    第三節 信仰の異なる他者としての家庭教師の青年たち
    第四節 ジョバンニの切符と賢治の信仰


    第八章 賢治童話における自己犠牲―グスコンブドリからグスコーブドリへ―

    第一節 創作上の自己犠牲
    第二節 『グスコンブドリの伝記』から『グスコーブドリの伝記』へ


    補 章 恋する賢治―受容史の中の宮沢賢治―

    第一節 幻の恋人探し
    第二節 映像の中の賢治─ヤス、または嘉内―
    第三節 「恋と病熱」─米津玄師における宮沢賢治―
    むすびにかえて

    終 章
    本書総括
    今後の展望

    初出一覧/あとがき/索  引
  • 出版社からのコメント

    一連の作品群から賢治の仏教思想とそのバックボーンを解明するとともに、近代の中で悩み続ける「人間・宮沢賢治」の本質を抉り出す。
  • 内容紹介

    家族を中心とした他者との交錯のさま、そしてそれらを通じて紡ぎ出された一連の作品群から、宮沢賢治の仏教思想とそのバックボーンを解明する。

    「聖人」「天才」というヴェールを剥がし、近代という時代のなかで悩み続ける「人間・宮沢賢治」の本質を抉り出した意欲作!

    ***********
    ともすれば、賢治は東北の地に突如として現れた孤高の才能であるかのように語られる。しかし、賢治の思想形成にかかわったものは、必ず存在する。孤独な天才がひとり天啓を受けたのではない。賢治も実人生において生きた人間とかかわり、実際の出来事から影響を受けながら、それと同時に、同時代の思想潮流とも接点を持ちつつその思想を形成していったと考えるべきであろう。本書で描き出したいのは、〝聖人としての宮沢賢治〟ではなく、やや異様なこだわりをみせ、悩み続け、思索し、行動する〝人間・宮沢賢治〟である。そして、賢治の思索の軌跡を追うために、賢治が接点を持った同時代の思想潮流に注目すること、具体的には近年大きく進展を遂げている近代仏教研究の成果を積極的に活用していく点に、本書の大きな特徴がある。(「序章」より)
    ***********

    【目次】
    序 章 研究の射程と方法
    第一章 宮沢賢治の改宗と父・政次郎
    第二章 宮沢トシの信仰―「我等と衆生と皆倶に」―
    第三章 トシをめぐる追善
    第四章 玄米四合の理想―森鴎外、そして母・イチ―
    第五章 宮沢賢治の菜食主義―田中智学との比較から―
    第六章 関東大震災と『銀河鉄道の夜』
    第七章 『銀河鉄道の夜』における他者
    第八章 賢治童話における自己犠牲―グスコンブドリからグスコーブドリへ―
    補 章 恋する賢治―受容史の中の宮沢賢治―
    終 章

    図書館選書
    他者との交錯のさま、そしてそれらを通じて紡がれた一連の作品群から、賢治の仏教思想とそのバックボーンを解明。近代の中で悩み続ける「人間・宮沢賢治」の本質を抉り出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    牧野 静(マキノ シズカ)
    1989年生まれ。筑波大学人文・文化学群人文学類卒業。筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻一貫制博士課程修了。博士(文学)。専門は日本思想史。現在、筑波大学非常勤講師、立教大学兼任講師、放送大学非常勤講師
  • 著者について

    牧野 静 (マキノ シズカ)
    1989年生まれ。筑波大学人文・文化学群人文学類卒業。筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻一貫制博士課程修了。博士(文学)。専門は日本思想史。現在、筑波大学非常勤講師、立教大学兼任講師、放送大学非常勤講師。主な研究業績に「宮沢トシの信仰──「我等と衆生と皆倶に」」(『近代仏教』第25号、2018年)、「宮沢賢治における追善」(『宗教研究』第399号、2020年)がある。

宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館
著者名:牧野 静(著)
発行年月日:2023/12/15
ISBN-10:4831855812
ISBN-13:9784831855817
判型:B6
発売社名:法藏館
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:250ページ
縦:20cm
厚さ:2cm
重量:387g
他の法蔵館の書籍を探す

    法蔵館 宮沢賢治の仏教思想―信仰・理想・家族 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!