反革命のフランス近代―王党派・教会・貴族からみた新たな歴史像 [単行本]

反革命のフランス近代―王党派・教会・貴族からみた新たな歴史像 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は、これまでほとんど研究が行われていなかった王党派など従来反革命の側に立つとされてきた勢力に光を当てる。それにより、自由派、共和派などに偏った革命以後のフランス近代史像に修正を迫り、近代における君主政の意義や貴族の役割についての再考を試みる。

• 目次

  序　章　一九世紀フランスにおける反革命と右翼
  
  ■第Ⅰ部 複数形の君主政と王党派
  
  　第１章　一九世紀フランスにおける聖別式
  　第２章　一九世紀フランスにおける王室費と宮廷
  　第３章　自由正統王朝派
  
  ■第Ⅱ部　王党派とカトリック教会
  
  　第４章　立憲王政下フランスにおけるイエズス会神話――モンロジエからミシュレまで
  　第５章　カトリシスムの変容と「近代社会」
  　第６章　流産した王政復古――ジャンボール伯と白旗
  
  ■第Ⅲ部　フランス革命後の貴族
  
  　第７章　法制度における貴族――爵位制度と貴族院をめぐって
  　第８章　社会のなかの貴族
  　第９章　貴族の文化とアイデンティティ――首都と地方の媒介者
  
  　終　章　革命をめぐる攻防から歴史の鎖を繋ぐ営みへ
  
  あとがき
  主要参考文献
  人名索引

• 出版社からのコメント

  近代フランスを反革命の側に焦点を当てて見ることによって、革命後のフランスの政治と社会を再検討し、新しい歴史像の構築を試みる。

• 内容紹介

  本書は、これまでほとんど研究が行われていなかった王党派など従来反革命の側に立つとされてきた勢力に光を当てる。それにより、自由派、共和派などに偏った革命以後のフランス近代史像に修正を迫り、近代における君主政の意義や貴族の役割についての再考を試みる。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  上垣 豊(ウエガキ ユタカ)
  １９５５年兵庫県生まれ。現在、龍谷大学法学部教授

• 著者について

  上垣豊 (ウエガキユタカ)
  上垣豊（うえがき・ゆたか）1955年生。龍谷大学法学部教授。専門はフランス近代史。主な著作に『規律と教養のフランス近代』（ミネルヴァ書房、2016）、『ナポレオン』（山川出版社、2013年）などがある。

反革命のフランス近代―王党派・教会・貴族からみた新たな歴史像 の商品スペック