よくわかる食品工場の排水対策 [単行本]
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よくわかる食品工場の排水対策 [単行本]

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出版社:幸書房
販売開始日: 2023/12/05
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よくわかる食品工場の排水対策 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1 章 排水処理の必要性と排水基準
     1.1 有機性汚濁物による水質汚濁
     1.2 水質汚濁と排水規制の流れ
     1.3 食品工場における排水処理の必要性
     1.4 法律で定められている排水基準
      1.4.1 水質汚濁防止法制定の経緯
      1.4.2 環境基本法
      1.4.3 工場排水の排出基準値
    第2章 物理化学的な処理プロセス ―その特徴と原理―
     2.1 汚濁成分と適用可能なユニットプロセス
     2.2 スクリーン
     2.3 沈砂池
     2.4 沈殿処理
      2.4.1 沈殿処理で除去できる粒子の大きさ
      2.4.2 SS の除去効果と水面積負荷の関係
     2.5 pH 調製、殺菌剤の中和処理
     2.6 油脂の除去
      2.6.1 グリーストラップ
      2.6.2 浮上分離装置
      2.6.3 油脂分解菌による分解
     2.7 調整槽
      2.7.1 調整槽の大きさと緩和能
      2.7.2 撹拌混合
      2.7.3 調整槽の新たな機能
     2.8 凝集沈殿処理
     2.9 ろ過装置
     2.10 活性炭吸着塔
    第3章 生物学的な処理プロセス ―その特徴と原理―
     3.1 生物処理の必要性
     3.2 生物処理とは
      3.2.1 BOD の分解と増殖、酸素消費との関係
      3.2.2 水温の影響
      3.2.3 pH の影響
     3.3 生物処理の分類
     3.4 活性汚泥処理
      3.4.1 BOD 汚泥負荷(kg-BOD/(kg-MLSS・日))
      3.4.2 MLSS 濃度(mg/L)
      3.4.3 BOD 汚泥負荷とBOD 除去率
      3.4.4 反応槽の形状による生物相の違い
      3.4.5 酸素消費量
      3.4.6 汚泥発生量
      3.4.7 活性汚泥処理の各種変法
      3.4.8 生物学的な窒素・リン除去プロセス
     3.5 生物膜処理
      3.5.1 生物膜処理の特徴 
      3.5.2 各種生物膜処理プロセスの概要
     3.6 膜分離活性汚泥法(MBR)
      3.6.1 膜の素材と構造
      3.6.2 膜汚染と洗浄
      3.6.3 膜分離活性汚泥装置(MBR)の形状
     3.7 メタン発酵処理
      3.7.1 メタン発酵処理技術の流れ
      3.7.2 メタン発酵処理適用の長所と短所
      3.7.3 メタン発酵微生物と代謝
      3.7.4 好気性処理との比較
      3.7.5 メタン発酵処理反応槽
    第4 章 各食品工場排水の水質と処理例、および計画時の配慮 
     4.1 食品製造業の動向と排水処理
     4.2 各食品工場排水の水質と処理事例
      4.2.1 畜産食料品製造
      4.2.2 水産食料品製造
      4.2.3 野菜・果物缶詰、農産保存食料品製造
      4.2.4 調味料製造
      4.2.5 糖類製造
      4.2.6 パン・菓子製造
      4.2.7 その他の製造
      4.2.8 清涼飲料水の製造
      4.2.9 酒類の製造
     4.3 後悔しないための食品工場排水処理対策
      4.3.1 問題を起こしやすいケース
     4.4 処理施設の計画・実施の流れ
    第5章 排水処理施設の運用とメンテナンス
     5.1 排水処理施設の運用
     5.2 処理設備の点検
      5.2.1 各設備の日常点検
      5.2.2 ポンプ、ブロワーの点検、管理
     5.3 生物処理の運転管理
      5.3.1 試運転時
      5.3.2 通常運転
      5.3.3 休日時の運転
     5.4 処理水質悪化の症状と原因の究明方法
      5.4.1 処理水の白濁
      5.4.2 活性汚泥の沈降性悪化
      5.4.3 発泡
      5.4.4 沈殿池での汚泥浮上
    第6章 排水処理と臭気
     6.1 工場等で発生する臭気の規制
      6.1.1 臭気の規制
     6.2 排水処理施設から発生する臭気とその対策
      6.2.1 排出ガスの規制(2 号基準)
      6.2.2 臭気物質
      6.2.3 脱臭設備
    第7章 処理コストと汚泥の処理、処分
     7.1 排水処理に要する処理コスト
      7.1.1 消費電力コスト
      7.1.2 汚泥処分コスト
      7.1.3 薬品コスト
      7.1.4 その他のコスト
     7.2 脱水処理装置
      7.2.1 フィルタープレス(図7-6 参照)
      7.2.2 ベルトプレス(図7-7 参照)
      7.2.3 多重円板型脱水機(図7-8 参照)
      7.2.4 スクリュープレス(図7-9 参照)
      7.2.5 遠心脱水機(図7-10 参照)
     7.3 余剰汚泥のリサイクル
  • 内容紹介

    筆者が排水処理に携わり始めたのは、50 年前である。当時は高度経済成長に伴って河川等の水質が著しく悪化し、良好な水源の確保や健康被害も問題になっていた。その改善を図るべく国は廃水処理に様々な法律と規制をかけると共に、下水処理の整備と廃水処理の設置を義務付け、多くの投資が行われてきた。1990 年代までは海外からの多くの技術導入も含めて、水処理プロセスの開発や実用化が行われ、技術者にとっても多くの知識や経験を得た時期でもあった。しかし、今や多くの廃水処理施設や下水処理施設が整備され、排水処理は維持管理を主とした時代に突入した。私は数年前から食品工場の排水処理に再び携わるようになって、排水処理の知識や技術の継承が大きな課題になりつつあることに改めて気づかされた。
     一方、食品工場関係では食生活や流通も大きく変わりつつある。このため、衛生・安全管理の徹底と新たな製品の開発と改良、生産工程の見直しや新設工場の設置等が行われている。これに伴い排水処理設備の見直し、改善、新設などが相変わらず多く求められている。他方、河川放流等の排水規制がより厳しくなると共に、より小規模の食品工場排水に対しても排水処理適用が広がってきた。下水道整備が進んだことから、河川放流から下水道放流への切り替えや、節水対策から排水量の削減なども増えてきている。こうした状況下で、工場や企業で排水処理に携わる人々のみならず、処理設備を提供する側においても排水処理を学ぶ機会が少なくなり、また、学び直すための書籍等も限られていた。特に食品工場排水処理では有機性の排水が多くを占めることから、生物処理が中心となる。しかし、生物処理には多くの処理プロセスがあり、何が最適なのか、評価、選定がわかりにくいところも多々あった。
     本書では、こうした点を鑑み、食品工場における排水処理設備について、工場の責任者や担当者、および設備を計画・納入する担当者にも参考になるように記述した。具体的には、処理の必要性と排水基準、必要な提出書類、排水処理を構成する設備の機能と要件、具体的な実施例、排水処理設備の点検・維持管理、トラブル対策、臭気対策、余剰汚泥の処理・処分等、排水処理全般について記載した。なかでも、生物処理については、様々な処理プロセスが提供されていることから、その基本的な原理も含め、特徴と利点、難点、適用性等についてかなりのページを割いた。
     この本が、食品工場の排水処理に携わる人々において少しでも役立ち、排水処理の楽しさと面白さを知っていただけると共に、環境を良くするための社会的責任も共有していただけることを切に願っております。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北川 政美(キタガワ マサヨシ)
    東洋濾水工業(株)技術顧問(2017年11月~)。1972年北海道大学工学部衛生工学科卒業。荏原インフィルコ(株)に入社。廃水処理の生物処理技術開発に従事。2011年水ing(株)技術開発、副統括・理事。2014年3月に参与で退職。この他、NEDO、JCCP等からの幾つかの技術調査受託を行うと共に、日本大学工学部非常勤講師(2006~2010年度)、NEDO技術委員(2013~2014年度)なども従事

    中村 環(ナカムラ タマキ)
    東洋濾水工業(株)代表取締役社長(2013年11月~)。1988年中央大学商学部卒業。2013年代表取締役社長就任

よくわかる食品工場の排水対策 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:幸書房
著者名:北川 政美(著)/中村 環(著)
発行年月日:2023/12/05
ISBN-10:4782104790
ISBN-13:9784782104798
判型:B5
発売社名:幸書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:その他工業
言語:日本語
ページ数:162ページ
縦:26cm
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