死者のカルシッコ―フィンランドの樹木と人の人類学(楡文叢書) [単行本]

死者のカルシッコ―フィンランドの樹木と人の人類学(楡文叢書) の 商品概要

• 目次

  はじめに
  
  序章
  
  
  
  第１章　ユーカ
  
  　第１節　ユーカまでの道のり
  
  　第２節　北カレリア地方　ユーカ
  
  　第３節　カルシッコと繋がる家族
  
  　第４節　家族と繋がる樹木
  
  　第５節　家族と繋がる死者
  
  　第６節　家族と繋がる人々
  
  
  
  第２章　木材としての樹木
  
  　第１節　産業と農業の発展
  
  　第２節　暮らしの中の林業
  
  　第３節　世代を超えて
  
  
  
  第３章　魂から生へ
  
  　第１節　エラマを語る
  
  　第２節　尊敬とケア
  
  　第３節　死と死者とともに
  
  
  
  終章
  
  
  
  付録１　「超自然的」ガーディアン　ハルティア
  
  付録２　樹木と人の物語　ＳＫＳのアーカイブ資料から
  
  
  
  あとがき
  
  謝辞
  
  参照文献

• 出版社からのコメント

  フィンランドの忘れられた風習、カルシッコ。担い手家族と過ごした著者が、カルシッコとともに生きる家族の想いと暮らしを描く。

• 内容紹介

  「死者の印」をもつ樹木、死者のカルシッコはフィンランドのサヴォ地方を中心にかつて盛んに作られた。風習が終わりつつある今、「エラマ（生）」をキーワードに、カルシッコとともに生きる家族の想いと暮らしを描く。
  
  図書館選書
  フィンランドの忘れられた風習、カルシッコ。いまや終わったと思われていた風習を担い続ける家族と過ごした著者が、「エラマ（生）」をキーワードに、カルシッコとともに生きる家族の想いと暮らしを描く。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  田中 佑実(タナカ ユミ)
  １９９２年長崎県長崎市生まれ。佐賀大学文化教育学部学士課程修了；ユヴァスキュラ大学留学。学士（国際文化）。佐賀大学大学院地域デザイン研究科修士課程修了。修士（地域デザイン）。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了；ヘルシンキ大学留学。博士（文学）。現在、北海道大学大学院文学研究院文化人類学研究室助教。日本国際文化学会第１３回平野健一郎賞受賞

• 著者について

  田中 佑実 (タナカ ユミ)
  田中　佑実（タナカ　ユミ）
  
  1992年　長崎県長崎市生まれ
  
  佐賀大学文化教育学部学士課程修了；ユヴァスキュラ大学留学　学士（国際文化）
  
  佐賀大学大学院地域デザイン研究科修士課程修了、修士（地域デザイン）
  
  北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了；ヘルシンキ大学留学．博士（文学）
  
  現在　北海道大学大学院文学研究院文化人類学研究室助教
  
  日本国際文化学会　第13回平野健一郎賞受賞
  
  〈主要著作〉
  
  「コラム６　生をともにする」『生きる智慧はフィールドで学んだ：現代人類学入門』（山口未花子／ケイトリン・コーカー／小田博志著）ナカニシヤ出版、148-149、2023年.
  
  「1900年パリ万博のリュイユラグにみるフィンランドの選択：芸術家アクセリ・ガッレン＝カッレラに着目して」『インターカルチュラル』21：176-191、2023.　など

死者のカルシッコ―フィンランドの樹木と人の人類学(楡文叢書) の商品スペック