夜更かしの社会史―安眠と不眠の日本近現代 [単行本]
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夜更かしの社会史―安眠と不眠の日本近現代 [単行本]

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出版社:吉川弘文館
販売開始日: 2024/02/03
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夜更かしの社会史―安眠と不眠の日本近現代 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    夜間も活動するようになった都市住人は、眠りについてどんな認識や習慣、商品を生み出してきたか。その変遷を追い、夜に眠る/眠らないことの両方を同時に要請する産業社会での人びとの生活と睡眠との関係史に迫る。
  • 目次

     序章 安眠/不眠を欲望する社会…右田裕規

    Ⅰ部 眠らない工場の出現―生産領域の不眠化
     第一章 規範化する睡眠とロマン化する不眠―二〇世紀初頭における睡眠言説のマッピング―…近森高明
      はじめに―「この俺の不眠」と「みんなの睡眠」
      一 睡眠言説のマッピング―睡眠はいかに語られたか
      二 規範化される睡眠―睡眠言説の構造分析
      三 ロマン化される不眠―例外者の括り出し
      おわりに―現代に続く「よき睡眠」と「よき人生」のループ
     第二章 「夜なべ」の近代史…右田裕規
      はじめに
      一 近世の夜業
      二 村から都市への移行
      三 照明技術の変化
      四 夜業に対する社会的忌避の変化
      おわりに
     第三章 夜業と興奮剤の二〇世紀…―ヒロポンからコーヒーへ―…右田裕規
      はじめに
      一 近代興奮剤の略史
      二 ヒロポンと「機械」
      三 機械燃料のイメージ
      四 ドリンク剤・コーヒーの「稀釈」
      おわりに
     
    Ⅱ部 眠らない街の出現―消費領域の不眠化
     第一章 夜の消費文化と商業照明…右田裕規
      はじめに
      一 一九世紀末の夜の東京
      二 夜の消費文化の成長
      三 商業照明のシンボル作用
      四 戦時経済下の夜の東京
      おわりに
     第二章 盛り場と安眠妨害―夜間レジャー施設の営業音の問題化過程―…右田裕規
      はじめに
      一 カフェー征伐
      二 都市住人の夜間騒音被害の実態
      三 戦後の営業音規則
      おわりに

    Ⅲ部 安眠を支えるモノたち―睡眠の商品化
     第一章 寝床を電化する―「電気あんか」の技術社会史―…近森高明
      はじめに―一枚の広告ポスターを読み解く
      一 電気あんかの出現―大正・昭和初期
      二 電気あんかの増殖―高度経済成長期
      三 電気あんかの衰退―ポスト高度経済成長期
      おわりに
     第二章 時間の再魔術化と呪術的なモノの蘇り―「寝かしつけ」をめぐって―…竹内里欧
      はじめに―「睡眠中学習」から「睡眠後学習」へ
      一 「睡眠力」の時代
      二 「寝かしつけ」にまつわる新聞記事の言説
      三 「寝かしつけ」に役立つとうたうモノの氾濫
      四 時間にかんするアンビバレントな願望と願望に応えるモノたち
      おわりに―時間をめぐる「力」の奪還

    Ⅳ部 眠りの人工的制御という夢―睡眠の資源化
     第一章 覚醒と睡眠のあいだを生きる―坂口安吾の覚醒剤と睡眠薬―…西村大志
      はじめに
      一 規律・勤勉・集中
      二 覚醒剤と過覚醒
      三 睡眠薬と人工睡眠
      四 意志
      おわりに
     第二章 夢の勉強法としての睡眠学習…井上義和
      はじめに―一九八二年の「明け方のつぶやき」
      一 睡眠学習への欲望
      二 第一号機〈SLミラクル〉の誕生
      三 睡眠学習器の仕組みとモデルチェンジ
      四 空想科学小説と録音再生技術
      五 「悪夢の洗脳法」か「夢の勉強法」か
      おわりに

     終章 眠りのコントロールからマネジメントへ―二〇〇〇年代以降の睡眠言説―…近森高明
      一 睡眠をめぐる「問題―解決」の転換
      二 「質」へのフォーカス―「最高の睡眠」へ
      三 可視化・数値化―スリープテックの世界
      四 ライフハック化―「超一流」の誘惑
      五 脱規範化と超管理化のゆくえ
       
     あとがき
  • 出版社からのコメント

    不眠、健康とパフォーマンス…。私たちは《眠り》に何を求めてきたか。眠る/眠らないことを同時に要請する産業社会の特性を追究。
  • 内容紹介

    夜間も積極的に生産・消費をするようになり、不眠化した都市の活動。人びとはいかに夜を明かし、眠りについてどんな認識や習慣を生み出してきたか。夜の活用に対する志向や動き、安眠グッズ・睡眠学習器・眠気覚ましなどの商品の変遷を取り上げ、眠る/眠らないことの両方を同時に要請する産業社会の特性を追究。私たちの生活と睡眠の関係史に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    近森 高明(チカモリ タカアキ)
    1974年愛媛県に生まれる。現在、慶應義塾大学文学部教授

    右田 裕規(ミギタ ヒロキ)
    1973年島根県に生まれる。現在、山口大学時間学研究所准教授
  • 著者について

    近森 高明 (チカモリ タカアキ)
    1974年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授、博士(文学) ※2024年1月現在
    【主要著書】『ベンヤミンの迷宮都市』(世界思想社、2007年)

    右田 裕規 (ミギタ ヒロキ)
    1973年、島根県に生まれる。1998年、京都大学文学部卒業。2004年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、山口大学時間学研究所准教授、博士(文学) ※2024年1月現在
    【主要編著書】『天皇制と進化論』(青弓社、2009年)、「ラーメン史を「夜」から読む」(西村大志編『夜食の文化誌』青弓社、2010年)、「近代都市民衆の天皇実写映画の鑑賞体験」(『新しい歴史学のために』294、2019年)、『近現代の皇室観と消費社会』(吉川弘文館、2020年)

夜更かしの社会史―安眠と不眠の日本近現代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:吉川弘文館
著者名:近森 高明(編)/右田 裕規(編)
発行年月日:2024/02/10
ISBN-10:4642039317
ISBN-13:9784642039314
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:266ページ
縦:22cm
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