旅人の木―箕輪カオル句集 [単行本]

旅人の木―箕輪カオル句集 [単行本] の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　カーテンコール（平成十三年～二十二年）
  第２章　ドレミファ橋（平成二十三年～二十六年）
  第３章　白桧曽（平成二十七年～三十年）
  第４章　延齢草（平成三十一年～令和四年）

• 内容紹介

  ◆第一句集
  
  山の日を大きくのせて朴の花
  
  さらりとした句柄、まるで話しかけるようなこれらの句には、対象へのひと通りでない慈しみと敬意が感じられる。こうして詠まれた木や花たちはきっと喜んでいるに違いないし、読者もまたしみじみと心癒されるのだ。
  
  序より・髙橋道子
  
  
  ◆自選十二句
  開運の橋より拝す初岩手
  やさしさに妬けてくるやうあきあかね
  あやまる気更々なくてソーダ水
  奥のもの大きく見ゆる秋刀魚買ふ
  しやぼん玉吹くさもやさしさうな風
  悔い先に立たずひよつくりふきのたう
  大夏野分岐に牛の塩くれ場
  コスモスに立てばたやすく淑女かな
  「旅人の木」に会ふ旅の温室に
  日のおよぶ花にあらねど延齢草
  静けさの極み木五倍子の花ざかり
  諸葛菜折り合ふことば探さねば

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  箕輪 カオル(ミノワ カオル)
  昭和２１年岩手県一戸町生れ。平成２７年鴫賞受賞。俳人協会会員

• 著者について

  箕輪カオル (ミノワカオル)
  昭和21年　岩手県一戸町生れ
  平成13年　「鴫」入会
  平成16年　「鴫」同人
  平成25年　鴫新人賞受賞
  平成27年　鴫賞受賞
  俳人協会会員

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