都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系 [単行本]
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都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系 [単行本]

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都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    住宅地の道を横切るクマ、ヒナに子ネコを与えるワシ、動物園のコアラを連れ去ったピューマ―。かつて人間のために創られた都市は、時代とともに清潔で緑あふれる場所へと成長した。しかし、人間の生活を豊かにした都市のあり方が、思いがけず野生生物が都市で生きていくことを可能にしたのである。都市はもはや人間だけのものではない。生息地を共有する隣人として彼らを受け入れ、互いを傷つけることなく共存していくためには、過去に学び科学に基づいて考える必要がある。今われわれが下す判断は、今後何世代にもわたって影響を与えることになるのだ。カリフォルニア大学の環境史家が、一匹のボブキャットとの出合いをきっかけに、都市生態系の知られざる歴史を解き明かし共生への道筋を探る全14章。
  • 目次

    まえがき──あるボブキャットとの出合い

    序論 猛獣たちのいるところは、今
    都市生態系をめぐる2つの立場
    「都市」「野生生物」の定義と本書の主役

    第1章 都市は生命あふれる場所にこそつくられた
    地理的な特徴
    都市の発展と生態系へのダメージ

    第2章 家畜が都市を支配していた時代
    うろつく家畜
    汚物と病気
    家畜の追放と都市の浄化

    第3章 都市の緑が野生生物を繁栄させた
    野生生物抜きの都市計画
    公園・街路樹・保護区の出現

    第4章 郊外の成長と狩猟の衰退がもたらしたもの
    都市と野生の境界
    都市化に伴うハンターの急減
    増えすぎた個体数

    第5章 生息地を保全する
    小さな鳥のための広大な土地
    オープンスペース・ネットワークの形成
    政策の変化と保護法の制定
    見捨てられた土地の再生
    保護の恩恵

    第6章 都市で成功する動物
    新しい生態系
    都市とその周辺で見られる動物の分類
    出没動物への過剰な反応
    都市で子育てするコヨーテ

    第7章 大型獣と生息地を共有するということ
    害獣から愛すべきキャラクターへ
    都会のクマ
    国立公園での餌付けと食物管理
    殺さずに対処する
    新たな倫理観の構築

    第8章 都市の生態学的な価値
    都市生態学の萌芽と成長
    群がるワシ

    第9章 動物のための道
    P-22の足跡
    移動の障壁
    分断を解消する
    都市の食物網
    ゴミをあさる者たち
    捕食者のパラドックス
    袋小路の都市と遺伝的多様性の欠如

    第10章 不快生物を理解する
    コウモリの生態
    コウモリに対する誤解
    動物由来感染症を正しく理解する
    コウモリよりも危険なもの
    コウモリであるということ

    第11章 動物たちがいるべき場所
    棲み着いた外来種
    外来動物ブームと脱走
    動物園にやってくるもの
    クリニックの存在意義
    最も効果的な行動にコストをかける
    飼育下と野生の線引

    第12章 駆除 時間とコストが永続的にかかり、暴力的で効果がなく、根本的原因を解決するより新たな問題をつくり出す野生生物管理の形態の正当性が疑われている
    駆除の歴史
    殺すと状況が悪化することもある
    殺鼠剤による巻き添え被害と非致死的アプローチの難しさ
    賢明な解決策を目指して

    第13章 都市と共進化する生き物たち
    イエスズメの急速な進化
    進化と適応
    生態系の寡占化と生物多様性の低下
    変わりつづける都市で

    第14章 都会の野生をいつくしむ
    「魚泥棒」
    アシカ追い払い作戦
    共生のための課題
    明るいニュース
    求められるリーダーシップと連携
    野生生物と共存するには

    おわりに──コマツグミの巣が教えてくれたこと
    より良い社会にするために

    謝辞
    訳者あとがき
    参考文献
    原註
    索引
  • 内容紹介

    【日本でも街中に出没するクマが話題になっている今、非常にタイムリーな1冊】

    『スミソニアン・マガジン』の2022年お気に入り本に選出!
    都市はいかにして野生動物たちにとって魅力的な住みかとなったのか?

    道を横切る二足歩行のクマ、
    巣のライブ配信中に子猫を獲ってきてヒナに与えるワシ、
    動物園のコアラを連れ去ったピューマ――。

    リスやコウモリなどの小型動物から大型猛獣まで、
    人工的なものの象徴である都市が
    思いがけず野生動物を引き寄せることになった理由を歴史的に振り返り、
    駆除か保護かの二元論ではない共生への道を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    アラゴナ,ピーター(アラゴナ,ピーター/S.Alagona,Peter)
    アメリカの環境史家、保全科学者、自然文化地理学者で、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境学教授。2011年に、21世紀の学術的リーダーになる可能性を秘めた研究者を支援する米国国立科学財団(NSF)主催のCAREER助成金を獲得した。絶滅危惧種についての研究に加え、現在は野生生物との共存や失われた種の再導入といった課題に取り組んでいる。カリフォルニアにグリズリー(ハイイログマ)を再導入することを目指して立ち上げられたCalifornia Grizzly Research Networkの創立者兼ファシリテーター

    川道 美枝子(カワミチ ミエコ)
    1947年北海道生まれ。関西野生生物研究所代表。立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員。リス類の生態研究をするとともに外来生物、特にアライグマ・ハクビシンの有効な対策を研究。北海道大学理学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。理学博士

    森田 哲夫(モリタ テツオ)
    1950年三重県生まれ。小型哺乳類で見られる日内休眠の生態学的役割について研究。京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。宮崎大学名誉教授。環境カウンセラー。宮崎大学フロンティア科学総合研究センタープロジェクト研究員

    細井 栄嗣(ホソイ エイジ)
    1962年静岡県生まれ。農林業加害獣と希少動物を対象にシカ、イノシシ、クマ、ヤマネなどの生態を研究。京都大学農学部を経て博士課程はコロラド州立大学で野生動物学を学ぶ。博士(Range Science:牧野科学)。山口大学大学院准教授

    正木 美佳(マサキ ミカ)
    1975年長野県生まれ。生息地域差による小型哺乳類の休眠の多様性に関して研究。宮崎大学農学研究科修士課程修了。九州保健福祉大学薬学部講師
  • 著者について

    ピーター・アラゴナ (ピーターアラゴナ)
    アメリカの環境史家、保全科学者、自然文化地理学者で、
    カリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境学教授。
    2011年に、21世紀の学術的リーダーになる可能性を秘めた研究者を支援する
    米国国立科学財団(NSF)主催のCAREER助成金を獲得した。
    絶滅危惧種についての研究に加え、
    現在は野生生物との共存や失われた種の再導入といった課題に取り組んでいる。
    カリフォルニアにグリズリー(ハイイログマ)を再導入することを目指して立ち上げられた
    California Grizzly Research Networkの創立者兼ファシリテーター。
    本書はカリフォルニアの絶滅危惧種について綴った最初の著書『After the Grizzly』(2013)
    から約10年を経て書き上げられた著者の第2作である。

    川道美枝子 (カワミチミエコ)
    1947年北海道生まれ。関西野生生物研究所代表。
    立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員。
    リス類の生態研究をするとともに外来生物、特にアライグマ・ハクビシンの有効な対策を研究。
    北海道大学理学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。理学博士。

    森田哲夫 (モリタテツオ)
    1950年三重県生まれ。小型哺乳類で見られる日内休眠の生態学的役割について研究。
    京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。
    宮崎大学名誉教授。環境カウンセラー。
    宮崎大学フロンティア科学総合研究センタープロジェクト研究員。

    細井栄嗣 (ホソイエイジ)
    1962年静岡県生まれ。農林業加害獣と希少動物を対象にシカ、イノシシ、クマ、ヤマネなどの生態を研究。
    京都大学農学部を経て博士課程はコロラド州立大学で野生動物学を学ぶ。
    博士(Range Science:牧野科学)。山口大学大学院准教授。

    正木美佳 (マサキミカ)
    1975年長野県生まれ。生息地域差による小型哺乳類の休眠の多様性に関して研究。
    宮崎大学農学研究科修士課程修了。九州保健福祉大学薬学部講師。

都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系 の商品スペック

商品仕様
出版社名:築地書館
著者名:ピーター アラゴナ(著)/川道 美枝子(訳)/森田 哲夫(訳)/細井 栄嗣(訳)/正木 美佳(訳)
発行年月日:2024/03/22
ISBN-10:4806716626
ISBN-13:9784806716624
判型:B6
発売社名:築地書館
対象:一般
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:312ページ
縦:20cm
その他: 原書名: THE ACCIDENTAL ECOSYSTEM〈S.Alagona,Peter〉
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