ポジショナリティ―射程と社会学的系譜 [単行本]
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ポジショナリティ―射程と社会学的系譜 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2023/12/28
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ポジショナリティ―射程と社会学的系譜 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ポジショナリティ論を社会学の伝統的な系譜に位置づける。ポジショナリティをめぐる深刻な齟齬や係争はなぜ、どのように起こるのか。社会学、コロニアリズム研究、ジェンダー研究、心理学、歴史学、教育学などさまざまな学問分野で用いられている「ポジショナリティ」の概念と諸論点を社会学的に検討、共通認識を形成することを目指す。
  • 目次

    はじめに

    第一章 ポジショナリティの射程
     1 ポジショナリティをめぐる齟齬と係争
     2 ポジショナリティが焦点化する領域
     3 ポジショナリティの事実性
     4 ポジショナリティと価値自由
     5 ポジショナリティの位置づけ

    第二章 ポジショナリティの系譜(1)──ジェンダーを基点として
     1 ポジショナリティ論の系譜(1)──ジェンダーとインターセクショナリティ
     2 インターセクショナリティ文脈の日本での受容と展開
     3 ポジショナリティ論の系譜(2)──インターセクショナリティと責任

    第三章 ポジショナリティの系譜(2)──集団責任を基点として
     1 ポジショナリティ論の系譜(3)──集団責任論
     2 集団責任系譜の日本での展開(1)──利益の定位
     3 集団責任系譜の日本での展開(2)──様態と行為の区分
     4 集団責任系譜の日本での展開(3)──相互理解への希望
     5 具体理論/具体分析としてのポジショナリティ論

    第四章 ポジショナリティの認識構造
     1 権力露現関係とポジショナリティの定位
     2 ポジショナリティの被投性
     3 存在様態と行為の混同
     4 ポジショナリティと認識文脈

    第五章 ポジショナリティと集団の責任
     1 ポジショナリティで問題となる集団
     2 帰属集団と闘争集団
     3 集団の差異化と包摂、およびその動的側面
     4 ポジショナリティにかかわる責任(1)──責任の存在様態
     5 ポジショナリティにかかわる責任(2)──受益責任
     6 ポジショナリティにかかわる責任(3)──当事者責任

    第六章 ポジショナリティにかかわる解消責任
     1 解消責任と解消行為
     2 責任倫理と解消責任──“決断主義”への批判をめぐって
     3 外在的期待要求再論
     4 解消責任の個人における様態と解消行為への期待

    第六章付論(1) ポジショナリティをめぐる方法論的個人主義と方法論的集合主義
    第六章付論(2) 道徳概念についての覚書

    第七章 ポジショナリティと「心性としての植民地主義」
     1 植民地主義と現在──コロニアリズムに滲むポジショナリティ
     2 心性としての植民地主義
     3 対等と寛容さ
     4 小 括

    第八章 ポジショナリティへの攪乱手法
     はじめに──問題の設定
     1 権力露現関係そのものの否定──“区別”へのすりかえ
     2 権力露現関係の文脈に対する攪乱
     3 権力露現関係の構造に対する攪乱
     4 権力露現関係を相対化する行為
     5 小 括

    第九章 ポジショナリティと対話の諸条件
     1 北恩加島の事例
     2 基地引き取りと日本への性暴力“移転”をめぐる言説

    第一〇章 ポジショナリティと〈取引請負人〉
     1 抑圧を否定する被抑圧者
     2 アンクル・トムと〈取引請負人〉
     3 〈取引請負人〉
     4 取引における交換と権力形成機序

    第一一章  ポジショナリティにおける〈取引請負人〉をめぐる諸問題
     1 非自発的な〈取引請負人〉
     2 自発的な〈取引請負人〉
     3 〈取引請負人〉の分岐と共通点
     4 〈取引請負人〉を抑圧者が検討するという「問題」
     5 〈取引請負人〉への態度についての個人的見解

    第一二章 ポジショナリティと被投性
     1 ポジショナリティの語られ方
     2 ポジショナリティと被投性(Geworfenheit/Thrownness)
     3 ポジショナリティと限界状況(Grenzsituation)
     4 被投性の回避・忘却
     5 存在様態の転換

    第一三章 ポジショナリティの意義と課題
     1 ポジショナリティ検討の意義
     2 ポジショナリティ検討の課題
     3 経験的概念としてのポジショナリティと規範分析の接合
     4 結 語

    おわりに
    参照文献一覧
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    批判理論の文脈で解釈されることが多かったポジショナリティ論を社会学の伝統的な系譜に位置づけ,共通認識を形成することを目指す。

    ポジショナリティをめぐる深刻な齟齬や係争──抑圧が再生産される構造を問う議論が個人的なアイデンティティや選択を問題にされていると取られるような──はなぜ,どのように起こるのか。本書はポジショナリティについて,社会学,とくにコロニアリズム研究とジェンダー研究の領域を念頭に,その概念と諸論点を検討するものである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    池田 緑(イケダ ミドリ)
    2000年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、大妻女子大学社会情報学部准教授
  • 著者について

    池田 緑 (イケダ ミドリ)
    池田 緑(いけだ みどり)

    2000年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。現在:大妻女子大学社会情報学部准教授。著書:『植民者へ』(松籟社,2007年)共著,ほか。

ポジショナリティ―射程と社会学的系譜 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:池田 緑(著)
発行年月日:2023/12/25
ISBN-10:432660364X
ISBN-13:9784326603640
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:560ページ
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