日米社会と「多層的」少数者のディスコース分析―性的・民族的アイデンティティの「はざま」で [単行本]
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日米社会と「多層的」少数者のディスコース分析―性的・民族的アイデンティティの「はざま」で [単行本]

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出版社:大阪大学出版会
販売開始日: 2023/12/12
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日米社会と「多層的」少数者のディスコース分析―性的・民族的アイデンティティの「はざま」で の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日系人強制収容経験やクィアネスは、集合的アイデンティティの象徴として、どのようにマイノリティのナラティブに取り入れられるか。
  • 目次

    第1章 序論
    1.1 はじめに
    1.2 本書の構成

    第2章 先行研究とその課題:性的/民族的少数者をめぐるディスコース研究
    2.1 性的少数者をめぐる研究とディスコース
    2.2 日系アメリカ人をめぐる研究とディスコース
    2.2.1 日系アメリカ人:その歴史とアイデンティティの変遷
    2.2.2 日本人長期滞在者:世代差やその他の要因による差
    2.2.3 日系・日本人とその他エスニックグループとの関係
    2.3 アイデンティティの「複合」:性的/民族的少数者をめぐるディスコースの交錯

    第3章 本書の課題と目的:アイデンティティの多層性
    3.1 先行研究における問題点:多層的な「個」としての少数者
    3.2 本研究の課題と目的:アイデンティティの個別性と集合性

    第4章 本研究における分析の枠組み
    4.1 分析手法・理論的枠組み
    4.1.1 ディスコース分析(談話分析)
    4.1.2 ナラティブ(語り)とアイデンティティ
    4.1.3 shared meaningとスキーマ
    4.1.4 他者と他者化(アザーリング)
    4.2 リサーチ・クエスチョン
    4.3 研究の方法と対象者

    第5章 データ分析① 日本での調査
    5.1 セクシュアリティをめぐる多数者と少数者の対立
    5.2 性的少数者間の対立・軋轢・排除:コミュニティ内の他者化、不可視化
    5.3 性的少数者間の対立・軋轢・排除:エスニシティと文化の差異
    5.4 分析と考察:語りから見えた、性的少数者が経験する問題
    5.5 本章のまとめ

    第6章 データ分析② 米国での調査
    6.1 日系・日本人間の差異① 強制収容所をめぐる「自己」と「他者」
    6.2 日系・日本人間の差異② 誰が“Japanese”なのか
    6.3 性的/民族的アイデンティティの交錯:“queer”とエスニシティ
    6.4 分析と考察:集合的アイデンティティとしての「日系・日本人」及び「クィア」
    6.5 本章のまとめ

    第7章 語りの総括:日米少数者の語りから見えたもの
    7.1 日本の性的少数者による語りから:個人的マイノリティ性
    7.2 米国の日系・日本人と/である性的少数者の語りから:集合的マイノリティ性

    第8章 リサーチ・クエスチョンへの解:「生きのびる」ストラテジー

    第9章 結語

    付録  
    トランスクリプト記号  
    参照文献  
  • 出版社からのコメント

    日米社会に生きる性的/民族的少数者のナラティブに表れるディスコースの交錯と、アイデンティティの構築を考察。
  • 内容紹介

    日系人強制収容経験やクィアネスは、集合的アイデンティティの象徴として、どのようにマイノリティのナラティブに取り入れられるのか――

    日本や米国社会に生きる性的/民族的少数者の語りに多様なディスコースの交錯を見出し、アイデンティティがいかに構築されているかをインタビューの質的分析を通して明らかにする。具体的には、性的少数者の会話の中に見られる、カミングアウトをめぐる困難や異性愛規範(ヘテロノーマティヴィティ)を切り抜けるストラテジーについて語ることで同意、共感が構築されるナラティブや、ヘテロノーマティヴィティの不可視化・後景化によって内在的ヒエラルキーが強調されるナラティブなどについて分析を行った。また、多層的少数者の語りにおいて、集合的アイデンティティの象徴としての日系人強制収容経験、Japanese-nessや政治性を帯びたクィアネス等が、どのように人々のナラティブに取り入れられ、時には連帯、時には他者化の動力となるのかについても丁寧に考察する。

    図書館選書
    日米社会に生きる性的/民族的少数者のナラティブにおいて、集合的アイデンティティの象徴としての日系人強制収容経験、政治性を帯びたクィアネス等が、どのように取り入れられるのかをインタビューの質的分析を通して考察。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    木場 安莉沙(コバ アリサ)
    2020年大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了(言語文化博士)。2023年現在名古屋文理大学フードビジネス学科助教
  • 著者について

    木場安莉沙 (コバ アリサ)
    2020年大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了(言語文化博士)。
    2023年現在名古屋文理大学フードビジネス学科助教。
    (主論文)「メディアに見る性的少数者の表象―再名づけの実践とイデオロギーの戦略―」『年報カルチュラル・スタディーズ』第7号(カルチュラル・スタディーズ学会、2019年)、“Discourse of Native-speakerism in Japan” PanSIG Journal 2019(The Japan Association for Language Teaching、2020年)、 “Discursive othering of Asian Americans: A preliminary reflection of a foreshadowing COVID-19’ related hate” Language, Discourse & Society 9(17)(International Sociological Association、2021年)。

日米社会と「多層的」少数者のディスコース分析―性的・民族的アイデンティティの「はざま」で の商品スペック

商品仕様
出版社名:大阪大学出版会
著者名:木場 安莉沙(著)
発行年月日:2023/12/08
ISBN-10:4872597818
ISBN-13:9784872597813
判型:A5
発売社名:大阪大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:206ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
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