独立栄養微生物によるCO2資源化技術(バイオテクノロジー) [単行本]
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独立栄養微生物によるCO2資源化技術(バイオテクノロジー) [単行本]

新井博之(監修)亀谷将史(監修)石井正治(監修)
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出版社:シーエムシー出版
販売開始日: 2023/12/13
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独立栄養微生物によるCO2資源化技術(バイオテクノロジー) の 商品概要

  • 目次

    【第I編 総論】
    第1章 独立栄養細菌の炭酸固定経路と基本的性質
    1 はじめに
    2 炭酸固定経路
     2.1 Calvin回路
     2.2 還元的TCA回路
     2.3 Wood-Ljungdahl(WL)経路
     2.4 3-Hydroxypropionate(3HP)回路
     2.5 3HP/4HB回路
     2.6 DC/4HB回路
     2.7 還元的Gly経路
    3 炭酸固定経路の比較
    4 独立栄養細菌における炭酸固定代謝

    第2章 独立栄養微生物の培養・保存法
    1 独立栄養微生物
    2 独立栄養微生物の培養
     2.1 培地
     2.2 基質
    3 独立栄養微生物の保存
     3.1 保存方法
     3.2 凍結保存法
    4 カルチャーコレクションによる分譲

    第3章 メタン生成菌・水素細菌・藍藻などで利用されている遺伝子操作の方法論
    1 メタン生成アーキアにおける遺伝子操作系
    2 水素細菌における遺伝子操作系
    3 シアノバクテリアにおける遺伝子操作系

    第4章 合成生物学による新規独立栄養生物・炭酸固定経路の創出
    1 はじめに
    2 独立栄養生物の創出
     2.1 独立栄養生物創出の意義と必要条件
     2.2 CO2資化能の付与
     2.3 ギ酸やメタノールの資化能の付与
     2.4 実験室進化実験と独立栄養生物創出
    3 非天然型炭酸固定経路の創出
     3.1 物質生産系としての炭酸固定経路の適性評価
     3.2 非天然型炭酸固定経路のin silico設計
     3.3 非天然型炭酸固定経路のin vitro構築:CETCH回路
     3.4 その他の炭酸固定経路の構築
    4 終わりに

    第5章 微生物代謝によるCO2固定化量の評価
    1 CO2固定化量の評価
    2 全有機体炭素計
    3 TOCによるCO2固定化量の分析事例

    【第II編 CO2資源化技術】
    第1章 水素細菌マイクロコンパートメントによるCO2の濃縮・固定機構
    1 はじめに
    2 Hydrogenovibrio marinus MH-110のRubisCO遺伝子群
    3 H. marinus MH-110のCO2応答と3つのRubisCOの役割分担
    4 RubisCO遺伝子の転写調節因子
    5 物質生産への応用可能性

    第2章 水素酸化細菌による生分解性ポリエステル生産
    1 はじめに
    2 ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)
    3 代表的なPHAとその生合成経路
    4 天然微生物が生産するPHAの材料特性
    5 遺伝子組換え技術を用いた高性能PHAの開発
     5.1 Scl/mclハイブリッドPHA
     5.2 中鎖長ホモPHA
     5.3 α位にメチル基側鎖を有するPHA
    6 水素酸化細菌を用いた二酸化炭素からのPHA生産
     6.1 閉鎖循環式ガス発酵システムの開発
     6.2 爆発下限界の低濃度水素ガスを用いた二酸化炭素からのPHA生産
    7 おわりに

    第3章 水素細菌によるグリコーゲンおよび養魚飼料用タンパク質資源の生産
    1 水素細菌の利活用1:培養とグリコーゲンの生産
     1.1 水素細菌とは
     1.2 海洋性水素細菌Hydrogenovibrio marinusについて
     1.3 H. marinusの培養とグリコーゲンの生産
    2 水素細菌の利活用2:養魚飼料の製造技術
     2.1 水産養殖と飼料
     2.2 エサとしての水素細菌
     2.3 今後の方向や問題点
    3 おわりに

    第4章 ヒドロゲナーゼの反応機構と産業利用に向けた構造化学
    1 はじめに
    2 水素酸化還元酵素ヒドロゲナーゼ
    3 [NiFe]ヒドロゲナーゼの構造
    4 [NiFe]ヒドロゲナーゼの触媒反応機構
    5 [NiFe]ヒドロゲナーゼの酸素耐性機構
    6 ヒドロゲナーゼの産業利用に向けて

    第5章 水素酵素によるCO2還元反応と物質・エネルギー生成
    1 はじめに
    2 水素を活性化する酵素
    3 ギ酸酵素(ギ酸デヒドロゲナーゼ)
    4 酵素触媒によるCO2の水素化反応系の構築
    5 今後の展望

    第6章 メタン生成菌・酢酸生成菌の培養
    1 メタン生成菌
    2 メタン生成菌の培養
     2.1 基礎培地
     2.2 培地調製方法
     2.3 基質
    3 酢酸生成菌
    4 酢酸生成菌の培養
     4.1 一般的な培養方法
     4.2 独立栄養条件の培養
     4.3 培養時の注意点
     4.4 NBRCで実施した分離

    第7章 二酸化炭素からの生物学的メタン生成(バイオメタネーション)
    1 バイオメタネーションとは
     1.1 メタネーション反応
     1.2 バイオメタネーションとは
     1.3 バイオメタネーション反応を行う微生物
    2 バイオメタネーションシステム
     2.1 バイオメタネーションシステム
     2.2 バイオメタネーションの研究開発動向
     2.3 下水処理場の嫌気性消化との組み合わせ
    3 バイオメタネーションリアクタの性能向上因子
     3.1 水素溶解効率
     3.2 ガス滞留時間と混合特性
    4 ラボスケールでの実験例
     4.1 実験方法
     4.2 実験結果
    5 まとめ

    第8章 バイオメタネーションを用いたe-methane製造技術の開発
    1 熱エネルギーの脱炭素化
    2 二酸化炭素のメタネーション技術
    3 バイオメタネーションの原理
    4 バイオメタネーションの方式
    5 下水汚泥を対象とするバイオメタネーション
    6 国土交通省下水道応用研究でのバイオメタネーション技術開発
    7 2022年度までの開発成果
    8 生ごみ由来バイオガスを対象とするバイオメタネーション
    9 終わりに

    第9章 酢酸生成菌によるCO2資源化
    1 はじめに
    2 酢酸生成菌,還元的アセチルCoA経路の基本特性
    3 H2およびCOをエネルギー源とした酢酸生成菌による物質生産
    4 電気をエネルギー源とした酢酸生成菌による物質生産
    5 おわりに

    第10章 鉄酸化細菌,硫黄酸化細菌のエネルギー代謝と応用微生物学
    1 はじめに
    2 鉄酸化細菌
    3 異化的鉄酸化代謝
    4 好酸性鉄酸化細菌の培養
    5 硫黄酸化細菌
    6 異化的硫黄酸化代謝
    7 好酸性硫黄酸化細菌の培養
    8 鉄酸化細菌,硫黄酸化細菌の利用
     8.1 バイオリーチング
     8.2 酸性鉱山排水処理技術
    9 おわりに-鉄酸化細菌,硫黄酸化細菌によるCO2資源化技術の可能性

    第11章 電気を還元力とした微生物変換によるCO2の資源化
    1 緒言
    2 電極から還元力を供給するMESの原理と特性
    3 MESの技術開発動向
     3.1 MESが生産対象とする化合物
     3.2 培養槽および電極の開発
    4 MESの実用化に向けた課題と今後の展望
     4.1 大型化のリアクターデザイン
     4.2 生産性
     4.3 生産プロセス全体のコスト試算と低減策
    5 結言

    第12章 好熱性細菌によるセルロース合成
    1 はじめに
    2 陸上温泉に発達する微生物マット
    3 セルロース合成に関わる遺伝子
     3.1 多様な系統の細菌種から見つかるセルロース合成酵素遺伝子
     3.2 セルロース合成遺伝子群
    4 おわりに

    第13章 硝化微生物の培養・保存法,炭酸固定経路とその応用
    1 培養法
     1.1 アンモニア酸化バクテリアおよび亜硝酸酸化バクテリアの培養
     1.2 アンモニア酸化アーキアの培養
    2 保存法
     2.1 硝化バクテリアのシリカゲル冷凍保存法
     2.2 アンモニア酸化アーキアのDMSO冷凍保存法
    3 炭酸固定経路とその応用
     3.1 硝化バクテリアの炭酸固定経路とその応用
     3.2 アンモニア酸化アーキアの炭酸固定経路とその応用

    第14章 硝化微生物群を活用した人工土壌創製
    1 はじめに
    2 作物栽培の基盤となる土壌機能
    3 土壌硝化微生物群の馴養培養
    4 硝化微生物群のスクリーニング
    5 硝化反応中の菌叢推移の解析
    6 硝化微生物群のモデル化の検討
    7 有機培地中での硝化細菌の増殖
    8 モデル硝化微生物群を用いた作物栽培
    9 人工土壌創製
    10 土壌創製技術の展開
    11 おわりに

    第15章 光合成独立栄養細菌の培養
    1 はじめに
    2 酸素発生型光合成細菌シアノバクテリア
     2.1 培地
     2.2 光源
     2.3 保存
    3 酸素非発生型光合成細菌
     3.1 培地
     3.2 光源
     3.3 検出
     3.4 保存
    4 おわりに

    第16章 光合成によるCO2の異化的な資源化:緑色硫黄細菌を利用した実例
    1 はじめに
    2 同化反応によるCO2資源化の問題点
    3 異化反応のみで構築するCO2還元系
    4 明反応と連結可能な異化的CO2還元
    5 緑色硫黄細菌の光合成水素生産系
    6 緑色硫黄細菌とメタン生成菌の共培養
    7 おわりに

    第17章 焼酎粕で培養可能な光合成細菌と農業への応用
    1 はじめに
    2 球磨焼酎粕リサイクルの現状と課題
    3 球磨焼酎粕で培養可能な光合成細菌のスクリーニング
    4 植物の成長を促進する光合成細菌バイオプライミング(biopriming)技術
    5 光合成細菌の新たな植物成長促進物質Lipopolysaccharide(LPS)
     5.1 光合成細菌LPSの植物成長促進効果
     5.2 光合成細菌LPSがイネの根の遺伝子発現に及ぼす影響:次世代シーケンサー
        (Next generation sequencer:NGS)RNA-seq解析
     5.3 光合成細菌LPSと他のグラム陰性菌LPSの違い
    6 おわりに

    第18章 シアノバクテリアのCO2濃縮機構
    1 CO2固定酵素RubisCOの特性
    2 RubisCOのcarboxylase反応を促進するCO2濃縮機構
    3 シアノバクテリアのCCM
    4 無機炭素輸送体によるHCO3-の輸送と炭酸脱水酵素によるCO2への変換
    5 カルボキシソームの殻の形成
    6 カルボキシソーム内部のRubisCOクラスターの形成
    7 シアノバクテリアのHCO3-輸送体を陸上植物へ導入する試み
    8 シアノバクテリアのカルボキシソームを陸上植物の葉緑体で再構成する試み
  • 内容紹介

    炭素源として有機物を必要とせず、二酸化炭素(CO2)を唯一の炭素源として生育可能な「独立栄養微生物」の培養法・保存法、地球温暖化対策となる独立栄養微生物を用いたCO2削減・有効利用技術についてまとめた1冊。

独立栄養微生物によるCO2資源化技術(バイオテクノロジー) の商品スペック

商品仕様
出版社名:シーエムシー出版
著者名:新井博之(監修)/亀谷将史(監修)/石井正治(監修)
発行年月日:2023/12
ISBN-10:4781317561
ISBN-13:9784781317564
判型:B5
発売社名:シーエムシー出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:232ページ
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