3.11からの平和学―「脱原子力型社会」へ向けて(シリーズ文明と平和学〈1〉) [単行本]
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3.11からの平和学―「脱原子力型社会」へ向けて(シリーズ文明と平和学〈1〉) [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2023/12/07
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3.11からの平和学―「脱原子力型社会」へ向けて(シリーズ文明と平和学〈1〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    原子力災害があぶり出した近代文明社会の構造的暴力を問う。設立50周年を迎えた日本平和学会が総力をあげて“文明と平和学”の課題に取り組むシリーズの第1巻は、東京電力福島原発事故によって顕在化した近代文明社会の構造的矛盾を根源的にとらえ直す。人間と自然、科学技術と戦争、中心と周辺といった問題を問い、望ましい社会の実現へ向けた歩みを作り出していくための知的探求を試みる一冊。
  • 目次

    シリーズ「文明と平和学」について[佐々木寛]
    はじめに――3.11からの平和学[鴫原敦子]

    第1部 「3.11」とは何か

    第1章 語りにくい原発事故被害――なぜ被害の可視化が必要なのか[清水奈名子]
     1 はじめに――原発事故被害を語り続けることへの批判について考える
     2 原発事故とその被害を否認する社会
     3 被害の不可視化と過小評価を可能にする「否認の構造」
     4 おわりに――被害の可視化がもたらす可能性と課題

    第2章 3.11後の復興と〈自然支配〉――ポスト開発論の視点から[鴫原敦子]
     1 はじめに――「復興」を相対化する
     2 「創造的復興」は被災地をどう再編したか
     3 原発事故が生み出した克服困難な課題
     4 「復興」に透徹される開発主義
     5 おわりにー生いのち命を置き去りにする構造に抗う

    第3章 福島県中通りにおける地域住民の闘い――放射性廃棄物処理問題をめぐって[藍原寛子]
     1 はじめに
     2 除染廃棄物処分をめぐる住民の抵抗運動
     3 考察
     4 おわりに

    第4章 福島県外自治体が経験した原子力災害――原子力との関係性に変化はみえるか[原口弥生]
     1 「ふくしま」の外の低認知被災地への視座
     2 福島県内にとどまらない放射能汚染への対応――近隣県の自治体アンケート結果から
     3 福島原発事故後の原子力ローカル・ガバナンスの変化――茨城県・東海村
     4 福島原発事故の教訓の内面化

    第5章 福島原発事故 メディアの敗北――「吉田調書」報道と「深層」をめぐって[七沢潔]
     1 はじめに
     2 「国家存亡の危機」――3月15日に何が起こったか?
     3 メディアの敗北
     4 リベンジのメディアスクラム
     5 結びに代えて――原発回帰のかげで

    第2部 グローバルな文脈からみた「3.11」

    第6章 原子力災害と被災者の人権――国際人権法の観点から[徳永恵美香]
     1 はじめに
     2 権利主体としての被災者
     3 被災者の権利と被災国の義務
     4 国内避難民の人権に関する特別報告者の訪日調査
     5 おわりに

    第7章 戦後の核開発国際協調体制とフクシマの連続性――UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)を中心に[高橋博子]
     1 はじめに
     2 米原子力委員会とプロジェクト・サンシャイン
     3 ビキニ水爆被災とUNSCEARの発足
     4 UNSCEAR米側代表
     5 軽視された広島・長崎のフォールアウト
     6 おわりに――日本政府の問題として

    第8章 福島第一原発事故の後始末――海洋放出に反発する太平洋諸島の人びとの声[竹峰誠一郎]
     1 はじめに
     2 「日本は核の加害国になったのか」――北マリアナ諸島議会決議
     3 「震災の瓦礫も流れついた」――北マリアナ諸島・自治体連合
     4 「新たなゴジラの誕生」――マーシャル諸島から相次ぐ「懸念」
     5 おわりに

    第9章 気候危機とウクライナ危機と忘却とによる「究極の選択」――原発再稼働への平和学からの問題提起[蓮井誠一郎]
     1 はじめに
     2 再稼働への三つの動き――気候危機、ウクライナ、忘却
     3 再稼働に伴うリスクと構造的暴力――平和学の視点からの批判
     4 平和学からの現代エネルギー政策への提言

    第3部 原子力型社会を乗り越える

    第10章 原発事故後の分断からの正義・平和構築――非対称コンフリクト変容と修復的アプローチ[石原明子]
     1 はじめに――原発事故と紛争解決学
     2 原発事故直後の家庭や地域での対立や葛藤
     3 なぜ原発事故後に対立や葛藤が多発したのか
     4 原発事故後の紛争変容・平和構築の理論
     5 原発事故から10年の取り組みを評価する
     6 10年目からの原発事故をめぐる紛争変容・平和構築
     7 おわりに

    第11章 「風評」に抗う――測る、発信する、たたかう人びと[平井朗]
     1 はじめに
     2 「風評」言説に抗って
     3 平和学的分析
     4 おわりに

    第12章 「脱原子力社会」へ歩み出した台湾――原発廃止・エネルギー転換・核の後始末[鈴木真奈美]
     1 はじめに
     2 「非核家園」の政治過程
     3 エネルギー転換
     4 ニュークリア・バックラッシュ
     5 「核の後始末」
     6 おわりにかえて――「脱原子力社会」と市民参加

    おわりに――近代「文明災」としての3.11[佐々木寛]
  • 内容紹介

    設立50周年を迎えた日本平和学会が〈文明と平和学〉の課題に挑むシリーズ第1巻は、東京電力福島原発事故によって顕在化した近代文明社会の構造的暴力を問う。人間と自然、科学技術と戦争、中心と周辺といった視座から、望ましい社会の実現をはかる知的探求の成果。
  • 著者について

    日本平和学会 (ニホンヘイワガッカイ)
    1973年の設立から2023年9月で50周年を迎えた。国家間紛争はもとより、軍事主義、不均衡な社会構造、貧困、環境・人権への脅威、差別など人間の安全を脅かす諸要因の除去に向けた学際的な研究を積み重ね、変わりゆく現実にも対応しながら、長期的な平和の条件と方法を追求していくための学術活動を持続的に展開している。

3.11からの平和学―「脱原子力型社会」へ向けて(シリーズ文明と平和学〈1〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:日本平和学会(編)
発行年月日:2023/12/10
ISBN-10:4750356778
ISBN-13:9784750356778
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:240ページ
縦:21cm
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