帝国―ロシア・辺境への旅 新版 [単行本]
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帝国―ロシア・辺境への旅 新版 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2024/01/18
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帝国―ロシア・辺境への旅 新版 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「モスクワに着いたとたんに、ぼくは討論、論争、口論、流言の渦のなかへと落ち込む。どこへ出ても、会合、集会、会議、シンポジウムがある。プーシュキンの銅像の周りでは、まいにち早朝から夜半まで、だれやかやが立って、競って大声を挙げ、いがみ合い、また、チラシの厚い束を鼻先に突き出す。討論、雄弁、論争、おしゃべり、説教を得意とする者にとって、また言葉の剣士、真実の追求者にとって、天国の時代は今である。かかる大道討論クラブは、この国において数十、数百を数える」(「“魔の山”クレムリン」より)「マガダン行きの飛行機が飛ぶまで、ヤクーツク飛行場で四日間の待ちぼうけ。雪嵐の吹き荒れるコルィマー向けは全便運休。シベリアの旅はいつもこうである。“…”コルィマーの吹雪はおいそれと止まない。だが、吹雪が収まれば、飛行機はすぐさま飛ぶ。しがみついても乗らねばならない。万が一、乗り損ねて逃げられたら、死も同然。だから、腰をおろして待つ」(「コルィマーは霧また霧」より)サルマン・ラシュディ、マーガレット・アトウッド、ジョン・アップダイク、ガブリエル・ガルシア=マルケスらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキ。その代表作。
  • 目次

    I 最初の出遇い 1939-67
    ピンスク、1939年
    シベリア横断鉄道、1958年
    南の国々、1967年

    II 鳥瞰図から 1989-91
    第三のローマ
    寺院と宮殿
    ぼくらは見つめ、涙を流す
    アスファルト山の男
    おのれ自身からの逃走
    ヴォルクターは火に凍える
    あすはバシュキールの反乱
    ロシアの神秘劇
    水たまりを跳び越えながら
    コルィマーは霧また霧
    〈魔の山〉クレムリン

    中央アジア、滅亡する海
    ドロホビチの町のポモナ
    故郷の街への帰還

    III 続きは進行中 1992-93
    続きは進行中

    訳者あとがき
    解説 関口時正
  • 内容紹介

    ソ軍侵攻に怯えた幼少期の記憶、ソ連時代と崩壊後の経験。伝説的ジャーナリストが取り憑かれたように旅した〈帝国〉の、個人的報告。

    「モスクワに着いたとたんに、ぼくは討論、論争、口論、流言の渦のなかへと落ち込む。どこへ出ても、会合、集会、会議、シンポジウムがある。プーシュキンの銅像の周りでは、まいにち早朝から夜半まで、だれやかやが立って、競って大声を挙げ、いがみ合い、また、チラシの厚い束を鼻先に突き出す。討論、雄弁、論争、おしゃべり、説教を得意とする者にとって、また言葉の剣士、真実の追求者にとって、天国の時代は今である。かかる大道討論クラブは、この国において数十、数百を数える」
    (「〈魔の山〉クレムリン」より)

    「マガダン行きの飛行機が飛ぶまで、ヤクーツク飛行場で四日間の待ちぼうけ。雪嵐の吹き荒れるコルィマー向けは全便運休。シベリアの旅はいつもこうである。[…]コルィマーの吹雪はおいそれと止まない。だが、吹雪が収まれば、飛行機はすぐさま飛ぶ。しがみついても乗らねばならない。万が一、乗り損ねて逃げられたら、死も同然。だから、腰をおろして待つ」
    (「コルィマーは霧また霧」より)

    サルマン・ラシュディ、マーガレット・アトウッド、ジョン・アップダイク、ガブリエル・ガルシア=マルケスらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキ。その代表作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    カプシチンスキ,リシャルド(カプシチンスキ,リシャルド/Kapu´sci´nski,Ryszard)
    1932‐2007。旧ポーランド領ピンスク生まれ。1939年、ソ連による占領後、両親とともにワルシャワに向かい、第二次世界大戦後、市内に居住する。ワルシャワ大学を卒業。日刊紙『青年の旗』、週刊誌『ポリティカ』、国営ポーランド通信社の記者、特派員として、アジア、アフリカ、中南米ほかを取材し、その記事は、『サッカー戦争』(中央公論社)、『皇帝ハイレ・セラシエ』(筑摩書房)、『黒檀』(河出書房新社)に結実する

    工藤 幸雄(クドウ ユキオ)
    1925年大連生まれ。東京大学文学部仏文科卒。共同通信社外信部記者、ワルシャワ大学日本学科講師を経て、多摩美術大学教授。2008年歿

    関口 時正(セキグチ トキマサ)
    1951年東京生まれ。東京外国語大学名誉教授
  • 著者について

    リシャルド・カプシチンスキ (リシャルドカプシチンスキ)
    (Ryszard Kapuściński)
    1932-2007。旧ポーランド領ピンスク生まれ。1939年、ソ連による占領後、両親とともにワルシャワに向かい、第二次世界大戦後、市内に居住する。ワルシャワ大学を卒業。日刊紙『青年の旗』、週刊誌『ポリティカ』、国営ポーランド通信社の記者、特派員として、アジア、アフリカ、中南米ほかを取材し、その記事は、『サッカー戦争』(中央公論社)、『皇帝ハイレ・セラシエ』(筑摩書房)、『黒檀』(河出書房新社)に結実する。ペレストロイカ後の1989年から91年にかけて、ソ連の自治共和国を取材した成果が本書である。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    工藤幸雄 (クドウユキオ)
    (くどう・ゆきお)
    1925年大連生まれ。東京大学文学部仏文科卒。共同通信社外信部記者、ワルシャワ大学日本学科講師を経て、多摩美術大学教授。2008年歿。著書『ぼくのポーランド文学』(現代企画室)ほか。訳書 カプシチンスキ『黒檀』(共訳、河出書房新社)、『ブルーノ・シュルツ全集』(新潮社)ほか、アイザック・シンガー、ゴンブロヴィッチ、ミウォシュ、シンボルスカなど、ポーランド文学を中心に訳書多数。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    関口時正 (セキグチトキマサ)
    (せきぐち・ときまさ)
    1951年東京生まれ。東京外国語大学名誉教授。著書『ポーランドと他者』(みすず書房)、訳書 イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』(岩波文庫)、『ヤン・コット 私の物語』(みすず書房)、コハノフスキ『挽歌』(未知谷)、ミツキェーヴィチ『バラードとロマンス』(未知谷)、ミウォシュ『ポーランド文学史』(共訳、未知谷)、『ショパン全書簡1816~1831年』(共訳、岩波書店)ほか。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

帝国―ロシア・辺境への旅 新版 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:リシャルド カプシチンスキ(著)/工藤 幸雄(訳)
発行年月日:2024/01/16
ISBN-10:4622096714
ISBN-13:9784622096719
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:432ページ
縦:20cm
重量:430g
その他: 原書名: IMPERIUM〈Kapu´sci´nski,Ryszard〉
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