トキワ荘の遺伝子―北見けんいちが語る巨匠たちの横顔 [単行本]

トキワ荘の遺伝子―北見けんいちが語る巨匠たちの横顔 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  トキワ荘に集った、藤子・Ｆ・不二雄、藤子不二雄Ａ、石森（石ノ森）章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫たちが、１９６３年に設立したアニメ・マンガの創作会社「スタジオゼロ」。また急成長するマンガ界では、ちばてつややさいとう・たかをなどが活躍し、各出版社の編集者たちもマンガに情熱を燃やしていた…。１９６３年末から赤塚不二夫のアシスタントになった北見けんいちが、何日間にも渡るロングインタビューで、彼らとの交流をひとりひとり振り返る。今だから話せる『釣りバカ日誌』誕生秘話も明かす。

• 目次

  目次
  はじめに……4
  第1章 フジオ・プロ 赤塚不二夫 高井研一郎 古谷三敏……7
  第2章 スタジオゼロ1 藤子不二雄……61
  第3章 スタジオゼロ2 石森章太郎……93
  第4章 スタジオゼロ3 つのだじろう……107
  第5章 関西からの巨匠 さいとう・たかを……117
  第6章 大陸からの巨匠 ちばてつや……131
  第7章 編集者烈伝 各社のツワモノたち……141
  第8章 『釣りバカ日誌』誕生 やまさき十三 林洋一郎……171
  第9章 マンガ家への道 北見けんいち……207

• 内容紹介

  漫画史の空白、スタジオゼロとは？
  
  トキワ荘に集った、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫たちが、1963年に設立したアニメ・漫画の制作会社「スタジオゼロ」。また、そのころ急成長する漫画界では、ちばてつややさいとう・たかをなどが活躍してし、出版社の編集者たちもマンガに情熱を燃やしていた。
  赤塚不二夫のアシスタントであった『釣りバカ日誌』の作者・北見けんいち氏が、
  彼らとの交流を一人一人振り返る……
  また、作者のマンガ家になるまでの道のり、『釣りバカ日誌』誕生秘話を、当時の編集者たちとの想い出も含め語る。
  
  
  【編集担当からのおすすめ情報】
  漫画界のレジェンドたちの素顔、名作誕生の秘話、編集者の情熱。伝説の漫画家たちを知る生き証人として、後世に伝えたいという作者の想いは、漫画の歴史として貴重な証言であり、当時の漫画に情熱を燃やした人々の青春の物語である。何日にもわたるロングインタビューで、聞き書きの名手である小田豊二が北見氏のその思いを引き出しています。
  
  図書館選書
  1963年に、漫画界のレジェンドたちが設立したアニメ・漫画の制作会社「スタジオゼロ」とは一体どんな会社だったのか。赤塚不二夫のアシスタントであった『釣りバカ日誌』の作者・北見けんいち氏が語り明かす。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  北見 けんいち(キタミ ケンイチ)
  マンガ家。１９４０年、旧満州国新京（現在の中国吉林省長春市）生まれ。多摩美術大学付属芸術学園写真学科卒業。赤塚不二夫のアシスタントを経て、１９７９年『どじょっこふなっこ』（少年画報社）でデビュー。同年『釣りバカ日誌』（原作：やまさき十三）を小学館「ビッグコミックオリジナル」誌で連載開始し大ヒットとなる。１９８８年より国民的映画シリーズとして実写映画化。アニメ化、テレビドラマ化もされる。既刊１１３巻、現在も連載中。第２８回小学館漫画賞（１９８３年）、第３８回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞（２００９年）受賞
  
  小田 豊二(オダ トヨジ)
  文筆家・インタビュアー。１９４５年、旧満州国ハルビン市（現在の中国黒竜江省ハルビン市）生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。出版社、デザイン事務所勤務後、井上ひさしの「こまつ座」創立に参加。１９９２年より聞き書きの活動を始める

トキワ荘の遺伝子―北見けんいちが語る巨匠たちの横顔 の商品スペック