「情動」論への招待―感情と情動のフロンティア [単行本]
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「情動」論への招待―感情と情動のフロンティア [単行本]

柿並 良佑(編著)難波 阿丹(編著)
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出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/01/23
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「情動」論への招待―感情と情動のフロンティア [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「触発し触発される」思考の多元的前線へ、ようこそ。情動論的転回以降の多分野で展開する研究と理論的思潮を紹介し、哲学・批評、メディア文化、フェミニズム、認知科学等の気鋭の論者12名が、感情と情動が切りひらく最前線を展望する。
  • 目次

    序章[難波阿丹]

    第Ⅰ部 「情動」の基礎理論

    第1章 感情と心身因果――伝統的物理主義に抗して[長滝祥司]
     はじめに
     一 Affection(情動)、Passion(情念)、Emotion(感情)
     二 感情の哲学×感情の科学
     三 感情・内受容感覚・自己参照性
     結語

    第2章 情動論的転回の展望[リサ・ブラックマン/飯田麻結訳]
     はじめに
     一 起源の物語
     二 主要な議論
     三  ひとつの例――感情的感染(emotional contagion)
     おわりに

    第3章 フランスにおける情動論――情動論的転回の「逆輸入」?[柿並良佑]
     はじめに
     一 情動論的転回の「逆輸入」
     二 経験科学としての情動理論
     三 「転回」の何が問題だったのか
     四 多くの「転回」の後で
     五 情動の「強度」とは何か
     六 「情動論」の同時代性
     おわりに 「転回」から離れて

    第4章 フロイトにおける情動――意味論と経済論の齟齬をめぐって[遠藤不比人]
     はじめに
     一 情動理論とフロイト
     二 量を質に「翻訳」すること
     三 経済論的「量」の意味論的「質」への翻訳
     四 情動量の翻訳されえぬ残余=過剰
     五 情動と翻訳が帯びる経済論的隠喩
     六 願望充足的隠喩としての情動=貨幣
     七 翻訳可能な情動の価値下落と不安
     八 情動の翻訳不能性の文学的含意

    第Ⅱ部 多元的「情動」論の現在

    第5章 映像「情動」論――顔なしの亡霊を召喚する[難波阿丹]
     一 「情動」、インデックス、触覚――「近さ」のコミュニケーション
     二 初期映画における「触覚」的視覚と情動
     三 燃えるフォトグラムとしての顔とインデックスの限界
     四 顔のショットから振動するデジタル・アトムズへ

    第6章 導体になること――情動、交感、ASMR[野澤俊介]
     一 カナル
     二 情動と指標
     三 導体と交感
     四 ASMR
     五 Who is Making the Dummy Listen ?
     六 トリガーの指し示す先
     七 導体になること

    第7章 ビデオゲームにおける情動/感情――インターフェースと快・不快[向江駿佑]
     一 なぜゲームでは情動や感情が重要なのか
     二 情動を具現化させるインターフェース
     三 ゲームプレイにおける感情の種類の代表的な例
     四 快と不快
     おわりに

    第8章 色でつなぐ五感と情動――イタリア未来派とモンテッソーリ教育の多感覚[日髙杏子]
     はじめに
     一 感覚の分断から全体の統合へ、理性から情動へ
     二 色彩と光
     三 聴覚
     四 触覚
     五 味覚
     六 嗅覚
     七 総合芸術――演劇と映画
     おわりに

    第Ⅲ部 「情動」の実践論

    第9章 ポピュラー・ミソジニーとポピュリズムの情動[河野真太郎]
     はじめに
     ヒッピーをぶっ殺せ
     イケアの家具をぶっ壊せ
     セラピストを黙らせろ
     文化の檻から飛び出せ
     ターザンにはご退場願いたい
     リア充たちを爆破せよ?
     おわりに

    第10章 情動の「感染」とボディ・ポリティクス――パンデミックにみる情動の氾濫と伝達[飯田麻結]
     はじめに
     一 真空化する情動?――「情動論的転回」とその余波
     二 「感染する情動」という両義的なメタファー
     三 情動のバイオ/ネクロポリティクス――パンデミックにおける情動の「変異」
     おわりに

    第11章 乳幼児期における情動の発達[深津さよこ]
     はじめに
     一 発達心理学における乳幼児期の情動研究
     二 乳児期の情動発達
     三 幼児期の情動発達
     四 情動発達を支えるアタッチメント
     五 乳幼児期の情動調整
     おわりに

    第12章 情動の生物学的基盤――脳と身体の相互作用の視点から[木村健太]
     はじめに
     一 脳の中に情動を探す――動物を対象とした研究
     二 脳の中に情動を探す――ヒトを対象とした研究
     三 脳と身体の相互作用から創発する感情
     四 内受容感覚による情動・感情のゆらぎ
     おわりに

    終章に代えて[柿並良佑]

    編者・執筆者略歴
    索 引
  • 内容紹介

    情動論的転回以降、多分野で展開する研究と理論的思潮を紹介し多彩な議論を拓く。「触発し触発される」思考の多元的前線へようこそ。

    なぜ今「情動」なのか? 90年代以降、英米圏を端緒とし多領域において情動が主要な問題系として浮上している。理性と感情、主体と客体といった二元論的思考を乗り越え、動態的な生の輪郭に接近するために。哲学・批評、メディア文化、フェミニズム、認知科学等の気鋭の論者12名が、感情と情動が切りひらく最前線を展望する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    柿並 良佑(カキナミ リョウスケ)
    山形大学人文社会科学部准教授。1980年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学

    難波 阿丹(ナンバ アンニ)
    聖徳大学聖徳ラーニングデザインセンター・情報教育センター(兼任)准教授。慶應義塾大学ほか非常勤講師。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程修了、博士(学際情報学)
  • 著者について

    柿並 良佑 (カキナミ リョウスケ)
    柿並 良佑(かきなみ りょうすけ)

    山形大学人文社会科学部准教授。1980年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。共(編)著に『ジャン= リュック・ナンシーの哲学』(読書人、2023年)、Jean-Luc Nancy. Anastasis de la pensee(Hermann, 2023)ほか。訳書にラクー= ラバルト&ナンシー『文学的絶対』(共訳、法政大学出版局、2023年)ほか。

    難波 阿丹 (ナンバ アンニ)
    難波 阿丹(なんば あんに)

    聖徳大学聖徳ラーニングデザインセンター・情報教育センター(兼任)准教授。慶應義塾大学ほか非常勤講師。東京大学大学院 情報学環・学際情報学府博士課程修了、博士(学際情報学)。主な論文に「拡張する表皮―複数化するスクリーンから透明なインターフェイスへ」『現代思想』2015年5月(単著)、「情動の出来事性―インターフェイス・ライブ性・交感」『情報学環紀要』2017年4月(共著)、「ユニクロのAir-Rhythm―インターフェイシング〈相互調整〉と触覚的価値の再創出」『vanitas 005』2018年3月(単著)。共著書に『ソーシャルメディア・スタディーズ』(北樹出版、2021年)ほか。

「情動」論への招待―感情と情動のフロンティア [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:柿並 良佑(編著)/難波 阿丹(編著)
発行年月日:2024/01/20
ISBN-10:4326103310
ISBN-13:9784326103317
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:288ページ
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