アメリカのアジア戦略史―建国期から21世紀まで〈上〉 [単行本]
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アメリカのアジア戦略史―建国期から21世紀まで〈上〉 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/01/23
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アメリカのアジア戦略史―建国期から21世紀まで〈上〉 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    海に囲まれた地で、崇高な理念を掲げて誕生した国、アメリカ。そのアメリカにとって、アジアは決して海の向こうの辺境ではなかった。建国直後、早くも太平洋への進出をもくろんだ戦略家たちがいたのだ。彼らはなぜ、アジア太平洋に乗り出そうとしたのか。二〇世紀に入ったとき、急速に台頭する日本をアメリカはどう捉え、どのような論争を繰り広げたのか。日米同盟が転換する今こそ読まれるべき、壮大な歴史物語をついに完訳。アメリカを大国に押し上げた戦略家たちの成功と失敗をスリリングに写し出す。日本専門家であり、アメリカ政府高官も務めた著者による、大国の大戦略史。
  • 目次

    日本語版への序文
    謝辞

    序論
     ヨーロッパか、あるいはアジアか
     大陸か、あるいは海洋か──中国と日本
     前方防衛線を確定する
     自決権か、あるいは普遍的価値か
     保護主義か、あるいは自由貿易か
     本書の構成

    第Ⅰ部 アメリカの台頭

    第1章 戦略の萌芽 一七八四─一八六〇年――「最も野心的な知性を発揮させる舞台」
     「通商拡大における新しい冒険」──建国初期の広東貿易、パワーの希求、そして東インド諸島における利益
     「太平洋岸における、アメリカの通商と帝国への足場」 
     通商・海軍・神──「明白なる運命」の時代における太平洋関与の拡大
     「邪悪で誤った行動をとっているイギリス人とは対照的」──アメリカが擁護する価値と清帝国崩壊の始まり
     兵士・宣教師・水夫──太平洋帝国に向けた一九世紀半ばの三つの戦略的展望
     初期のアメリカのアジアに対する戦略的思考を評価する

    第2章 拡張の前触れ 一八六一─一八九八年――「われわれに与えられた、この太平洋という空間の、なんと崇高なことか」
     「陽が沈むところでは、帝国は台頭する」──ウィリアム・ヘンリー・スワードの戦略的重要性
     「好都合な環境を維持する」──大国政治とアメリカの調停外交
     「アメリカ合衆国の大いなる政府の保護」──太平洋における「踏み石」の確保
     拡張の前提──海軍力、国是、財政=軍事国家
     「金ぴか時代」の戦略的教訓

    第3章 セオドア・ローズヴェルト時代の大戦略――「私は太平洋沿岸地域を支配するアメリカが見たい」
     「われわれの最も地理的に近いところにある利益への、最も大きな脅威」──アルフレッド・セイヤー・マハンと「アジア問題」
     米西戦争と「太平洋国家」としての大戦略
     アメリカの「踏み石」を確保する
     「国際的な道徳の力など、戯言にすぎない」──ヘイと門戸開放
     ローズヴェルトと戦勝後の大国外交
     太平洋の世紀の幕開けにおけるアメリカの大戦略を評価する

    第Ⅱ部 日本の台頭

    第4章 門戸開放を定義する 一九〇九─一九二七年――「門戸を開放せよ、中国を再生せよ、そして日本を満足させよ」
     「中国の繁栄をもたらす手段を提供する」──タフト大統領によるドル外交の幻想
     「友好と利益の門戸」──ウッドロー・ウィルソンの理想主義的な、しかしヨーロッパ中心主義の東アジア政策
     「備えるならば、嵐にも耐えられるものでなければなりません。そうでないと、いざというとき吹き飛んでしまいます」──オレンジ戦争計画という保険
     「歴史上のすべての提督の戦果を足し合わせても及ばない数の戦艦を沈めた」──ワシントン条約体制
     「中国における日本の利益に挑戦して戦争するなど、全く考えられない」──トーマス・ラモントの対日経済外交
     ワシントン条約体制の戦略的遺産

    第5章 門戸開放の終焉 一九二八─一九四一年――「相手に抵抗しないか、もしくは相手に強制するか」
     ホーンベック、グルー、マクマリーの論争──太平洋地域のアメリカの利益はいかほどか
     ホーンベックの場合──「われわれの政策は原則と一致している」
     グルーの場合──日本との「意義のある妥協」を求めて
     マクマリーの場合──「もはや日本にとっての人質にしかならない」
     歴史家テイラー・デネットによる戦略論争への評価
     「侵略行為による支配が太平洋の全域に及ぶ」──垂れ込める暗雲
     教訓と遺産──日本の挑戦が残したもの

    第6章 大戦略と日米戦争――「われわれは太平洋を支配しなければならないのだ」
     大統領の戦争指導
     ヨーロッパか、太平洋か
     「島飛び作戦」とその教訓
     大陸と海洋の地政学的現実──戦後秩序の初期条件
     中国
     ロシア
     日本
     民主主義と帝国日本の遺産
     貿易と経済戦略
     結論──試練としての戦争

    第Ⅲ部 ソ連の台頭

    第7章 太平洋における封じ込めの決定 一九四五─一九六〇年――「その全体的な効果とは、われわれの戦略的前線の拡大である」
     賢人たちとアジア
     冷戦が熱戦に変わる以前の戦略の模索 一九四五─一九五〇年
     「われわれは、誰に対して中立であろうか?」──「中国の喪失」
     逆コース──日本
     「われわれの政策は、われわれの損失を抑え、そこから引き上げることであるべきだ」──韓国
     「単純な事実として、西側の民主的な体制は、守勢に立たされている」──東南アジア
     ケナンとアジアの防衛線
     冷戦が熱くなるとき──韓国とアメリカの太平洋における前方同盟
     ジョン・フォスター・ダレスとサンフランシスコ体制
     ニュールック政策と前線国家への同盟の拡大
     アジア戦略におけるアイゼンハワーの遺産

    原註
    著者・訳者紹介
  • 内容紹介

    アメリカのアジア戦略の起源とは? アメリカは大日本帝国の台頭にどう向き合ったのか? ソ連と対峙するまでの大戦略を描く!

    海に囲まれたアメリカにとって、アジアは決して海の向こうの辺境ではなかった。建国直後、アメリカはなぜ太平洋に進出しようとしたのか。そして急速に台頭する日本をどう捉えていたのか。日米同盟が転換する今こそ読まれるべき、戦略の成功と失敗の条件を学べる壮大な歴史書。日本のメディアにも登場する著者が描く大国の大戦略史。
    【原著】Michael J. Green, By More Than Providence: Grand Strategy and American Power in the Asia Pacific Since 1783(Columbia University Press, 2017)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    グリーン,マイケル(グリーン,マイケル/Green,Michael J.)
    ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院でPh.D.(博士号)を取得。ジョンズ・ホプキンス大学助教授、外交問題評議会上席研究員などを経て、2001年から2005年まで米国家安全保障会議(NSC)のアジア部長、さらには上級アジア部長兼大統領特別補佐官の要職を担った。その後、ジョージタウン大学准教授、戦略国際問題研究所(CSIS)上級副理事長などを歴任。日本に留学・滞在した経験があり、その間に国会議員秘書や新聞記者などを務めた。現在:シドニー大学アメリカ研究所所長、CSIS上級顧問。専門はアジア太平洋地域の国際関係・安全保障

    細谷 雄一(ホソヤ ユウイチ)
    慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。北海道大学専任講師などを経て、慶應義塾大学法学部教授。専門は国際政治史、国際政治学

    森 聡(モリ サトル)
    東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。法政大学教授などを経て、慶應義塾大学法学部教授。専門は現代国際政治、アメリカの外交・防衛政策
  • 著者について

    マイケル・グリーン (マイケル グリーン)
    マイケル・グリーン(Michael J. Green)

    ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院でPh.D.(博士号)を取得。ジョンズ・ホプキンス大学助教授、外交問題評議会上席研究員などを経て、2001年から2005年まで米国家安全保障会議(NSC)のアジア部長、さらには上級アジア部長兼大統領特別補佐官の要職を担った。その後、ジョージタウン大学准教授、戦略国際問題研究所(CSIS)上級副理事長などを歴任。日本に留学・滞在した経験があり、その間に国会議員秘書や新聞記者などを務めた。現在:シドニー大学アメリカ研究所所長、CSIS 上級顧問。専門はアジア太平洋地域の国際関係・安全保障。主著:Japan’s Reluctant Realism:Foreign Policy Challenges in an Era of Uncertain Power (Palgrave,2001), 『安倍晋三と日本の大戦略──21世紀の「利益線」構想』(上原裕美子訳、日経BP、2023年)など。



    細谷 雄一 (ホソヤ ユウイチ)
    細谷 雄一(ほそや ゆういち)

    慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。北海道大学専任講師などを経て、現在:慶應義塾大学法学部教授。専門は国際政治史、国際政治学。主著:『国際秩序──18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中央公論新社、2012年)、『歴史認識とは何か──日露戦争からアジア太平洋戦争へ』(新潮社、2015年)など。

    森 聡 (モリ サトル)
    森 聡(もり さとる)

    東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。法政大学教授などを経て、現在:慶應義塾大学法学部教授。専門は現代国際政治、アメリカの外交・防衛政策。主著:『ヴェトナム戦争と同盟外交──英仏の外交とアメリカの選択 1964-1968年』

アメリカのアジア戦略史―建国期から21世紀まで〈上〉 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:マイケル グリーン(著)/細谷 雄一(監訳)/森 聡(監訳)
発行年月日:2024/01/20
ISBN-10:432635190X
ISBN-13:9784326351909
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:624ページ
その他: 原書名: By More Than Providence:Grand Strategy and American Power in the Asia Pacific Since 1783〈Green,Michael J.〉
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