江戸の異性装者(クロスドレッサー)たち―セクシュアルマイノリティの理解のために 増補改訂 [単行本]
    • 江戸の異性装者(クロスドレッサー)たち―セクシュアルマイノリティの理解のために 増補改訂 [単行本]

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江戸の異性装者(クロスドレッサー)たち―セクシュアルマイノリティの理解のために 増補改訂 [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2023/12/28
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江戸の異性装者(クロスドレッサー)たち―セクシュアルマイノリティの理解のために 増補改訂 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    多様な性のかたち。性規範のもとで葛藤・苦悩する人々。男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。第五章として、「セクシュアルマイノリティ研究の現在」の一章を増補し、装いを新たに刊行!
  • 目次

    増補改訂版にあたって はじめに

    はじめに
    《ヨーロッパの同性愛者への抑圧》
    第一章 女性の異性装をめぐって
    第一節 たけの最初の罪
    竹次郎事たけ/たけの生い立ち/《『藤岡屋日記』と須藤由蔵》/《町火消制度》/《『守貞漫稿』》/〝男が子どもを産んだ〞/男装と盗み―天保三年の事件のあらまし/たけの罪状と処罰/蕎麦屋忠蔵と煮売り商とめの処罰
    第二節 たけ、再登場
    天保八年の事件のあらまし/たけの判決内容/《手先》/「人倫を乱し候もの」からみえる女性の歴史的位置/これまでのたけの評価と私見
    第三節 近世ヨーロッパとの比較
    マリア・ファン・アントウェルペンとの出会い/マリアの証言から/たけとマリアの罪状の相違と共通性

    第二章 男性の異性装と男色の歴史的位相
    第一節 青山千駄ヶ谷、お琴の一件
    高利貸のお琴/もう一つの情報
    第二節 歌舞伎と男色
    出雲のお国の歌舞伎踊り/女歌舞伎から若衆歌舞伎、そして野郎歌舞伎へ/陰間茶屋の様相/京・大坂の若衆屋/男色と女色の対決
    第三節 江戸の男色をめぐる諸規制
    天保改革と陰間茶屋の衰退/僧侶をめぐる諸規制/江戸時代は男色に寛容だったのか/男色をめぐる事件
    第四節 服装規制にみる近代・近世
    違式詿違条例/風俗・男女の性に関する条目/異性装の禁止と「羽織芸者」/女性の羽織・半纏(半天)着用禁止令/《日傘の使用》/美しい男たち

    第三章 男性カップルたち
    第一節 鳶職金五郎と女髪結はつのケース
    女髪結の登場/女髪結の処罰規定/実は男だった女髪結
    第二節 縫箔職重吉と新内師匠小若のケース
    縫箔職人の妻、小若ことわか/《新内節》/わかの容貌と暮らしぶり/《江戸女性の髪形》/女師匠、男弟子をとることの禁

    第四章 多様な愛のかたち―レズビアン/シスター
    第一節 女性同性愛をめぐる動向
    社会学における女性同性愛(レズビアン)研究/近代における女同士の心中
    第二節 江戸の女性同性愛
    異性装女性、芸者と出奔/江戸時代の心中=相対死とその処罰/仲良し娘の入水事件/湯屋と居酒屋の娘同士の入水事件
    第三節 入水事件から愛のかたちを考える
    三人娘の入水事件/事件のあらまし/事件後の風聞から

    第五章 セクシュアルマイノリティ研究の現在
    第一節 出版後の反響と美術館の企画展示
    NHKの番組「歴史秘話ヒストリア」/太田記念美術館の企画展/渋谷区立松濤美術館の企画展
    第二節 滝沢馬琴の『兎園小説 余録』
    馬琴と「耽奇会」・「兎園会」/「兎園会」について
    第三節 『兎園小説 余禄』収載の二人の記事
    「偽男子」吉五郎/「仮婦人」おかつ/吉五郎・おかつをめぐる馬琴の解釈/小括


    おわりに

    参考文献
    あとがき
    増補改訂版あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    多様な性のかたち
  • 内容紹介

    性規範のもとで葛藤・苦悩する人々。
    男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。
    社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。
    第五章として、「セクシュアルマイノリティ研究の現在」の一章を増補し、装いを新たに刊行!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    長島 淳子(ナガシマ アツコ)
    1954年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。日本近世史、女性史専攻。博士(文学、早稲田大学、2005年)。国士舘大学非常勤講師。これまで早稲田大学、千葉大学、上智大学、川村学園女子大学、群馬大学大学院などで勤務。元総合女性史学会代表
  • 著者について

    長島淳子 (ナガシマアツコ)
    長島淳子(ながしま・あつこ)
    1954年埼玉県生まれ。
    早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。
    日本近世史、女性史専攻。博士(文学、早稲田大学、2005年)。
    国士舘大学非常勤講師。元総合女性史学会代表。
    主な著書に、編著『女性労働の日本史 古代から現代まで』(勉誠出版、2019年)、共著『歴史のなかの家族と結婚』(森話社、2011年)、「近世農村の「家」経営と家族労働にみるジェンダー」(『ジェンダー史叢書6 経済と消費社会』(明石書店、2009年)、「日本近世における異性装の特徴とジェンダー」(『歴史のなかの異性装』アジア遊学、勉誠出版、2017年)、「高群逸枝の江戸時代史 詩人と歴史家の狭間で」(『高群逸枝 1894-1964 女性史の開拓者のコスモロジー』、別冊『環』26、藤原書店、2022年)、「多様な性のあった江戸時代」(『「ひと」とはだれか?―身体・セクシュアリティ・暴力』大阪大学出版会、2023年12月出版予定)ほか。

江戸の異性装者(クロスドレッサー)たち―セクシュアルマイノリティの理解のために 増補改訂 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠社
著者名:長島 淳子(著)
発行年月日:2023/12/15
ISBN-10:4585320334
ISBN-13:9784585320333
判型:規小
発売社名:勉誠社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:274ページ ※274,
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