ておくれの現代社会論―〇〇と□□ロジー(叢書・知を究める〈24〉) [全集叢書]
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ておくれの現代社会論―〇〇と□□ロジー(叢書・知を究める〈24〉) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2024/02/20
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ておくれの現代社会論―〇〇と□□ロジー(叢書・知を究める〈24〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    先人たちが残した当時の社会に対しての危機感が、現代の我々にとっても妥当に思える時、我々は問題を解決できていない「ておくれの時代」を生きていることを認識せねばならないのではないか。しかしそれは絶望し、すべてをあきらめることではない。それは頭を冷やすことであり、心から納得する生き方を探し出そうとすることである。本書は、ておくれであることを自覚し、批判的にロゴスと格闘するミソロゴス(言葉嫌い)の論理で、現代社会を見通そうとする試みである。
  • 目次

    序 ておくれの現代社会論
       「現代」を特別視してしまう我々
       ておくれの時代としての現代
       中村雄二郎の危機感
       近代と現代の二重思考
       社会の担い手としての「敗者」
       「敗者」として現代を生きる


     Ⅰ 政治と向き合う、経済を見つめ直す

    第1章 民主とメソドロジー
       民主主義への二つの悲観論
       劣勢に立たされる「終焉」論
       民主主義という「方法」の呪縛
       「方法」の呪縛と逆説
       「目的」を見失った我々
       デカルトの形而上学を支える「方法」
       保守主義者デカルト?
       「方法」に翻弄される末裔たち

    第2章 成長とサイコロジー
       サイコパスと呼ばれる人々
       いわゆる「良心」が欠けている?
       起業家と政治家に?
       サイコパスと成長主義
       成長主義と親和的なサイコパス
       熱い共感を持てない社会
       成長主義を克服するために

    第3章 戦争とトポロジー
       戦後日本は戦争を経験してきたのか
       新しい戦争の正体とは
       戦争の位相同型を捉える
       「やわらかい」幾何学=トポロジー
       「スマート兵器」の担い手は誰か
       サイバー戦争を招く露出狂
       道義的な実践を

    第4章 経済とアポロジー
       エリザベス女王の率直な疑問
       経済学は害をなした?
       経済学の豊かな可能性
       限定合理性と不確実性のなかで
       「知らない」という自覚
       ソクラテスの「無知の知」
       ラムズフェルドの「不知の知」

    第5章 国家とアンソロポロジー
       「おかしな」人とうしろめたさ
       批判一辺倒から再構築へ
       「線の引き方をずらす」とは
       国家の「家」性を見つめ直す
       「国家」を我が事として引き受ける
       血縁にこだわらない日本の「イエ」
       忘れられ捏造される「イエ」の歴史

    第6章 福祉とセオロジー
       「福祉」という言葉のイメージ
       福祉の危機と個人主義
       互助を支える「福祉の哲学」
       神仏儒という「自然」観?
       「神仏儒」の習合 
       「二間性」の自覚=「福祉の哲学」


     Ⅱ 文化を探る、味わう

    第7章 空気とエコロジー
       先生は「文化論は好きではない」と言った
       「近代」というイデオロギー
       「空気」を広めた山本七平
       「空気」の支配の過剰化
       山本七平の「空気」と「水」
       「空気の支配」のリアリズム
       情況に流される日本的啓蒙主義
       いまだ答えのない日本の宿命

    第8章 権利とアーケオロジー
       不本意なタイムカプセル
       墓の発掘も人類の使命か
       考古学の罪と二つの権利
       遺跡発掘調査の「野蛮」さ
       「未来の権利」と「過去の権利」
       「過去の権利」と欲望の正当化

    第9章 情報とテクノロジー
       か弱い赤ちゃんの秘密
       「霊長」と化すデジタル情報技術
       「IT」の意味を問い直す
       ハイデガーの技術論とは
       技術による「挑発」と科学の知
       人間の「情報技術化」?

    第10章 知能とオントロジー
       何故人の顔を見分けられるのか
       マイケル・ポランニーの「暗黙知」
       分析知に偏重することの危険
       暗黙知の矮小化とその原因
       人工知能・自然知能・天然知能
       「あなた」に対面する一・五人称的知性

    第11章 芸術とエティモロジー
       古さがかえって美を生む
       Kawaiiよりも先に輸出されたWabi-sabi
       「さび」の三つの語源
       三つの「さび」
       「さび」は何故複眼の美学となるのか
       矛盾に満ちた生はそのままで美しい

    第12章 教育とアナロジー
       デジタルとアナログ
       連続的な量か、離散的な数値か
       数値が正しいと思わない知
       「アナログの知」とアナロジー
       アブダクションとしてのアナロジー
       「自由」な「探究」を育む
       「もの」を介して「可謬」のプロになる


     Ⅲ 思想にふれる、思想を生きる

    第13章 信仰とバイオロジー
       生物それぞれの「生きる論理」
       自己・時間・存在を喪失させる「死」
       二重の「論理」と「信仰」
       「人間の論理」で「ヒトの論理」を乗り越える
       自分が自己矛盾的な存在であること
       「生きる論理」の絶対矛盾

    第14章 正義とパソロジー
       早期臨床実習と医療の三本の柱
       病理学=パソロジー
       「パトスの学」としてのパトロギー
       ロールズ正義論の大前提
       平等を重視する「正義の味方」たち
       現代正義論における「パトス」の軽視

    第15章 倫理とトートロジー
       よそはよそ、うちはうちです
       無意味なはずが意味を持つ?
       意味を定めていこうとする行為
       XをXで再命名する
       よそはうちではない、うちはよそではない
       倫理的言明が持つ両義性
     
    第16章 偽装とコスモロジー
       現代社会の不吉な特徴
       現代は「真実以降」の時代
       偽装の裏でオリジナルを信じる逆説
       コンプラ疲れとファクトチェック
       アンチコスモスとしてのカオス
       偽装と擬装

    第17章 暴力とアイディオロジー
       「暴力はいけない」という暴力
       主観的暴力と客観的暴力
       リベラル・コミュニストが担う暴力
       「システム的」暴力を暴力と呼んでいいのか?
       法的暴力を原理的に批判するベンヤミン
       イデオロギー的暴力批判の効用

    第18章 災禍とソシオロジー
       歴史の特異点としてのパンデミック
       ソーシャル=社交で見えてくるもの
       「社交」復権の時代へ?
       「礼節」から「礼儀」、そして「文明」へ
       「技術」と「社会」の近代
       「文明の再文化化」と新たな「個人」像
       「社交」の復権か、「社会」への依存か

    終 ミソロゴスの論理
       タイトルの秘密
       言葉遊びから現代社会を論じる
       ロゴスへの信頼と不信
       プラトンのミソロゴス論
       理想を見失う未熟な精神
       ミソロゴスを務め上げる

    引用・参考文献
    あとがき
    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    佐伯啓思氏推薦!「現代社会を縦横無尽に駆け回る。 少しシニカルでどこかユーモラス、若き著者の刺激にみちた大冒険。」
  • 内容紹介

    先人たちが残した当時の社会に対しての危機感が、現代の我々にとっても妥当に思える時、我々は問題を解決できていない「ておくれの時代」を生きていることを認識せねばならないのではないか。しかしそれは絶望し、すべてをあきらめることではない。それは頭を冷やすことであり、心から納得する生き方を探し出そうとすることである。本書は、ておくれであることを自覚し、批判的にロゴスと格闘するミソロゴス(言葉嫌い)の論理で、現代社会を見通そうとする試みである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中島 啓勝(ナカジマ ヨシカツ)
    1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都文教大学・龍谷大学非常勤講師
  • 著者について

    中島啓勝 (ナカジマ ヨシカツ)
    2024年2月現在
    京都文教大学・龍谷大学非常勤講師

ておくれの現代社会論―〇〇と□□ロジー(叢書・知を究める〈24〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房
著者名:中島 啓勝(著)
発行年月日:2024/02/20
ISBN-10:4623096610
ISBN-13:9784623096619
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:274ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:390g
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