動物×ジェンダー―マルチスピーシーズ物語の森へ(神奈川大学人文学研究叢書〈50〉) [単行本]
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動物×ジェンダー―マルチスピーシーズ物語の森へ(神奈川大学人文学研究叢書〈50〉) [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2024/02/28
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動物×ジェンダー―マルチスピーシーズ物語の森へ(神奈川大学人文学研究叢書〈50〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    マルチスピーシーズ物語の森へ。人間と動物を対立させる価値観を退け、ポストヒューマンやクィアの思想を取り込みながら、動物表象に潜むジェンダー力学を浮き彫りにする。動物や人間、精霊やウイルスをめぐる物語の森に分け入り、マルチスピーシーズとジェンダーという複合的な視野で作品の可能性を浮上させる。
  • 目次

    序 文 マルチスピーシーズ物語の森のマッピング 村井まや子/熊谷謙介

    第1部 記された〈動物〉と〈性〉

    第1章 共苦による連帯とその失敗――大江健三郎「泳ぐ男」における性差と動物表象の関係を手がかりに 菊間晴子
     1 大江作品にみられる動物表象
     2 想像力の挫折の物語としての「泳ぐ男」
     3 女性の犠牲者に対するまなざし
     4 動物としての男性
     5 非‐動物としての女性
     6 共苦から生まれる動物との連帯
     7 共苦する想像力、その限界と暴力性
     8 「わからなさ」の先の共同性

    第2章 多和田葉子の動物演劇の試み――『夜ヒカル鶴の仮面』から『動物たちのバベル』へ 小松原由理
     1 両テクストにおける動物の役割
     2 言葉遊びから始まる――人間と動物の「重なり」
     3 「穴アキ(ルビ:アナーキー)演劇」として?――動物演劇のアンガージュマン

    第3章 皮膚感覚的快楽の果てをめざして 熊谷謙介
    ――松浦理英子『犬身』論
     1 熱い触れ合い――『犬身』前後
     2 人間―犬―狼の異種間コミュニケーション
     3 スキンシップと性的快楽のあわい

    第4章 マルチスピーシーズ・フェアリーテール研究序説 村井まや子
     1 ATUインデックスと人間中心的バイアス
     2 「マルチスピーシーズ・フェアリーテール」の分類法
     3 マルチスピーシーズ・フェアリーテール・ライブラリー

    第2部 多様な種の文化表象へ

    第5章 銃を持つダイアナ――二十世紀転換期アメリカにおける狩猟とジェンダーをめぐる言説 信岡朝子
     1 狩猟する女性の「発見」
     2 アメリカの祖先としてのハンター
     3 文明的な狩猟の創造
     4 安全装置としての女性ハンター
     5 象を撃つダイアナ――デリア・エイクリーの狩猟記
     6 男性らしい(manly)白人女性の自意識

    第6章 オーストラリア児童文学におけるアボリジナル文化――精霊の表象を手がかりに 鈴木宏枝
     1 パトリシア・ライトソンの試み
     2 スー・マクファーソン――共生と抱擁

    第7章 モクモク村のQちゃん――「野性」と「男性性」のクィア・リーディング 菅沼勝彦
     1 『モクモク村のけんちゃん』
     2 セジウィックと「クィア・パフォーマティヴィティ」
     3 けんちゃんと魔王の男性性
     4 モクモク村のQちゃん
     5 「クィア・パフォーマティヴィティ」と「フェロックス」の実践

    第8章 ワクチンとしての物語――章夢奇のドキュメンタリー作品における女性の語りを手がかりに 秋山珠子
     1 幼女たち
     2 少女たち
     3 老女たち


    【お詫びと訂正】
    本書に以下の誤りがありました。

    24ページの注(3)
    【誤】『動物の権利』(一九七五年)という書名のとおり動物の権利を主張する
    【正】『動物の解放』(一九七五年)という書名のとおり動物の解放を主張する

    ご指摘くださった方にお礼を申し上げるとともに、読者のみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫びし訂正します。

    熊谷謙介/青弓社編集部 2024年4月8日
  • 内容紹介

    人間と動物を対立させる価値観を退け、ポストヒューマンやクィアの思想を取り込んで、動物表象に潜むジェンダー力学を浮き彫りにする。動物や人間、精霊やウイルスをめぐる物語に分け入り、マルチスピーシーズとジェンダーの視野で作品の可能性を浮上させる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村井 まや子(ムライ マヤコ)
    神奈川大学外国語学部教授、おとぎ話文化研究所所長。専攻はおとぎ話文化、比較文学

    熊谷 謙介(クマガイ ケンスケ)
    神奈川大学国際日本学部教授。専攻はフランス文学・文化、表象文化論
  • 著者について

    村井 まや子 (ムライ マヤコ)
    神奈川大学外国語学部教授、おとぎ話文化研究所所長。専攻はおとぎ話文化、比較文学。著書にFrom Dog Bridegroom to Wolf Girl、共編著にRe-Orienting the Fairy Tale(ともにWayne State University Press)、共著にThe Fairy Tale World(Routledge)、A Cultural History of Fairy Tales(Bloomsbury)、『男性性を可視化する』(青弓社)など。

    熊谷 謙介 (クマガイ ケンスケ)
    神奈川大学国際日本学部教授。専攻はフランス文学・文化、表象文化論。著書にLa Fête selon Mallarmé(L'Harmattan)、編著に『男性性を可視化する』『破壊のあとの都市空間』、共著に『〈68年〉の性』『〈悪女〉と〈良女〉の身体表象』(いずれも青弓社)、共訳書に『古典BL小説集』(平凡社)など。

動物×ジェンダー―マルチスピーシーズ物語の森へ(神奈川大学人文学研究叢書〈50〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:村井 まや子(編著)/熊谷 謙介(編著)
発行年月日:2024/02/28
ISBN-10:4787292757
ISBN-13:9784787292759
判型:A5
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:242ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:428g
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