図説 付属屋と小屋の建築誌―もうひとつの民家の系譜 [単行本]
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図説 付属屋と小屋の建築誌―もうひとつの民家の系譜 [単行本]

大場 修(編著)青柳 憲昌(ほか著)
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出版社:鹿島出版会
販売開始日: 2024/03/21
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図説 付属屋と小屋の建築誌―もうひとつの民家の系譜 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人々が住み、生活をする場となる「主屋」に対し、おもに生業を担う作業場や、保管・収納する空間として使用される「付属屋」。主屋は大半が木造軸組みであるが、付属屋は石造、土蔵、石屋根木造、木骨石造など構法も多様で、それゆえ主屋以上に地域性がより濃く反映され、地域の景観形成に大きな影響を与えている。日本各地の個性豊かな付属屋が集結した小屋図鑑。
  • 目次

    まえがき――付属屋と小屋が面白い
    第1章 はじめに
    第2章 「生業(なりわい)」が生み出す小屋の形
    第1節 生業を担う小屋
    第2節 出雲東・畑集落の柿小屋
    第3節 宇和島狩浜の養蚕小屋
    第4節 佐渡ヶ島の棟持柱を持つ二戸一建ての舟小屋
    第5節 隠岐の島の舟小屋
    第6節 北山杉の磨き丸太倉庫
    第7節 宇治茶の茶工場の集落
    第8節 平戸市生月島、鯨組の納屋場

    第3章 風土に向き合い、自然と共生する営み
    第1節 砺波弊社の集落の成り立ちとその空間秩序
    第2節 付属屋と屋敷構え
    第3節 弘前の武家屋敷をつくる生垣と庭・樹木
    第4節 上越市高田・雪国の居住システムとしての雁木
    第5節 豪雪地帯秋田の類いまれな「鞘」
    第6節 福井県旧今井宿の「雪囲い」

    第4章 命を守る――生存のための小屋
    第1節 水防の知恵と住まい
    第2節 荒川・利根流域の水屋・水塚
    第3節 和歌山県古座川の水揚げ小屋と石積み集落
    第4節 富士山の山小屋――板屋と石室

    第5章 石を積む営み――石と木のハイブリッドな世界
    第1節 石積み建物から見えるもの
    第2節 宇都宮の大谷石建物
    第3節 国見の石蔵と高畠の外構
    第4節 小樽の木骨石造倉庫
    第5節 長崎の練塀民家と「ド・ロ壁」
    第6節 新島の抗火石建築

    第6章 石でつくるハンドメイドの風景
    第1節 西日本の土を積んだ建築
    第2節 奈良のドテヤ・広島のハンヤ・大分のネリビー
    第3節 長崎のドヒョモタセ
    第4節 石積みという「術」――農作業としての石積み

    第7章 土蔵――究極の職人技
    第1節 「土蔵」の成立と終焉
    第2節 左官技術からひもとく土蔵
    第3節 諏訪地方のダシが付いた土蔵
    第4節 諏訪地方の「たてぐるみ」とは何か
    第5節 会津喜多方の蔵座敷
    第6節 横手市増田の蔵座敷
    まとめ――もうひとつの民家の系譜
    あとがき
  • 内容紹介

    これまで建築史で語られることのなかった「付属屋」に着目した初めての本。
    人々が住み、生活をする場となる「主屋」に対し、主に生業を担う作業場や、保管・収納する空間などとして使用される「付属屋」。
    主屋は木造軸組みが主であるのに対し、付属屋は石造、土蔵、石屋根木造、木骨石造など構法も様々で、それゆえ主屋以上に日本民家の地域性がより濃く反映され、地域の景観形成大きな影響を与えている。個性豊かな日本各地の「付属屋」の魅力をカラーでビジュアルに紹介する。

    目次:まえがき――付属屋と小屋が面白い
    第1章 はじめに
    第2章 「生業(なりわい)」が生み出す小屋の形
    第1節 生業を担う小屋
    第2節 出雲東・畑集落の柿小屋
    第3節 宇和島狩浜の養蚕小屋
    第4節 佐渡ヶ島の棟持柱を持つ二戸一建ての舟小屋
    第5節 隠岐の島の舟小屋
    第6節 北山杉の磨き丸太倉庫
    第7節 宇治茶の茶工場の集落
    第8節 平戸市生月島、鯨組の納屋場

    第3章 風土に向き合い、自然と共生する営み
    第1節 砺波弊社の集落の成り立ちとその空間秩序
    第2節 付属屋と屋敷構え
    第3節 弘前の武家屋敷をつくる生垣と庭・樹木
    第4節 上越市高田・雪国の居住システムとしての雁木
    第5節 豪雪地帯秋田の類いまれな「鞘」
    第6節 福井県旧今井宿の「雪囲い」

    第4章 命を守る――生存のための小屋
    第1節 水防の知恵と住まい
    第2節 荒川・利根流域の水屋・水塚
    第3節 和歌山県古座川の水揚げ小屋と石積み集落
    第4節 富士山の山小屋――板屋と石室

    第5章 石を積む営み――石と木のハイブリッドな世界
    第1節 石積み建物から見えるもの
    第2節 宇都宮の大谷石建物
    第3節 国見の石蔵と高畠の外構
    第4節 小樽の木骨石造倉庫
    第5節 長崎の練塀民家と「ド・ロ壁」
    第6節 新島の抗火石建築

    第6章 石でつくるハンドメイドの風景
    第1節 西日本の土を積んだ建築
    第2節 奈良のドテヤ・広島のハンヤ・大分のネリビー
    第3節 長崎のドヒョモタセ
    第4節 石積みという「術」――農作業としての石積み

    第7章 土蔵――究極の職人技
    第1節 「土蔵」の成立と終焉
    第2節 左官技術からひもとく土蔵
    第3節 諏訪地方のダシが付いた土蔵
    第4節 諏訪地方の「たてぐるみ」とは何か
    第5節 会津喜多方の蔵座敷
    第6節 横手市増田の蔵座敷
    まとめ――もうひとつの民家の系譜
    あとがき
  • 著者について

    大場 修 (オオバオサム)
    大場 修 おおば・おさむ
    立命館大学衣笠総合研究機構教授/京都府立大学名誉教授/工学博士
    主な著作:『物語・ものの建築史 風呂のはなし』(鹿島出版会、1986)、『近世近代町家建築史論』(中央公論美術出版、2004、日本建築学会賞(論文)受賞)、『「京町家カルテ」が解く 京都人が知らない京町家の世界』(淡交社、2019、同学会著作賞受賞)、『京都 学び舎の建築史』(京都新聞出版センター、2019)、『占領下日本の地方都市─接収された住宅と都市空間─』(編著、思文閣出版、2021)、『くらしの景観 日本と中国の集落』(臨川書店、共著、2022)

    青柳憲昌 (アオヤギノリマサ)
    青柳憲昌 あおやぎ・のりまさ
    建築史家・立命館大学准教授/1975年東京生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業、東京工業大学助教を経て現職。博士(工学)。専門は日本建築史・文化財保存。主な著書に『建築家による「日本」のディテール』(彰国社、2023)、『日本近代の建築保存方法論』(中央公論美術出版、2019、建築史学会賞受賞)など。

    安高尚毅 (アタカナオキ)
    安高尚毅 あたか・なおき 
    小山工業高等専門学校教授/福岡県出身。一級建築士。九州大学大学院芸術工学研究科芸術工学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(芸術工学)。宮本雅明に師事。プランテック総合計画事務所、東和大学、島根大学を経て2021年より現職。著書に『松江市史別編1松江城』(共著、松江市、2018)、『和室礼賛──「ふるまい」の空間学』(共著、晶文社、2022)など。

    奥矢 恵 (オクヤメグミ)
    奥矢 恵 おくや・めぐみ
    京都府立大学大学院生命環境科学研究科環境科学専攻准教授/京都府立大学大学院生命環境科学研究科環境科学専攻博士課程修了。博士(学術)。伊東豊雄建築設計事務所所員、科学技術振興機構日本科学未来館展示企画・設計担当を経て2019年より現職。専門は山小屋を中心とした小屋・付属屋、山間集落の建築歴史・意匠。

    長田城治 (オサダジョウジ)
    長田城治 おさだ・じょうじ
    郡山女子大学家政学部生活科学科建築デザイン専攻准教授/一九八三年山形県生まれ。東海大学大学院総合理工学研究科総合理工学専攻修了。博士(工学)。東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターP.D.を経て、現職。専門は日本建築史、近代建築史。著書に『占領下日本の地方都市』(共著、思文閣出版、2021)など。

    角 幸博 (カドユキヒロ)
    角 幸博 かど・ゆきひろ
    北海道大学名誉教授/1947年札幌市生まれ。1970年北海道大学工学部建築工学科卒業。2011年より現職。2012年からNPO 法人歴史的地域資産研究機構代表理事として歴史的地域資産の保存活用を展開。2015年札幌芸術賞、2016年日本民俗建築学会竹内芳太郎賞受賞。2016年博物館網走監獄館長、2020年日本民俗建築学会会長。

    釜床美也子 (カマトコミヤコ)
    釜床美也子 かまとこ・みやこ
    香川大学創造工学部講師/徳島県出身。2009年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了。博士(デザイン学)。2013三年に香川大学に着任。構法・生産組織の視点から民家や集落の調査研究を行う。

    黒野弘靖 (クロノヒロヤス)
    黒野弘靖 くろの・ひろやす
    新潟大学工学部建築学プログラム准教授/1961年生まれ。博士(工学)。一級建築士。専門は建築計画。著書(分担執筆)に『住まいを読む』(建築資料研究社、1999)など。

    畔柳昭雄 (クロヤナギアキオ)
    畔柳昭雄 くろやなぎ・ あきお
    1952年三重県生まれ。1981年日本大学大学院博士後期課程建築学専攻 修了。工学博士。現在、日本大学教授を経て名誉教授。香川大学創造工学部客員教授。主な著書:「海の建築」(水曜社2021)「消えゆくアジアの水上居住文化」(共著、鹿島出版会、2018)など多数。主な建築作品:アルミ海の家Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、茶室一瞬亭

    小林久高 (コバヤシヒサタカ)
    小林久高 こばやし・ひさたか
    島根大学総合理工学部建築デザイン学科准教授/1972年三重県生まれ。1998年早稲田大学理工学部建築学科卒業。2008年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了。三井木材工業株式会社、森林総合研究所での勤務を経て2013年より現職。古民家や伝統的集落について、その構成を社会的背景から分析する研究を行っている。博士(デザイン学)

    小林基澄 (コバヤシモトスミ)
    小林基澄 こばやし・もとすみ
    小山工業高等専門学校助教/1991年茨城県生まれ。2015年宇都宮大学工学部建設学科卒業、同大学院修士課程修了、大学院博士課程を経て、宇都宮大学産学イノベーション支援センター非常勤研究員。2020年より現職。専門は建築歴史意匠。博士(工学)。

    真田純子 (サナダジュンコ)
    真田純子 さなだ・じゅんこ
    東京工業大学環境・社会理工学院教授/博士(工学)。一般社団法人石積み学校代表理事。主な著書に『都市の緑はどうあるべきか』(技報堂出版、2007)、『誰でもできる石積み入門』(農文協、2018、土木学会出版文化賞)、『風景をつくるごはん』(農文協、2023)がある。専門は緑地計画史、景観工学、農村計画、土木史。

    陳 国棟 (チンコクトウ)
    陳 国棟 ちん・こくとう
    無名営造社 建築設計事務所主宰/1985年生まれ。多摩美術大学博士前期課程修了、京都府立大学大学院博士後期課程単位取得。主な作品:帰柳楊宅(AR House awards 2023 受賞)、翰林湖階段の家(2023 Architecture Master Prize Awards 受賞)など。

    中村琢巳 (ナカムラタクミ)
    中村琢巳 なかむら・たくみ
    東北工業大学建築学部准教授/1977年東京生まれ。2000年東京大学工学部建築学科卒業。著書に『生きつづける民家──保存と再生の建築史』(吉川弘文館、2022)、論文に「歴代木村清兵衛にみる数寄屋大工の近代」(家具道具室内史)など。

    中村 航 (ナカムラワタル)
    中村 航 なかむら・わたる
    足利大学講師/2010年早稲田大学卒業、2018年博士(工学)取得。奈良女子大学を経て、2021年より現職。専門は建築材料で特に土素材や自然素材を研究している。SDレビュー2019入選、SDレビュー2023SD賞等入賞。

    平尾和洋 (ヒラオカズヒロ)
    平尾和洋 ひらお・かずひろ
    立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授/1966年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、京都大学大学院修了。パリ建築大学ラ・ヴィレット校、京都大学工学研究科助手を経て現職。主な著書に『テキスト建築意匠』(共著、学芸出版社、2006)『建築デザイン発想法』(学芸出版社、2009)、『沈黙と光─ルイスカーンの建築精神─』(訳、青山社、2013)、『日本の建築意匠』(共著、学芸出版社、2016)など。

    安森亮雄 (ヤスモリアキオ)
    安森亮雄 やすもり・あきお
    千葉大学大学院工学研究院建築学コース教授/1972年東京都生まれ。一九九六年東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了、オランダ・ベルラーヘ・インスティテュート留学、東京工業大学大学院博士課程を経て、助教。2009年宇都宮大学准教授、2020年より現職。主な研究分野は、建築と都市の関係性を中心に、地域の素材と産業をテーマとし、大谷石をはじめ全国の「石のまち」のフィールドワークを展開。グッドデザイン賞等受賞。博士(工学)。

    山田宮土理 (ヤマダミドリ)
    山田宮土理 やまだ・みどり
    早稲田大学理工学術院准教授/博士(工学)。専門は建築構法・材料。1985年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、博士後期課程修了後、2014- 2016年早稲田大学建築学科 助手、2016- 2020年近畿大学建築学部 助教、講師を経て2020年より現職。受賞としてSDレビュー2019入選、SDレビュー2023SD賞、2023年日本建築仕上学会論文奨励賞など。

    山田由香里 (ヤマダユカリ)
    山田由香里 やまだ・ゆかり
    長崎総合科学大学工学部教授/神奈川大学大学院博士後期課程修了。平戸市と各務原市の教育委員会を経て、長崎総合科学大学准教授。2016年より現職。博士(工学)。著書:『長崎の教会堂─風景のなかの建築』(共著、河出書房新社、2016)、『鉄川与助の大工道具──長崎の教会堂に刻まれた知恵と工夫』(長崎文献社、2018)

図説 付属屋と小屋の建築誌―もうひとつの民家の系譜 の商品スペック

商品仕様
出版社名:鹿島出版会
著者名:大場 修(編著)/青柳 憲昌(ほか著)
発行年月日:2024/02/29
ISBN-10:4306047148
ISBN-13:9784306047143
判型:A5
発売社名:鹿島出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:21cm
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