いま語るべき日中戦争―民衆の視点による歴史認識の日中共同研究 [単行本]

いま語るべき日中戦争―民衆の視点による歴史認識の日中共同研究 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  日本と中国の戦争体験者が語る「加害と被害」の歴史を記録し、受け継いでいくこと、それは両国の民衆間における共通史観を模索する作業であった。教科書には載っていない「なまの記憶」を掘り起こした研究成果。

• 目次

  はじめに――司馬遷『史記』に学ぶ　　　須藤正親
  
  序　章　日中口述歴史・文化研究会の歩み
  　研究会発足の経緯と今後の課題　　　植田渥雄
  　日中口述歴史・文化研究会の一五年　　　李素楨
  
  第一章 　口述歴史体験編
  　中国大陸に生きた波瀾万丈の半生――満蒙開拓義勇軍から関東軍、謝文東軍を経て人民解放軍へ　　　橋口傑
  　「満洲開拓団」の体験――一〇歳の少年が得たもの　　　桜井規順
  　七三一部隊　少年隊員の体験　　　清水英男
  　三光作戦調査会と河北省北坦村との交流について　　　中川寿子
  　日本軍による「糧秣作戦」と敗戦直後の日本軍「山西残留」　　　山下正男
  　日本兵による略奪と暴行――中国側からの証言　　　豊喜成
  
  第二章　口述歴史研究編
  　日本軍波八六〇四部隊の細菌戦犯罪――「東洋のアウシュビッツ」広州南石頭難民収容所　　　呉軍捷
  　軍医たちの生体解剖実験――元陸軍軍医・湯浅謙の思いがけない告白　　　張暁剛
  　日本軍五一三部隊における口述証言の調査と研究――「満州国・新京」の軍政連携細菌戦研究開発体制　　　李素楨・田剛・森彪・渡辺美佐子
  　日本軍「慰安婦」の歴史の再構成　　　蘇智良
  　移民による日本の中国侵略――その歴史的呼称に注目して　　　瀋海濤
  　「軍事郵便」が語る陸軍兵士の戦時意識　　　片山兵衛
  
  第三章　日中文化研究編
  　帝国のまなざし――満洲映画における旅の視点とプレイスメイキング　　　李雨菲
  　「加害の史実」展示をめぐる一逆流――飯田市平和祈念館で起きていること　　　原文夫
  　被害と加害と　　　須藤正親
  
  　おわりに　　干場辰夫
  
  　執筆者・翻訳者等紹介

• 出版社からのコメント

  日本と中国の戦争体験者が語る「加害と被害」の歴史を記録し、受け継いでいくこと。両国の民衆間における共通史観を模索する。

• 内容紹介

  〈日中口述歴史・文化研究会設立15周年記念出版〉
  日本と中国の戦争体験者が語る「加害と被害」の歴史を記録し、受け継いでいくこと、それは両国の民衆間における共通史観を模索する作業であった。
  教科書には載っていない「なまの記憶」を掘り起こした研究成果。
  
  図書館選書
  日本と中国の戦争体験者が語る「加害と被害」の歴史を記録し、受け継いでいくこと、それは両国の民衆間における共通史観を模索する作業であった。〈日中口述歴史・文化研究会設立15周年記念出版〉

いま語るべき日中戦争―民衆の視点による歴史認識の日中共同研究 の商品スペック