フランス教育システムの歴史(文庫クセジュ) [新書]
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フランス教育システムの歴史(文庫クセジュ) [新書]

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出版社:白水社
販売開始日: 2024/02/28
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フランス教育システムの歴史(文庫クセジュ) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フランスでは平均して十五年間、学校教育を受ける。それを担う学校制度を中心とするシステムは社会の安定に不可欠である。本書は、その歴史を古代ギリシアへ遡り、学校と権力、学校知、教授法、職業教育、機会の平等、技術革新等のテーマごとに、現代まで論じる。
  • 目次

    序論
    第一章 学校と権力――教会から国家へ
     1 古代における政治エリートの教育
     2 中世における学校教育の衰退と再生――教育に関わる教会
     3 中世の大学――教会と王国の狭間で
     4 活版印刷、対抗宗教改革、国家――近代学校の誕生
     5 フランス革命とナポレオン帝国――国家の役割の確立
     6 フランソワ・ギゾーからジュール・フェリーまで――国家と教会の対立
     7 共和国の学校は不平等か
     8 第五共和政と教育の民主化
    第二章 学校知の構築
     1 古代における一般教養の支配
     2 中世の大学における知と教授法の革新
     3 コレージュからリセへ――社会的エリートの道徳化に役立つラテン語
     4 知識と社会的規格化――〈小さな学校〉から共和国の学校まで
     5 二つの新たな学校知――正書法と度量衡
     6 自然科学が学校知に認められるまでの困難
     7 数学によるクーデタ
     8 現代の学校――知識の爆発的拡大と内なる位階秩序
    第三章 教育実践の進化と教授法をめぐる論争
     1 ギリシアの伝統を尺度とする教授法
     2 長く続いた伝統的な教育慣行
     3 十九世紀の学校教育と徴兵――管理下に置かれた子ども期と青年期
     4 ルソーからフレネへ――対抗教育文化の出現
     5 心理学者の社会的成功、教育学者の学校での挫折?
    第四章 自律と集権化の狭間にある学校
     1 起源から十九世紀まで
     2 ナポレオン帝国、学校教育行政、教職員団体
     3 地方自治体と国家との狭間で――初等学校とその教員
     4 第五共和政とテクノクラートによる中央集権化の頂点
     5 脱中央集権化と脱中心化、あるいは内部分裂
    第五章 職業への教育――同業組合から技術教育へ
     1 古典古代からの継承――「技術者に抗する人間」
     2 フランス革命までの職業の伝達――家族と同業組合
     3 自由主義が職業教育にもたらす危機
     4 共和国と「民間主導の技術コンサルタント」
     5 人民戦線から第五共和政まで――調整者としての国家
     6 見下ろされる教育
    第六章 学校と不平等
     1 古代からルネサンスまで――事物の秩序における不平等
     2 コレージュと〈小さな学校〉――十六世紀における就学の最初の広がり
     3 フランス革命期の教育計画における平等
     4 十九世紀の中等教育――差別の継続
     5 後期初等教育(高等小学校)と技術教育――民衆にとっての中等教育
     6 教育機会平等の政策
     7 大衆化された学校の罪
    第七章 学校における技術革新
     1 古代から中世末までの非常に緩やかな変容
     2 印刷術と近代学校教育の形態
     3 十九世紀における教材の産業化
     4 二十世紀後半の静かな変容
     5 教育テレビとコンピューター計画――技術導入断行の災難
     6 Eラーニング、デジタル、学校教育形態の持続
    結論
     訳者あとがき
     参考文献
  • 出版社からのコメント

    学校と政治・宗教、学校知の構築、伝達方法、制度の組織化、職業教育、就学の不平等、技術革新の影響など、7つのテーマで概観する。
  • 内容紹介

    フランスでは平均して15年間、学校教育を受ける。子どもから青年期までの人間形成に重要な時期を、家庭や教会や労働の場から、学校という専門機関に委ねるようになるには、いかなる過程を経てきたのだろうか。本書は、古代ギリシアから現代まで、教育システムが形づくられた過程を、七つのテーマに沿って多面的に浮き彫りにする。まず、学校と宗教および政治権力との関係(第一章)、学校知の構築(第二章)、教育実践と教授法の進化(第三章)、自律と集権化といった教育行政(第四章)、家族や同業組合が担っていた技術や専門的な内容を扱う職業教育(第五章)、性別や出自による教育格差(第六章)、そして、大きなインパクトをもたらした印刷術といった教育にかかわる技術革新(第七章)。
    古代から新型コロナウイルス感染症における遠隔授業まで、社会・政治・経済の変動と結びついた制度と形態を解説。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    トゥロジェ,ヴァンサン(トゥロジェ,ヴァンサン/Troger,Vincent)
    歴史学博士。元ナント教育研究センター准教授(教育科学)

    リュアノ=ボルバラン,ジャン=クロード(リュアノボルバラン,ジャンクロード/Ruano-Borbalan,Jean-Claude)
    歴史学博士。フランス国立工芸院イノベーション学科教授。「社会における科学技術史研究室」室長、ミシェル・セール研究所代表、ヨーロッパ教育・社会政策研究所所長

    越水 雄二(コシミズ ユウジ)
    同志社大学大学院社会学研究科、博士後期課程准教授。教育学修士(京都大学)。フランス教育史を専攻
  • 著者について

    ヴァンサン・トゥロジェ (ヴァンサン トゥロジェ)
    Vincent Troger
    歴史学博士。元ナント教育研究センター准教授(教育科学)。著書に『学校』、編著に『人間形成と職業教育の歴史』、共著に『技術教育の歴史』、『職業バカロレアは袋小路か新たなチャンスか――教育政策に試される職業リセ』、『イポリット・リュク――共和国の学校の預言者の数奇な運命』などがある。

    ジャン=クロード・リュアノ=ボルバラン (ジャン クロード リュアノ ボルバラン)
    Jean-Claude Ruano-Borbalan
    歴史学博士。フランス国立工芸院イノベーション学科教授。「社会における科学技術史研究室」室長、ミシェル・セール研究所代表、ヨーロッパ教育・社会政策研究所所長。著書に『グローバリゼーションの基礎知識』(共著)、『教える・育てる――人間形成と職業教育に関する知識と論争』(編著)などがある。

    越水 雄二 (コシミズ ユウジ)
    同志社大学大学院社会学研究科、博士後期課程准教授。教育学修士(京都大学)。フランス教育史を専攻。共著に「日本の近代教育と西洋教育思想」『教育文化学への挑戦(第二版)』(明石書店、2008年)、「フランス啓蒙期から革命期にいたる教育思想の発展」『教育史』(教師教育テキストシリーズ、学文社、2009年)、「長田新――ペスタロッチーに還れ」「林竹二――教育の再生をもとめて」『人物で見る日本の教育』(ミネルヴァ書房、2012年)、「シャルル・ロラン(1661-1741)のフランス語教育論」『ことばを編む』(開拓社、2018年)がある。

フランス教育システムの歴史(文庫クセジュ) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:ヴァンサン トゥロジェ(著)/ジャン=クロード リュアノ=ボルバラン(著)/越水 雄二(訳)
発行年月日:2024/03/10
ISBN-10:4560510628
ISBN-13:9784560510629
判型:新書
発売社名:白水社
対象:教養
発行形態:新書
内容:教育
言語:日本語
ページ数:150ページ
縦:18cm
その他: 原書名: Histoire du syst´eme ´educatif〈Troger,Vincent;Ruano-Borbalan,Jean-Claude〉
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