人間学入門―自己とは何か [単行本]
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人間学入門―自己とは何か [単行本]

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販売開始日: 2024/01/22
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人間学入門―自己とは何か [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、自己認識の視点から、身心論を分析し、ヨーロッパ思想史の固有性、そして古典などの作品を通して「汝自身を知る」意味を明らかにする。また人間学の歴史や具体的な方法論とその意義についても分かりやすく紹介。哲学思想分野だけでなく自然科学や工学に関心をもつ読者にも読んでもらいたい優れた人間学入門である。
  • 目次

    はじめに――「自己とは何か」という問の意味

    Ⅰ 人間学とはどのような学問か
     1 科学時代における人間の問題
     2 カントの問い
     3 シェーラーの人間学的な問い
     4 人間学的原理

    Ⅱ 自己認識の変化
     はじめに
     1 人間についての「説明」と「理解」
     2 自己認識の歴史的変化
     3 ギリシア人の人間観――神話時代の人間観(ホメロスとへシオドス)
     4 ヘブライ人の人間観
     5 ヨーロッパ人の人間観
     6 日本人の人間観

    Ⅲ 人間についての物語――物語の人間学
     1 ギリシア悲劇における人間観
     2 プラトンの人間神話
     3 二つの愛の物語
     4 アウグスティヌスの回心物語
     5 ルターにおける神とサタンの闘争物語
     6 ゲーテの『ファウスト』
     7 ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』
     8 シャミッソーの『ペーター・シュレミールの不思議な物語』
     9 漱石の『こころ』

    Ⅳ 哲学的人間学の成立
     1 カントの人間学
     2 シェーラーの人間学
     3 プレスナーの人間学
     4 ゲーレンの人間学
     5 メルロ=ポンティの現象学的人間学

    Ⅴ 人間学的区分法
     1 哲学的な二区分法――伝統的な哲学的区分法
     2 キリスト教的三区分法
     3 カント認識論における三分法
     4 マックス・シェーラーの機能的区分法
     5 近代ヨーロッパ的霊性の源流

    Ⅵ 対話による人間形成
     1 邂逅における解体と新生
     2 対話による生の高揚
     3 人間の成熟と邂逅の弁証法

    Ⅶ 人間学の現代的意義
     1 人間と人格
     2 心の働きの深さと射程
     3 霊性の機能的研究の意義
     4 宗教心の人間学的解明

    Ⅷ 人間学の研究方法――シェーラーとディルタイからリクールまで
     はじめに
     1 シェーラーの解釈学的人間学
     2 ディルタイの解釈学的方法
     3 ガダマーの解釈学と作用史的方法
     4 リクールと解釈学的人間学

    付論 人間学の学び方
     1 人間学の方法について
     2 魂と身体について
     3 人間科学と哲学的人間学

    あとがき――回顧と展望
    索引
  • 内容紹介

    人間とは何か,自己とは何かを問うことが人間学である。
    人間学は,身体・環境・言語・心理・倫理・社会・文化・歴史・宗教など広範で具体的な世界との関連のなかで,人間に関する諸科学の成果を受け容れながら,人間の全体的構成を考察し,その全体像を構築する。
    歴史の強力な磁場から発せられる問いと,自己の生から発せられる問いが,緊張と葛藤を通して認識と行為を促していく姿こそ,人間学の基盤と言える。
    人間学はカントやメーヌ・ド・ビランが提起してきたが,20世紀に入り生物学の発展によって研究は次第に成熟し,マックス・シェーラーの『宇宙における人間の地位』(1928年)で初めて体系的な形式を獲得した。それに続き彼の同僚プレスナーがいっそう広汎な著作『有機体の諸段階と人間―哲学的人間学入門』を発表して,人間存在を全体的に考察する新しい学問を一気に軌道に乗せた。
    そして現代の飛躍的な先端科学の発展により,生物学・医学・心理学・言語学・社会学・歴史学・政治学・経済学などの成果を受容しつつ人間学は新たな展開に挑んでいる。
    本書は,自己認識の視点から,身心論を分析し,ヨーロッパ思想史の固有性,そして古典などの作品を通して「汝自身を知る」意味を明らかにする。また人間学の歴史や具体的な方法論とその意義についても分かりやすく紹介。哲学思想分野だけでなく自然科学や工学に関心をもつ読者にも読んでもらいたい優れた人間学入門である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金子 晴勇(カネコ ハルオ)
    昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)
  • 著者について

    金子晴勇 (カネコハルオ)
    昭和7年静岡県に生まれる。 昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。 聖学院大学総合研究所名誉教授,岡山大学名誉教授,文学博士(京都大学) 〔主要業績〕 『対話と共生思想』『「自由」の思想史――その人間学的な考察』『現代の哲学的人間学』『キリスト教人間学』『ヨーロッパ人間学の歴史』『現代ヨーロッパの人間学』『愛の思想史』『エラスムスの人間学』『アウグスティヌスの知恵』『アウグスティヌスの恩恵論』,『宗教改革的認識とは何か――ルター『ローマ書講義』を読む』,ルター『後期スコラ神学批判文書集』,ルター『生と死の講話』『ルターの知的遺産』『エラスムス「格言選集」』,エラスムス『対話集』,グレトゥイゼン『哲学的人間学』,(以上,知泉書館),『ルターの人間学』『アウグスティヌスの人間学』『ルターとドイツ神秘主義』『マックス・シェーラーの人間学』(以上,創文社),『ヨーロッパ思想史――理性と信仰のダイナミズム』(筑摩選書),『宗教改革の精神』(講談社学術文庫),『アウグスティヌス〈神の国〉を読む――その構想と神学』(教文館)ほか。

人間学入門―自己とは何か [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:金子 晴勇(著)
発行年月日:2024/01/25
ISBN-10:4862853994
ISBN-13:9784862853998
判型:B6
発売社名:知泉書館
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:270ページ
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