カストロの尻(中公文庫) [文庫]

カストロの尻(中公文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ある本の一部から揺り動かされた記憶をたどって、別の本のページをめくるうち、眠っていた新たな記憶がよびさまされる…。さまざまな記憶の断片が、岡上淑子のコラージュ作品と響き合い、生み出された、十一の物語と批評。単行本版に、エッセイ、書き下ろし付記を増補。芸術選奨文部科学大臣賞受賞作。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  「この人を見よ」あるいは、ボヴァリー夫人も私だ／破船
  昇天
  呼び声、もしくはサンザシ
  シテール島への、
  「胡同の素馨」
  廃墟の旋律
  雷鳴の湾―王女、あるいはＭｉｓｃｅｌｌａｎｙ
  雷明の湾―Ｉｎｃｉｄｅｎｔ
  「孤独の讃歌」あるいは、カストロの尻
  カストロの尻―Ｍｉｓｃｅｌｌａｎｙ
  小さな女の子のいっぱいになった膀胱について

• 内容紹介

  ある本の一部から揺り動かされる記憶をたどり、つぎつぎと別の本のページをめくるうち、自分の記憶が間違っていたことに気づくと同時に、まだ読んではいなかったページの中から眠っていた記憶がよびさまされる……。無数の記憶が重なり合い、コラージュされ、織りなされた11の小説とエッセイ。巻末にエッセイ「50年、30年、70歳、30万円」を付す。〈解説〉堀　千晶

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  金井 美恵子(カナイ ミエコ)
  １９４７年、群馬県高崎市生まれ。６７年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。７９年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、８８年、『タマや』で女流文学賞を受賞

• 著者について

  金井美恵子 (カナイミエコ)
  金井美恵子
  小説家。一九四七年、群馬県高崎市生まれ。六七年、「愛の生活」でデビュー、同作品で現代詩手帖賞受賞。著書に『岸辺のない海』、『プラトン的恋愛』（泉鏡花賞）、『文章教室』、『タマや』（女流文学賞）、『カストロの尻』（芸術選奨文部科学大臣賞）、金井久美子氏との共著『たのしい暮しの断片』『シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない』『鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』など多数。

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