財政と民主主義―人間が信頼し合える社会へ(岩波新書) [新書]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2024/02/22
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財政と民主主義―人間が信頼し合える社会へ(岩波新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
  • 目次

    序 章 経済危機と民主主義の危機
     民主主義による貨幣現象としての財政
     社会システムにおける生命活動
     財政の三つの役割
     財政によるシステム統合
     市場経済に抱かれる国家
     民主主義に希望を託して

    第1章 「根源的危機の時代」を迎えて
     人類の存続が脅かされる危機
     「生」は偶然だが、「死」は必然である
     内在的危機と外在的危機
     二つの環境破壊
     所有欲求か存在欲求か
     誤ったハンドル操作による自然環境の破壊
     新自由主義の「政府縮小─市場拡大」戦略の登場
     新自由主義による社会環境の破壊
     共同体の崩壊と原理主義の台頭
     地域社会の変容

    第2章 機能不全に陥る日本の財政──コロナ・パンデミックが浮き彫りにした問題
     転換期に繰り返されてきたパンデミック
     コロナ・パンデミックへの財政動員
     日本型コロナ・パンデミック対応の問題
     医療費抑制圧力の悲劇
     なぜ「医療崩壊」を招いたのか
     費用保障としての医療保険
     公的医療機関の少ない日本
     浮き彫りになった日本財政の無責任性
     人間の生存に必要な対人サービス
     労働市場と家族の変容
     対人社会サービスへアクセスする権利保障
     エッセンシャル・ワーカーの劣悪な労働条件
     「規制・統制」受容の代償
     生活面よりも生産面を優先した日本の対応
     問われる財政の使命
     財政縮小路線の大転換
     財政機能の衰退
     いまこそ財政の使命を拡大する戦略へ

    第3章 人間主体の経済システムへ──民主主義を支える財政の意義
     「生」への省察の覚醒
     未来の選択を民主主義に委ねる
     民主主義を有効に機能させる
     社会システムを活性化する
     民主主義を下から機能させる
     財政を機能させる
     「参加社会」か、「観客社会」か
     「参加社会」を成り立たせるもの
     「観客社会」における民主主義への不信と絶望
     熟議にもとづくスウェーデンのコロナ対応
     「強い社会」というヴィジョンの構想
     熟議と連帯というプロセス
     人間不在の「新しい資本主義」のヴィジョン
     人間を「手段」とするか、「目的」とするか
     実態をともなわない「成長と分配の好循環」
     知識社会のインフラストラクチュアとしての教育
     人間が人間として成長するための「学び直し」
     対人社会サービスの充実と地方自治体の役割
     協力原理で下から民主主義を積み上げる

    第4章 人間の未来に向けた税・社会保障の転換──いま財政は何をすべきか
     人間の生命活動を支える帰属所得
     「社会保険国家」から「社会サービス国家」へ
     現金給付と現物給付の役割
     「社会保険国家」となっている日本
     現物給付の少ない日本
     「全世代型社会保障」の光と影
     現物給付なき高齢者福祉の悲劇
     声なき声の民主主義
     子どもたちが育ちたいと思う社会へ
     租税負担の低い「小さすぎる政府」
     低すぎる公的負担がもたらす苦しい生活
     共同事業のための共同負担の必要性
     「小さな政府」の逆進性
     資本に軽く、労働に重いという「逆差別性」
     富裕税の創設を
     利益原則にもとづく消費課税
     「大きな政府」の逆進性、「小さな政府」の累進性
     「事後的再分配」から「事前的再分配」へ
     国民による財政のコントロールが困難な日本
     財政民主主義を機能させる「三つの政府体系」

    第5章 人間らしく生きられる社会へ──地域の協働と民主主義の再生へ
     太った豚になるよりも、痩せたソクラテスになれ
     「量」の経済から「質」の経済へ
     地域社会から存在欲求を充実させる
     崩れ落ちる地域共同体
     持続可能な都市の創造──地域の生活機能の再生から
     「環境」と「文化」を取り戻すストラスブール
     「公園のような都市」づくり──ドイツ・ルール地方
     経済指標から社会指標へ
     大正デモクラシーの教訓
     信州で芽生えた国民教育運動
     民主主義の活性化に向けた自治体の役割
     巨大な富の支配と民主主義の危機
     グラス・ルーツでの対抗とポピュリズムの台頭
     形骸化した民主主義を再創造するために

    おわりに──人間を人間として充実させるヴィジョンを描くために

     あとがき
     主要参考文献
  • 出版社からのコメント

    あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。市民の共同意思決定のもと財政を機能させ、人間らしく生きられる社会を構想する。
  • 内容紹介

    新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    神野 直彦(ジンノ ナオヒコ)
    1946年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。財政学
  • 著者について

    神野 直彦 (ジンノ ナオヒコ)
    神野直彦(じんの・なおひこ)
    1946年埼玉県生まれ.
    東京大学経済学部卒業.東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学.
    東京大学名誉教授.財政学.
    著書に『システム改革の政治経済学』『経済学は悲しみを分かち合うために──私の原点』(以上,岩波書店),『「分かち合い」の経済学』(岩波新書),『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書),『財政学』(有斐閣),『地域再生の経済学──豊かさを問い直す』(中公新書)など.

財政と民主主義―人間が信頼し合える社会へ(岩波新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:神野 直彦(著)
発行年月日:2024/02/20
ISBN-10:4004320070
ISBN-13:9784004320074
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:18cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:176g
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