サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 [単行本]
    • サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 [単行本]

    • ¥5,170156 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月6日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003806357

サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥5,170(税込)
ゴールドポイント:156 ゴールドポイント(3%還元)(¥156相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月6日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2024/02/26
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    時代との格闘、個と集団と歴史の思考。サルトルの後期主要概念である「特異的普遍」。時代の刻印を明確にとどめたこの概念に宿る哲学的潜在力とはどのようなものか。冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれ、集団や権力、社会運動への原理的考察を展開した大著『弁証法的理性批判』を中心に分析し、対他関係の探究から、スターリン主義批判や加藤周一の知識人論までを視野に、特異性と普遍性をめぐるダイナミズムを多面的に捉えた労作。
  • 目次

    序 章

    1 問題設定
    2 本書の構成

    第Ⅰ部 個人の実践と対他関係

    第1章 「弁証法的理性」と「分析的理性」──サルトルにおける個人の実践と自由

    1 「弁証法的理性」の方法
       (A)「分析的理性」としてのマルクス主義批判
       (B)「弁証法的理性」とヘーゲルの影
    2 個人の実践と全体化
    3 デカルト的自由、サルトル的自由
       (A)自由と必然性
       (B)デカルトと絶対的自律性

    第2章 サディズムとマゾヒズム──サルトルにおける他者からのまなざしと他者への性的態度について

    1 他者からの「まなざし」
    2 「愛」をめぐる問題の所在
    3 「愛」と「マゾヒズム」
    4 「性的欲望」と「サディズム」

    第3章 暴力と要求──サルトルのモラル論における祈りと呼びかけ

    1 二重の祈り
       (A)「祈り」と「まなざし」
       (B)ボードレールにおける「二重の請願」
       (C)『悪魔と神』における「挫折」
    2 無力な情況
    3 相互の約束としての「呼びかけ」

    第Ⅱ部 個人の実践と集団統合

    第4章 サルトルと共産党──「唯物論と革命」から『方法の問題』へ

    1 唯物論的神話と革命の哲学
    2 共産主義に最接近するサルトル
    3 ハンガリー動乱以後

    第5章 稀少性と余計者──サルトルにおける「集列性」から「集団」への移行

    1 「稀少性」とは何か
    2 労働と階級
    3 「余計者」から特異な個人へ

    第6章 特異な諸個人の実践と集団形成の論理(Ⅰ)──「溶融集団」における「第三者」と「統治者」

    1 「第三者」の存在
    2 理念としての「溶融集団」
    3 自由と複数性

    第7章 特異な諸個人の実践と集団形成の論理(Ⅱ)──「存続集団」と「専任者」

    1 「誓約集団」と「テロル」
    2 「組織集団」と「職分」
    3 「制度集団」と「専任者」

    第Ⅲ部 「特異的普遍」

    第8章 スターリンの「特異性」──『弁証法的理性批判』第2巻におけるソ連論について

    1 一国社会主義か世界革命論か
    2 「包摂的全体化」を行うスターリン
    3 スターリンの「新‐反ユダヤ主義」

    第9章 死せる知に抗して──サルトルにおける「特異的普遍」について

    1 「特異的普遍」とは何か
    2 「特異的普遍」と「具体的普遍」
    3 「死せる知」に抗する「非‐真理」
    4 「特異性」の普遍化
    5 「普遍性」の特異化

    第10章 「古典的知識人」から「新しい知識人」へ──サルトルの知識人論の変遷と「特異的普遍」

    1 「実践知の技術者」から「知識人」へ
    2 「偽知識人」批判と「恵まれない階級」擁護
    3 「六八年五月」以降のサルトルの知識人論

    第11章 「特異的普遍」としての知識人──加藤周一がサルトルから学んだこと

    1 サルトルの「特異的普遍」と加藤周一
    2 加藤周一によるサルトルの知識人論理解
    3 「六八年五月」以降のサルトルと加藤周一

    終 章

    1 個人の実践と対他関係
    2 個人の実践と集団化
    3 「特異的普遍」
    4 今後の課題と展望

    あとがき
    初出一覧
    参考文献
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれた大著『弁証法的理性批判』は何を問題としていたのか。個と集団の力学を掘り下げた労作。
  • 内容紹介

    サルトルの後期主要概念である「特異的普遍」。時代の刻印を明確にとどめたこの概念に宿る哲学的潜在力とはどのようなものか。冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれ、集団や権力、社会運動への原理的考察を展開した大著『弁証法的理性批判』を中心に分析し、対他関係の探究から、スターリン主義批判や加藤周一の知識人論までを視野に、特異性と普遍性をめぐるダイナミズムを多面的に捉えた労作。

    図書館選書
    冷戦下、マルクス主義との伴走過程で生まれた大著『弁証法的理性批判』を中心に、個と集団のサルトル的ダイナミズムを示す「特異的普遍」概念を掘り下げた労作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    竹本 研史(タケモト ケンジ)
    1977年愛知県生まれ。2005年パリ第10大学大学院「認識と文化」研究科DEA(博士論文提出資格)課程「哲学と都市」専攻修了。2010年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(小地域フランス)博士課程単位取得満期退学。2011年パリ第8大学大学院「意味の実践と理論」研究科博士課程満期退学。現在:法政大学人間環境学部教員。博士(学術)。専門:社会哲学・思想史、フランス語圏文学、フランス語圏地域文化研究
  • 著者について

    竹本 研史 (タケモト ケンジ)
    竹本 研史(タケモト ケンジ)
    1977年愛知県生まれ。2005年パリ第X大学大学院「認識と文化」研究科DEA(博士論文提出資格)課程「哲学と都市」専攻修了。2010年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(小地域フランス)博士課程単位取得満期退学。2011年パリ第VIII大学大学院「意味の実践と理論」研究科博士課程満期退学。
    現在:法政大学人間環境学部教員。博士(学術)。
    専門:社会哲学・思想史、フランス語圏文学、フランス語圏地域文化研究。
    主要著訳書:澤田直編『サルトル読本』(分担執筆、法政大学出版局、2015年)、小島聡・西城戸誠・辻英史編『フィールドから考える地域環境──持続可能な地域社会をめざして[第2版]』(分担執筆、ミネルヴァ書房、2021年)、近江屋志穂・竹本研史『文法と文化で学ぶ 基礎フランス語』(共著、朝日出版社、2023年)、エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ/アンドレ・ビュルギエール監修『叢書『アナール1929-2010』III・V』(共訳、浜名優美監訳、藤原書店、2013・2017年)などがある。

サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:竹本 研史(著)
発行年月日:2024/02/22
ISBN-10:4588151347
ISBN-13:9784588151347
判型:A5
発売社名:法政大学出版局
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:478ページ
縦:22cm
他の法政大学出版局の書籍を探す

    法政大学出版局 サルトル「特異的普遍」の哲学―個人の実践と全体化の論理 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!