児童虐待の歴史社会学―戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷 [単行本]
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児童虐待の歴史社会学―戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷 [単行本]



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出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/02/26
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児童虐待の歴史社会学―戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本社会は児童虐待について何を問題にし、何を問題にしてこなかったのか。明治期から昭和初期にかけ、日本に「児童虐待」概念が立ち上がり浸透する過程を大量の資料から分析、子どもの近代の一局面を描く。
  • 目次

    序 章 近代日本における児童虐待問題への視座
     第1節 問題の所在
     第2節 子どもの社会史研究における「構築」
     第3節 戦前期における児童虐待問題の先行研究と本研究の課題
     第4節 分析視角─社会問題の構築主義
     第5節 戦前期の児童虐待問題を読み解くための史料の収集と本研究の構成

    補論 日本の児童保護事業の系譜─昭和八(一九三三)年児童虐待防止法の歴史的な位置付け

    第1章 近代日本における児童虐待問題の萌芽─明治期における「児童虐待」の概念
     第1節 街頭等での子どもの特殊な労働に対する社会の理解
     第2節 貰い子殺しと継子いじめ─家族の問題としての「虐待」
     第3節 明治期における社会問題としての「児童虐待」の構築
     第4節 小括─社会問題としての「児童虐待」への志向

    第2章 児童虐待をめぐる新聞報道と専門家言説の相互作用
     第1節 原胤昭の児童虐待防止に関する取り組みと社会の反応
     第2節 諸外国の児童虐待防止に関する議論の導入
     第3節 専門家による児童虐待防止議論の展開
     第4節 小括─児童労働を含む虐待概念の形成の初動

    第3章 内務省社会局における児童保護法制定の取り組みと児童虐待防止の検討
     第1節 三田谷啓による児童虐待の統計調査と定義
     第2節 内務省による児童虐待防止議論の展開
     第3節 『兒童保護に關する施設要綱』提出後の児童虐待議論の展開
     第4節 小括─内務省社会局における児童保護の法制化と児童虐待防止の議論

    第4章 児童虐待問題の転換─児童虐待事件を契機とした法制化議論の深化
     第1節 救世軍による児童虐待防止事業の始動
     第2節 法制化の議論に向かう児童虐待防止問題
     第3節 児童保護事業に関する法制化の議論の進展
     第4節 小括─児童保護の法制化の議論と児童虐待の新たな語りの形成

    第5章 岩の坂貰い子殺し事件の社会問題化と児童保護法制化議論の変容
     第1節 社会事業調査会の設置と「兒童保護事業に關する體系」の検討
     第2節 貰い子殺しの社会問題化と児童保護に関する法制化の議論の展開
     第3節 第二回全国児童保護事業会議における「兒童虐待防止法案」の審議
     第4節 小括─児童虐待の社会問題化と児童虐待防止に関する法制化への期待

    第6章 児童虐待防止法案作成の分岐点─『兒童虐待防止に關する法律案要綱』
     第1節 内務省社会局による「兒童監護法」の検討
     第2節 社会事業調査会と答申『兒童虐待防止に關する法律案要綱』
     第3節 児童虐待防止法案の議会提出の決定
     第4節 小括─児童虐待防止法案作成の分岐点

    第7章 帝国議会における児童虐待防止法案の審議過程
     第1節 議会に提出された児童虐待防止法案の特徴
     第2節 第六四回帝国議会の衆議院における児童虐待防止法案の審議
     第3節 第六四回帝国議会の貴族院における児童虐待防止法案の審議
     第4節 児童虐待防止法の成立に対する社会の反応
     第5節 小括─骨抜きとなった児童虐待防止法

    第8章 児童虐待防止法実施状況にみる新たな子ども問題と子どもの複数性
     第1節 児童虐待防止法の審議経過のなかの貰い子殺し事件と産院産婆問題
     第2節 児童虐待防止法の施行に向けた社会の動き
     第3節 児童虐待防止法の成果をめぐる攻防
     第4節 小括─児童虐待をめぐる子ども問題の語られ方

    終 章 日本の児童虐待問題と子どもの近代
     第1節 児童虐待問題の歴史
     第2節 子どもの複数性に着目した児童虐待問題の構築
     第3節 子どもの社会史研究への本研究の貢献

    あとがき
    文献一覧
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    明治期から昭和初期にかけ日本社会に「児童虐待」概念が立ち上がるまでの過程を大量の資料から分析。資料的価値高い1冊。

    「貰い子殺し」等をきっかけに社会問題となった児童虐待は昭和8年、児童虐待防止法に結実する。しかしこの法が規制と保護の対象としたのは、軽業など街頭等で行われる子どもの労働であった。日本社会は児童虐待について何を問題にし、何を問題としてこなかったのか。問題構築過程を読み解くことを通じ、子どもの近代の一局面を描く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高橋 靖幸(タカハシ ヤスユキ)
    2009年立教大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程後期課程単位取得退学。現在、新潟県立大学人間生活学部准教授
  • 著者について

    高橋 靖幸 (タカハシ ヤスユキ)
    高橋 靖幸(たかはし やすゆき)

    2009年立教大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程後期課程単位取得退学.2023年博士(教育学).現在:新潟県立大学人間生活学部准教授.主著:北澤毅・間山広朗編著『教師のメソドロジー─社会学的に教育実践を創るために』(分担執筆,北樹出版,2018年),元森絵里子・南出和余・高橋靖幸編著『子どもへの視角─新しい子ども社会研究』(新曜社,2020年),元森絵里子・高橋靖幸・土屋敦・貞包英之共著『多様な子どもの近代─稼ぐ・貰われる・消費する年少者たち』(青弓社,2021年)ほか.

児童虐待の歴史社会学―戦前期「児童虐待防止法」成立過程にみる子ども観の変遷 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:高橋 靖幸(著)
発行年月日:2024/02/25
ISBN-10:4326603682
ISBN-13:9784326603688
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:448ページ
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