「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 [単行本]
    • 「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 [単行本]

    • ¥9,240278 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年11月22日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003809916

「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥9,240(税込)
ゴールドポイント:278 ゴールドポイント(3%還元)(¥278相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年11月22日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:古今書院
販売開始日: 2024/02/21
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 の 商品概要

  • 目次

    第1章 序論:問題の所在                

    第2章 ダグラス C. ノースによる移出ベース論       
     第1節 はじめに 
     第2節 ノースの問題意識 
     第3節 地域経済の発展に関する通説としての発展段階説 
     第4節 アメリカ合衆国北西部太平洋岸地域の経済発展の実際 
     第5節 移出ベースと域内向け産業との関連 
     第6節 移出ベース開発の諸要因 
     第7節 ノースの結論とこれに対する批判的考察 
      7.1 North(1955)の要旨 
      7.2 North(1955)に関する批判 

    第3章 都市と地域の経済に関する
        ジェイン・ジェイコブズによる理論的洞察の再検討  
     第1節 はじめに 
     第2節 ジェイコブズ都市経済論の論旨と問題点 
      2.1 ジェイコブズの都市経済論は学術的か? 
      2.2 Jacobs(1969) で展開されている論理 
      2.3 ジェイコブズ理論とNorth(1955)の共通点と違い 
      2.4 Jacobs(1984)の論理展開と若干の疑問 
      2.5 ジェイコブズによる両著書の共通点と違い、そして若干の疑問 
     第3節 ジェイコブズ理論は日本の地域経済に妥当するか?
     第4節 おわりに
    第4章 地域経済のレジリエンスに関する
        デイヴィド B. オードレッチュの所説        
     第1節 はじめに 
     第2節 ドイツ経済復活の諸要因の中で
         ドイツ語圏全体に共通するもの
     第3節 ミッテルシュタントとは何か? 
     第4節 農村的地域に立地する「隠れたチャンピオン」 
      4.1 オードレッチュらが紹介する「隠れたチャンピオン」の実例 
      4.2 「隠れたチャンピオン」に関する
        ズィーモンとオードレッチュらの議論の異同 
     第5節 地域経済を支える4つの支柱 
      5.1 オードレッチュが地域経済研究のために重視する先行研究 
      5.2 4つの支柱の概要 
      5.3 シュタントオルトポリティークの意味 
      5.4 成功する地域経済と研究開発基盤 
      5.5 世界への雄飛と外国市場への指向性 
      5.6 インフラストラクチャーと社会的ネットワーク 
      5.7 オードレッチュらが例示する
        地域レベルでのシュタントオルトポリティーク 
     第6節 おわりに 

    第5章 オーストリア・フォラールベルク経済の
        構造転換と「場所に関する戦略的経営」       
     第1節 はじめに 
     第2節 オーストリアにおけるフォラールベルク州の経済的地位 
     第3節 フォラールベルク州の概要 
      3.1 地理 
      3.2 古代から近世にかけての歴史 
      3.3 フォラールベルク州の誕生とその構成 
      3.4 貧しい周辺的地域から工業地域への変貌 
      3.5 現在のフォラールベルク経済 
      3.6 フォラールベルクの文化 
     第4節 フォラールベルク州政府のシュタントオルトポリティーク
      4.1 ヘルベルト・ケスラー州首相時代の政策 
      4.2 1960年代末のフォラールベルク経済に対する診断書 
      4.3 1977年の診断書 
      4.4 1984年の診断書 
      4.5 職業教育学校の整備 
      4.6 プルチャー州首相の
        シュタントオルトポリティーク:1987年~1997年 
     第5節 おわりに

    第6章 フォラールベルク経済を牽引する
        イノベーティブな製造業大企業群         
     第1節 はじめに 
     第2節 EU内諸地域の中でのフォラールベルクの経済的位置 
     第3節 フォラールベルク経済のダイナミズムに寄与する諸企業 
      3.1 フォラールベルク経済のダイナミズム 
      3.2 2017年9月に訪問インタビューした諸企業の概要 
     第4節 台所家具用蝶番での「隠れたチャンピオン」ブルーム社 
      4.1 ブルーム社の商品と成長 
      4.2 ブルーム社の歴史 
      4.3 ブルーム社の工場配置・職業教育・域内企業への外注 
      4.4 ブルーム社の企業文化 
     第5節 大規模照明器具での「隠れたチャンピオン」ツムトーベル社 
      5.1 多国籍企業としてのツムトーベル社 
      5.2 ツムトーベル社の工場配置と販売市場 
      5.3 ツムトーベル社の歴史 
      5.4 現CEOの認識 
     第6節 フォラールベルクに根づいた外来企業リープヘアヴェルク社 
      6.1 リープヘアヴェルク社の親会社 
      6.2 何故フォラールベルク州ネンツィングが選ばれたのか? 
      6.3 リープヘアヴェルク社の成長 
      6.4 リープヘアヴェルク社初代技術担当重役の経歴 
      6.5 リープヘアヴェルク社の職業教育 
     第7節 職人企業から「隠れたチャンピオン」に進化した
         ドッペルマイア社 
      7.1 ドッペルマイア社のイノベーション史 
      7.2 多国籍企業化とミッテルシュタントの維持 
      7.3 多国籍企業としてのイノベーションと成長 
      7.4 ドッペルマイア社技術相談役の経歴と企業文化 
     第8節 おわりに 

    第7章 企業の歴史の長短と関りなく存在する優良大企業  
     第1節 はじめに 
     第2節 合成樹脂製包装容器製造の
         「隠れたチャンピオン」アルプラ社 
      2.1 急成長してきた多国籍企業アルプラ社 
      2.2 アルプラ社の歴史 
      2.3 実習生教育と研究開発 
      2.4 環境保全への貢献 
      2.5 役員構成と国際性を指向する後継者教育 
     第3節 繊維工業部門で200年強の歴史を有する大企業ゲッツナー社 
      3.1 「繊維のくに フォラールベルク」の伝統ある優良繊維大企業 
      3.2 ゲッツナー・ムッター&カンパニーの歴史 
      3.3 ゲッツナー繊維株式会社の概要とイノベーション 
      3.4 家族企業ゲッツナー社グループを率いるゲオルク・コンプロイ 
     第4節 500年以上の歴史を有する
         運輸大企業のゲブリューダー・ヴァイス社 
      4.1 ロジスティクス企業としてのゲブリューダー・ヴァイス社 
      4.2 ゲブリューダー・ヴァイス社のルーツ 
      4.3 国際業務に強みを持つ運輸企業としての発展 
      4.4 EU加盟に伴う困難の克服と南東欧諸国への進出 
      4.5 補完性原理に基づく企業文化 
     第5節 おわりに 

    第8章 非ハイテクとみられがちな
        工業部門で進化した大企業            
     第1節 はじめに 
     第2節 飲料生産で欧州有数の大企業ラウフ社 
      2.1 オーストリア最大の果汁メーカー 
      2.2 ラウフ社の歴史 
      2.3 多国籍業としての歩み 
      2.4 州内のライバルメーカーと連携企業 
      2.5 OEM企業としてのラウフ社 
     第3節 高級ランジェリー生産販売の大企業ヴォルフォード社 
      3.1 ヴォルフォード社の歴史 
      3.2 ヴォルフォード社製品の国際的な販路 
      3.3 ヴォルフォード社の経営哲学と経営戦略 
      3.4 困難に直面するヴォルフォード社 
     第4節 独自商品生産企業から
         鍍金サプライヤーに転換したコリーニ社 
      4.1 コリーニ社の事業とその立地展開 
      4.2 コリーニ社の歴史 
      4.3 自動車産業への参入 
      4.4 コリーニ社の経営姿勢 
     第5節 繊維産業にとっての
         補完企業から進化したロンド・ガナール社 
      5.1 ロンド・ガナール社の歴史 
      5.2 段ボールメーカーとしての躍進 
      5.3 職業教育への貢献と経営哲学 
     第6節 おわりに 

    第9章 機械・電子機器製造部門の多様な優良企業群    
     第1節 はじめに 
     第2節 電力システム検査機器開発の
         「隠れたチャンピオン」オミクロン社 
      2.1 創業者ライナー・アーベラーの生い立ち 
      2.2 オミクロン社の創業とニッチ市場への参入 
      2.3 オミクロン社の成長 
      2.4 オミクロン社の受賞歴とライナー・アーベラーの経営哲学 
      2.5 オミクロン社の従業員と職業教育 
     第3節 リヒテンシュタインに本拠を置く
         電動工具生産ヒルティ社の事業所 
      3.1 電動工具業界でのヒルティ社の位置 
      3.2 ヒルティ社のドイツ語圏国際的事業所間分業 
      3.3 国外工場の立地要因 
     第4節 破綻の危機から蘇ったIMAシェリンググループ社 
      4.1 シェリング社の前身企業 
      4.2 シェリング社の破綻と再建 
      4.3 M&Aで誕生したIMAシェリンググループ社の所有と経営 
      4.4 IMAシェリンググループ社の顧客と成長 
     第5節 再生エネルギープラントのための
         「隠れたチャンピオン」バハマン社 
      5.1 創業者ゲアハルト・バハマンの経営哲学 
      5.2 バハマン社の4つの事業 
      5.3 バハマン社の成長、危機、そして再成長 
      5.4 バハマン社の職業教育 
     第6節 組み込みコンピュータのスタートアップから成長したS.I.E社 
      6.1 S.I.E社とその傘下企業の概要 
      6.2 S.I.E社の設立とその後の進化 
      6.3 S.I.E社が経験した困難とその克服 
     第7節 おわりに 

    第10章 機械・食品・木工各部門の活力ある中小企業    
     第1節 はじめに 
     第2節 コンテナ用クレーン製造で市場をリードするキュンツ社 
      2.1 キュンツ社の歴史 
      2.2 顧客企業を世界各国に持つ多国籍中小企業 
      2.3 キュンツ社の成長 
     第3節 地元大企業からスピンアウトした機械工具企業ツェット社 
      3.1 企業名の意味 
      3.2 ツェット社の事業内容 
      3.3 成長の直接的要因と技術基盤 
      3.4 組織の所有構造 
     第4節 EU市場で存続戦略を推進する小規模製粉企業 
      4.1 原料の調達と製品の販売市場 
      4.2 企業の組織構造 
      4.3 オーストリアのEU加盟に向けての戦略
      4.4 スイス製の製粉機 
     第5節 地元ニーズに応えかつ移出を推進する食品製造協同組合 
      5.1 EU加盟に備えた設立 
      5.2 フォラールベルクミルヒ製品の販売市場 
      5.3 高い品質 
     第6節 特製ベッドの開発製造で躍進する職人企業 
      6.1 独特の商品とそのブランド化 
      6.2 新製品のアイデア実現とマーケティング 
      6.3 たびかさなる受賞 
      6.4 強い環境意識 
      6.5 ドイツ市場への参入 
      6.6 週休3日制の導入 
     第7節 「スタートアップのくに」を目指す政策 
      7.1 スタートアップラント朝食会 
      7.2 スタートアップラント政策の狙い 
      7.3 スタートアップ政策は全国規模で推進 
      7.4 国内他州と比較したフォラールベルク州のスタートアップ数 
     第8節 おわりに 

    第11章 結論と研究展望                 

    注(各章別)                            

    文 献                              

    事項索引                             
    地名索引                             

    企業名・団体名等索引                       

    人名索引
  • 出版社からのコメント

    オーストリアの小さな農村地域が、世界的なニッチ市場でトップ層に位置する企業を次々と輩出するその要因とは。
  • 内容紹介

    經濟発展は大都市からという考えが一般的だが、オーストリアの最西端にあり、首都ウィーンから500kmもはなれ、人口30万人ほどのフォラールベルク州はヨーロッパあるいは世界のニッチ市場でトップクラスの企業すなわち「隠れたチャンピオン」が次々に誕生し、成長してきた地域である。
     その理由を経済学・経営学の理論に加え継続的な現地調査により探究してきた結果、要因を一つだけで説明するのはむずかしいが、人々の人間関係のありかた?経営者であれ、作業員であれ、また大企業であれ、中小企業であれ対等であること?が、互いを信頼し、イノベーションにつながるアイディアをうみだす根源となることが結論づけられ、最重要要因のひとつであるとの結論を得た。このことはすなわち大都市ではなくとも、小さな農村地域であっても、経済的な活力を発揮できる場合があることを意味し、日本の現状特に地方の状況を改善するための政策に生かされることが期待できる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山本 健兒(ヤマモト ケンジ)
    1952年新潟県生まれ。1970年新潟県立長岡高等学校卒業、1974年一橋大学社会学部卒業、1976年東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程修士課程修了、1980年同博士課程単位取得退学、1993年学位取得、博士(理学)東京大学(理11317号)。1980年高知大学人文学部に講師として入職し、法政大学経済学部助教授・教授、九州大学経済学研究院教授を経て2017年九州大学名誉教授。その後、帝京大学経済学部地域経済学科に勤務し2022年退職。ドイツ学術交流会(DAAD)などの支援を得て研究に従事

「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 の商品スペック

商品仕様
出版社名:古今書院
著者名:山本 健兒(著)
発行年月日:2024/02/09
ISBN-10:4772232036
ISBN-13:9784772232036
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:586ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:4cm
重量:929g
他の古今書院の書籍を探す

    古今書院 「隠れたチャンピオン」を輩出する地域―欧州における小規模農村的地域の事例 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!