流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) [全集叢書]
    • 流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) [全集叢書]

    • ¥2,42073 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までにお届け日本全国配達料金無料
100000009003810412

流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) [全集叢書]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥2,420(税込)
ゴールドポイント:73 ゴールドポイント(3%還元)(¥73相当)
お届け日:在庫あり今から9時間と24分以内のご注文で、2025年8月2日土曜日までお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
日本全国配達料金無料
出版社:現代書館
販売開始日: 2024/02/17
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一億総「前向き」社会の中、「後ろ向き」のまま、社会を変えるための運動に携わることは可能なのか。知の巨人・鶴見俊輔を、今改めて、社会運動論として読む。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    序章 なぜ「鶴見俊輔と社会運動」なのか
    第1章 一九六〇年代と「市民運動」(出発点:アメリカ留学とプラグマティズム;一九六〇年代前史:「思想の科学」;六〇年安保と「声なき声の会」;ベ平連;一九七〇年代以降をどう見るか)
    第2章 『日常的思想の可能性』を読む(プラグマティズムによる社会運動論:『限界芸術論』との対比から;「言葉」を通した日本社会批判;集団の組み方;社会運動のための知恵)
    第3章 鶴見俊輔を位置づける(丸山真男からの批判;補助線としての「ベ平連」;小田実との差異;吉本隆明との接点)
    第4章 流されながら社会に関わる(そもそも社会運動とは何か;鶴見俊輔の社会運動論;押し流されながらの主体性;ためらいつつの社会運動論)
    終章 鶴見俊輔を「現在」こそ読む
  • 内容紹介

     戦後日本思想界において間違いなく大きな存在である鶴見俊輔は、アメリカのプラグマティズムを日本に紹介した哲学家、また多岐にわたる領域への言及を重ねた評論家、さらには大衆文化への幅広い目配りをした著作なども数多く、なかなかとらえがたい巨大な存在と言えるだろう。本書は、そんな中でも、これまであまり触れられてこなかった、また著作物としてはほとんどない「社会運動家としての鶴見俊輔」に焦点を当てた。
     60年代の鶴見にとって社会運動へのかかわりはかなり大きな比重をもっていたが、時代の変化、そして本人の抱える身体的・精神的問題もあり、その空気感は次第に薄められていった。今回、この企画発案のきっかけとなったのは、2010年代の「オキュパイ」運動に端を発した新しい世代による社会運動の世界的な盛り上がりである。日本でも、東日本大震災以降、2012年の原発再稼働反対、2015年の戦争法案反対運動など、ながらく無風だった社会においてある変化の兆しが見られた。そこには、60年代から70年代安保の時代での社会運動が持っていた熱や理想主義とは違う、新しい感覚による市民の動きがあると著者は見立てる。それは、従来のいわゆるポジティブで前向きな大きなものを反転させたもので、あくまで個人的なリアリティを持てるもっと小さなサイズの運動で、そこには3つの反転発想がある。
    1.「理想的な社会の建設を目標とする」⇒「理想到達ではなく最悪を回避するための抵抗」、
    2.「自らをしっかりと確立し主体的に動いていく」⇒「流されていく中で自己と向き合い自分の言葉で考え発見していく」、
    3.「他者を巻き込んで大きな流れにしていく」⇒「渦の大きさではなくまず自分のための社会運動を目指す」。
    このようなネガティブさを含みつつ「後ろ向き」のままで、社会や政治にかかわっていこうという鶴見の特異な運動理論が、自己責任論の中での生きづらさや疎外感を感じる若い世代への一つの可能性を持つのではないだろうか。本書ではそんな新しい社会運動論を提示してみた。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松井 隆志(マツイ タカシ)
    1976年、千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、武蔵大学社会学部教員。専門は社会運動論、戦後日本の歴史社会学
  • 著者について

    松井隆志 (マツイタカシ)
    1976年、千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、武蔵大学社会学部社会学科准教授。専門は社会運動論、戦後日本の歴史社会学。
    著書『戦後日本スタディーズ2』(2009年、紀伊國屋書店、共著)、『戦後思想の再審判』(2015年、法律文化社、共著)、共編著に『社会運動史研究1~4』(2019~2022年、新曜社)など。

流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) の商品スペック

商品仕様
出版社名:現代書館
著者名:松井 隆志(著)
発行年月日:2024/02/29
ISBN-10:4768410227
ISBN-13:9784768410226
判型:B6
発売社名:現代書館
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:216ページ
縦:20cm
他の現代書館の書籍を探す

    現代書館 流されながら抵抗する社会運動―鶴見俊輔『日常的思想の可能性』を読み直す(いま読む!名著) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!