ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義 [単行本]
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ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義 [単行本]



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出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/03/28
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ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    民主主義とは、「ケア責任の配分に関わるもの」である。これまでの民主主義論が前提する自律した政治的主体と近代以降のリベラルな個人像を批判、「ケア」を社会の周縁に封じ込めてきたその権力性を問い、誰もが「他者に依存せざるをえない存在」という平等観の下での社会を構想する。“ケアに満ちた民主主義”を提起するトロントの主著、待望の邦訳!
  • 目次

    日本語版読者の方々へ
    はじめに
    謝 辞

    序 章 ケアがもはや「くつろぎの場」にはないとき
     民主主義的なケア革命の必要性
     ケアをより民主的に考える方法――よりケアに満ちた方法で民主主義を考える方法

    第Ⅰ部 ケアリング・デモクラシーの構想

    第1章 民主主義の再定義――ケア責任論争の解決へ向けて
     ふたつの不足の物語
     ケアとケアリングの意味
     概念としてのケアから政治理論としてのケア
     ケアと民主主義の政治理論
     フェミニスト的なケアの民主的倫理
     民主的なケアと新自由主義
     結語

    第2章 なぜ自己責任は民主主義にとって不十分なのか
     なぜ責任に焦点を当てるのか
     政治的な考えとしての責任
     責任と権力
     無責任マシーン?
     ケアリング・デモクラシーの視点から責任を再考する
     民主主義への責任  

    第Ⅱ部 いま私たちはいかにケアしているか

    第3章 タフな男はケアしない、のか?――ジェンダー、自由、ケア
     ジェンダー化された責任
     なぜケアは女子向きなのか? なぜタフな男はケアしないのか?
     男性によるケア1――保護パス
     暴力――ケアとしての保護のダークサイド
     男性によるケア2――生産パス
     職業倫理とケア倫理
     新自由主義、競争、自由
     自由
     シティズンシップのジェンダーを変革すること
     結語

    第4章 私事化されたケアの悪循環――ケア、平等、民主主義
     ケアの不均衡
     不平等なケアの社会心理
     ジェンダー、階級、ケアのエコロジー
     平等の意味を再考する
     ケアの不平等と使用人であること

    第5章 市場はケアすることができるのか?――市場、ケア、正義
     ケア制度のひとつとしての市場
     教育の市場化
     結語

    第Ⅲ部 民主的ケア実践とケアリング・デモクラシーを想像する

    第6章 民主的にケアすること
     ケアすることが民主的ならば、包摂的でなくてはならない
     包摂的であるためには、自己をケアの受け手として再考することが必要である
     民主的ケア実践
     民主的にケアすることに関する考慮事項
     民主的にケアすることは、よりよくケアすることである
     民主的ケア制度
     民主的にケアするための時間
     民主的ケアをそれ自体で引きあげる 

    第7章 ケアリング・デモクラシー
     パスを回収する
     ケアリング・デモクラシーにおける市民は何をするのか?
     結語

    原注
    監訳者解説
    参考文献
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    “ケアに満ちた民主主義”を訴えてきたフェミニスト政治学者トロントの主著を邦訳。ケアの倫理を踏まえた社会への変革を提起する。

    これまでの民主主義論が前提する自立/自律したリベラルな個人像を批判し、誰もが「他者に依存せざるをえない存在」という人間観の下での社会構想を訴えるとともに、「ケア」を周縁に封じ込めてきたその政治性や権力性を問う。民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」とし、ケアの倫理を踏まえた社会への変革を提起する。
    【原著】Joan C. Tronto, Caring Democracy : Markets, Equality, and Justice(New York University Press, 2013)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    トロント,ジョアン C.(トロント,ジョアンC./Tronto,Joan C.)
    ミネソタ大学政治学教授、ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授を経て両大学の名誉教授。専門はフェミニズム政治理論

    岡野 八代(オカノ ヤヨ)
    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は西洋政治思想、フェミニズム理論

    相馬 直子(ソウマ ナオコ)
    横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。専門は福祉社会学、社会政策、ケア研究

    池田 直子(イケダ ナオコ)
    中央大学非常勤講師。専門はフェミニズム平和理論

    冨岡 薫(トミオ カオル)
    慶應義塾大学大学院文学研究科助教(有期・研究奨励)。専門はケアの倫理

    對馬 果莉(ツシマ カリ)
    神戸女学院大学非常勤講師。専門はハンナ・アーレント思想とフェミニスト理論
  • 著者について

    ジョアン・C・トロント (ジョアン トロント)
    ジョアン・C・トロント(Joan C. Tronto)

    1952年生まれ。ミネソタ大学政治学教授、ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授を経て両大学の名誉教授。専門はフェミニズム政治理論。著書に『ケアリング・デモクラシー』(2024, 勁草書房)、『ケアするのは誰か?』(2020, 白澤社)など。


    岡野 八代 (オカノ ヤヨ)
    岡野 八代(おかの やよ)
    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は西洋政治思想、フェミニズム理論。主な著書に『ケアの倫理――フェミニズムの政治思想』(岩波新書、2024年)、『フェミニズムの政治学――ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012年)、ジョアン・トロントとの共著『ケアするのは誰か?――新しい民主主義のかたちへ』(白澤社、2020年)。訳書にエヴァ・キテイ『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』(監訳、白澤社、2010年)、アイリス・マリオン・ヤング『正義への責任』(共訳、岩波書店、2022年)など。

    相馬 直子 (ソウマ ナオコ)
    相馬 直子(そうま なおこ)
    横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。専門は福祉社会学、社会政策、ケア研究。主な著書に『親密性の福祉社会学――ケアが織りなす関係』(執筆、庄司洋子編、東京大学出版会、2013年)、『社会が現れるとき』(執筆、若林幹夫・立岩真也・佐藤俊樹編、東京大学出版会、2018年)、『子育て支援を労働として考える』(松木洋人と共編、勁草書房、2020年)など。

    池田 直子 (イケダ ナオコ)
    池田 直子(いけだ なおこ)
    中央大学非常勤講師。専門はフェミニズム平和理論。主な訳書にアイリス・マリオン・ヤング『正義への責任』(共訳、岩波書店、2022年)、主な論文に“Seeing the Whole Picture,” in C.Cockburn ed., Antimilitarism(Palgrave Macmillan, 2012)など。

    冨岡 薫 (トミオカ カオル)
    冨岡 薫(とみおか かおる)
    慶應義塾大学大学院文学研究科助教(有期・研究奨励)。専門はケアの倫理。論文に「ケアの倫理の「自律」批判再考――ケア提供者の被る抑圧の問題をめぐって」(『倫理学年報』第71集、2022年)、「ケアの倫理における「依存」概念の射程――「自立」との対立を超えて」(『エティカ』、2020年)、共訳書にケア・コレクティヴ『ケア宣言――相互依存の政治へ』(大月書店、2021年)など。

    對馬 果莉 (ツシマ カリ)
    對馬 果莉(つしま かり)
    神戸女学院大学非常勤講師。専門はハンナ・アーレント思想とフェミニスト理論。主な論文に「ケアする人と世界疎外」(『同志社グローバル・スタディーズ』vol. 11、2021年)など。

ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:ジョアン C. トロント(著)/岡野 八代(監訳)/相馬 直子(訳)/池田 直子(訳)/冨岡 薫(訳)/對馬 果莉(訳)
発行年月日:2024/03/15
ISBN-10:4326303360
ISBN-13:9784326303366
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:352ページ
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