児童学とは何か―児童学の方法論・対象・方法をめぐるヴィゴーツキーの四つの論文を読む [単行本]
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児童学とは何か―児童学の方法論・対象・方法をめぐるヴィゴーツキーの四つの論文を読む [単行本]



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出版社:福村出版
販売開始日: 2024/03/15
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児童学とは何か―児童学の方法論・対象・方法をめぐるヴィゴーツキーの四つの論文を読む の 商品概要

  • 目次

    序 論 訳者による本書の道案内
     1 ヴィゴーツキーの時代のソビエト連邦での児童学の状況
     2 児童学が解明してきた理論的な成果
     3 本書を構成する四つの論文についての簡単な解説

    第Ⅰ論文 「児童学の方法論」
     1 新しい心理学への道
      心理学と隣接科学の関係の問題
      児童学と児童心理学の関係の問題
     2 総合の方法論的な問題
      研究対象の統一性と発達過程の客観的現実性の承認
      ホールの場合
      バーソフの場合
      主観的な総合か客観的な総合か
     3 ブローンスキーの児童学の定義をめぐって
      児童学の三つの定義
      「特性」の概念および「成長、体質、行動」の概念をめぐって
      「徴候-複合」の概念をめぐって
      ブローンスキーの考える「総合」
     4 児童学が独立科学として存在する方法論的な根拠
      西欧やアメリカで統一的な独立科学としての児童学が廃れた理由
      西欧やアメリカで児童学がなお存在し続けている理由
     5 児童学と児童心理学の関係の問題
      隣接科学間の協力、相互結合、接近の観点から
      一般科学と特殊科学の合法則的、歴史的な関係
     6 科学としての心理学の統一性の問題:三つの局面
      第一の局面:心理学と隣接科学との複雑な相互関係の現実的な根拠
      第二の局面:心理学的現象の弁証法的な一般化
      第三の局面:心理学の誤った伝統的な科学分類
     7 児童学はどの程度心理学に立脚しているのか
      児童学と心理学は同一の経験的対象を別の客観的結合の中で研究する
      ひとつ目の具体例:自然全体に関する科学と児童学との類比
      二つ目の具体例:7歳児の記憶の研究
     8 児童学と心理学との相互関係の問題の検討の総括
      心理学の「帝国主義」と児童学の「帝国主義」
      心理主義の危険性という誤りの本質
      児童学の対象である総合の問題:児童学的な統一性と児童学的な発達の構想

    第Ⅱ論文 「児童学の対象」
     1 児童学は子どもの発達を研究する
     2 子どもの発達は循環的に経過する過程である
      発達のリズムと時間のリズムは一致しない
      時間の断片の価値は発達の循環の中で占める位置により変化する
      パスポート年齢と児童学的年齢は異なる
      児童学的基準としての標準値
      発達の循環と年齢期
     3 子どもの発達の個々の側面は不均衡・不均等に発達する
      子どもの発達の不均衡・不均等
      発達のどの新しい年齢段階でも、身体の構造と人格の構造そのものが変化する
      子どもの発達のどの側面にも、それ自身の発達の最適期がある
      発達における機能の順序性に見られる独自の法則性
     4 子どもの発達におけるあらゆる進化は、退行・逆方向の発達と同時にある
      逆方向の発達過程
      退行の過程と進化の過程の密接な依存関係
     5 子どもの発達における転換の法則
      子どもの発達は量的な変化に還元されない質的な変化の連鎖
      子どもは質的に独自の存在
     6 子どもの発達に関する三つの理論グループ
      第一の理論グループ:発達を否定する前成説
      発達の発達たる基本的特徴:新しいものの発生
      第二の理論グループ:発達を否定する環境による全面的な決定
      第三の理論グループ:子どもの発達とは人間的な人格の生成・発生の過程である
      新しいものの発生と先行する発達過程との法則的な結びつき

    第Ⅲ論文 「児童学の方法」
     1 方法とは何か
     2 統一的方法
      全面的な方法ということではない
      分析を排除する方法ではない
      要素に分解する分析
      単位に分解する分析:第一の特質
      単位に分解する分析:第二の特質
     3 言葉の発達の生得論と経験論による分析の不毛性
      遺伝の要素と環境の要素への分解とその対立
      遺伝の要素と環境の要素への分解とその輻輳
     4 単位としての言葉の局面の分析
      言葉の単位としての音素:意味を持つ音
      具体的な例による音素の説明
     5 言葉の発達における子ども自身の特性と環境要因との関係の分析
      子どもの言葉の発達は何に依存しているのか
      単位に分解する方法による関係の研究へ
     6 臨床的方法
      対症的方法から臨床的方法への移行
      神童と天才児:徴候の背後にある発達過程の違い
      天才児の具体例
     7 比較-発生的方法
      年齢による比較切断法
      言葉の発達に見る比較-発生的方法の具体例
     8 まとめ

    第Ⅳ論文 「対象と方法の弁証法――思考と言葉の関係の問題」
     1 問題の所在:研究されてこなかった機能間の関係の問題
     2 思考と言葉の関係の問題に対する従来の解決法
      思考と言葉の同一視・融合
      思考と言葉の外的な結合
     3 思考と言葉の関係の問題への二種類の分析方法
      要素に分解する分析方法
      一般的なものへ上昇する方法としての要素に分解する分析
      統一体の内的関係の断絶としての要素に分解する分析
      単位に分解する分析方法
     4 言語的思考の単位としての言葉の意味
      言葉の意味の心理学的本性:思考であり、同時に言葉でもある
      思考と言葉の関係の問題への意味論的な分析方法
     5 コミュニケーションと思考の統一的単位としての言葉の意味
      コミュニケーションの手段(言葉)と知的機能(思考)とは切り離せない
      コミュニケーションと言葉の意味の一般化との結びつき
     6 人間の言葉における音と意味の統一的単位としての音素
      言葉の音と言葉の意味との関係の問題
      言葉の音と意味とを結びつけている単位としての音素
     7 思考と言葉の関係と意識の他の側面および全体としての意識との関係の問題
      知性と感情の結合の問題
      この章の結び
  • 出版社からのコメント

    新たに選出・新訳したヴィゴーツキーの論文と講義から、児童学に対する彼の理論的営為の一端を明らかにする。
  • 内容紹介

    ヴィゴーツキーが独自の議論を展開する論文から編訳者が4つを選出し、ヴィゴーツキー理論の深い理解に基づく丁寧な新訳で1冊に。児童学に対するその理論的営為を追う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 和夫(ナカムラ カズオ)
    1948年東京に生まれる。愛媛大学、東京水産大学(現東京海洋大学)、神戸大学、京都橘大学での勤務を経て、東京海洋大学名誉教授、京都橘大学名誉教授。専門は発達心理学、教育心理学。博士(教育学、東京都立大学)
  • 著者について

    中村 和夫 (ナカムラ カズオ)
    ※初版刊行時のものです
    中村和夫(なかむら・かずお)
    1948年 東京に生まれる
    1967年 東京都立両国高等学校卒業
    1971年 東京大学教育学部教育心理学科卒業
    1976年 東京大学大学院教育学研究科(教育心理学専攻)博士課程中退
    愛媛大学、東京水産大学(現東京海洋大学)、神戸大学、京都橘大学での勤務を経て、現在は東京海洋大学名誉教授、京都橘大学名誉教授。専門は発達心理学、教育心理学。博士(教育学、東京都立大学)。

    主な著書
    『ヴィゴーツキーの発達論――文化-歴史的理論の形成と展開』(東京大学出版会、1998年)
    『ヴィゴーツキーに学ぶ 子どもの想像と人格の発達』(福村出版、2010年)
    『ヴィゴーツキー理論の神髄――なぜ文化-歴史的理論なのか』(福村出版、2014年)
    『ヴィゴーツキーの生きた時代[19世紀末~1930年代]のロシア・ソビエト心理学――ヴィゴーツキーを補助線にその意味を読み解く』(福村出版、2018年)

児童学とは何か―児童学の方法論・対象・方法をめぐるヴィゴーツキーの四つの論文を読む の商品スペック

商品仕様
出版社名:福村出版
著者名:ヴィゴーツキー(著)/中村 和夫(編・訳)
発行年月日:2024/03/20
ISBN-10:4571230702
ISBN-13:9784571230707
判型:A5
発売社名:福村出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:172ページ
縦:21cm
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