コレクションと歴史意識―十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし [単行本]
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コレクションと歴史意識―十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2024/02/29
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コレクションと歴史意識―十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    書籍や古器物の蒐集に明け暮れた「好古家」のコレクションから、十九世紀の歴史意識に迫る。ヒト・モノ・情報の流通が成熟していった十八世紀半ば、それらをひたすらに集め、記録し、事物の起源・沿革に想いを馳せる人々が各地に現れてきた―古いものに強いこだわりをもった彼らは、「好古家」と呼ばれるようになる。「好古家」たちは、明治の世を迎えてからも古いものへの関心を失うことはなかった。前時代の学者に憧れ、それまでの学問蓄積やネットワークを引き継ぎつつ、新しい学知やメディアをも使いこなすことで知識を深め、「江湖」に同好の士を求めていったのである。ときに新聞・雑誌に載って共有・発信されたその営為の痕は、いまも刊行物やコレクションとして遺され、歴史学をはじめとした人文学研究の基盤となっている。幕末・明治という転換の時代を生きた一人の「好古家」に視座を置き、彼が遺した書簡や紀行文、編纂物を手がかりとしてそのコレクションを紐解く。そこから見えてくるのは、蒐集活動の実態と古いものへ注がれた熱いまなざしである。大学という制度や学知が確立する以前の在野における歴史研究の実相とアカデミズムへの継承を描き出す画期的著作。
  • 目次

    序章 「好古家」のコレクションに歴史意識を探る
      一 「好古家」をめぐる用語と研究
      二 歴史意識をめぐる研究と史料
      三 番匠村の小室家とそのコレクション
      四 本書の構成

    第一部 「好古家」の蒐集活動と近代メディア受容
    第一章 随筆による知識の蒐集と活用
      一 抜書される随筆―幕末~明治ゼロ年代
      二 スクラップブックの中の随筆―明治十年代
      三 活用される随筆の知識
      おわりに

    第二章 新聞・雑誌の購読と読者共同体
      一 新聞の購読と情報の入手
      二 読まれない新聞と読まれる記事
      三 雑誌の購読と読者共同体
      おわりに

    第三章 随筆からみえる歴史意識
      一 新聞を抜書する―読書ノートの形と目的
      二 抜書と書き込みにみる歴史意識
      おわりに

    第四章 新井白石著作の蒐集と予約出版
      一 白石の著作を蒐める
      二 白石社との交流
      三 墓の探索と国への献本
      四 『新井白石全集』への結実
      おわりに

    第二部 「好古家」のまなざしと歴史意識
    第五章 考古学的知識の受容と遺跡・遺物へのまなざし
      一 「百穴」の調査とふたつの『穴居考』
      二 新井白石説への批判と『考古説略』
      三 『撥雲余興』と遺物への欲求
      おわりに

    第六章 旅先でのまなざしと歴史意識
      一 紀行文の典拠と旅先での借写
      二 旅先で見たもの
      三 石造物と古器物へのまなざし
      おわりに

    第七章 旧旗本領における交友と同時代認識
      一 ふたつの再会と東照宮への意識
      二 ふたつの建白書と歴史認識の齟齬
      三 仁田村からの書簡
      おわりに

    第八章 小田原衆所領役帳をめぐる交友と歴史研究
      一 箱根への旅―明治ゼロ年代の出会い
      二 旅の後で―明治十年代の文通
      三 引き継がれる役帳研究の成果―夢の成就
      おわりに

    終章 「好古家」のコレクションからみえる十九世紀の歴史意識
      一 「好古家」のコレクションから見えたもの
      二 残された課題と「好古家」研究の展望

    あとがき
    初出一覧
    巻末付表【1―1 『不如学斎叢書』『叢書』項目・出典一覧】
    索引
  • 出版社からのコメント

    書籍や古器物の蒐集に明け暮れた「好古家」のコレクションから、19世紀の歴史意識に迫る
  • 内容紹介

    ヒト・モノ・情報の流通が成熟していった十八世紀半ば、それらをひたすらに集め、記録し、事物の起源・沿革に想いを馳せる人々が各地に現れてきた――古いものに強いこだわりをもった彼らは、「好古家」と呼ばれるようになる。
    「好古家」たちは、明治の世を迎えてからも古いものへの関心を失うことはなかった。
    前時代の学者に憧れ、それまでの学問蓄積やネットワークを引き継ぎつつ、 新しい学知やメディアをも使いこなすことで知識を深め、「江湖」に同好の士を求めていったのである。
    ときに新聞・雑誌に載って共有・発信されたその営為の痕は、 いまも刊行物やコレクションとして遺され、歴史学をはじめとした人文学研究の基盤となっている。
    幕末・明治という転換の時代を生きた一人の「好古家」に視座を置き、彼が遺した書簡や紀行文、 編纂物を手がかりとしてそのコレクションを紐解く。
    そこから見えてくるのは、蒐集活動の実態と古いものへ注がれた熱いまなざしである。
    大学という制度や学知が確立する以前の在野における歴史研究の実相とアカデミズムへの継承を描き出す画期的著作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    古畑 侑亮(フルハタ ユウスケ)
    1990年、長野県諏訪市生まれ。2021年、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科特任講師などを経て、現在、親鸞仏教センター嘱託研究員。専門は日本近世史・19世紀史学史
  • 著者について

    古畑侑亮 (フルハタユウスケ)
    古畑侑亮(ふるはた・ゆうすけ)
    1990年生まれ。2021年、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
    一橋大学大学院社会学研究科特任講師(ジュニアフェロー)などを経て、現在、親鸞仏教センター嘱託研究員。
    専門は日本近世史・19世紀史学史。
    論文に「刊行物にみる金沢甚衛の横顔―社会事業の実践と歴史研究を中心に」(『大倉山論集』第66輯、2020年)、「明治初期の旧旗本領におけるネットワークと歴史意識―佐久間家の旧知行所を事例として」(『人民の歴史学』第230号、2021年)、「幕末における国学者の文献考証と遺跡認識 ―色川三中『黒坂命墳墓考』稿本の比較から」(『土浦市立博物館紀要』第33号、2023年)などがある。

コレクションと歴史意識―十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠社
著者名:古畑 侑亮(著)
発行年月日:2024/02/20
ISBN-10:4585320385
ISBN-13:9784585320388
判型:A5
発売社名:勉誠社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:408ページ
縦:22cm
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