黒い蜻蛉―小説小泉八雲 [単行本]
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黒い蜻蛉―小説小泉八雲 [単行本]
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黒い蜻蛉―小説小泉八雲 [単行本]



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出版社:佼成出版社
販売開始日: 2024/08/27
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黒い蜻蛉―小説小泉八雲 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    小泉八雲の一生をえがききった唯一の邦訳伝記小説。のちに『怪談』を生みだす男が最後に選んだ地は、開国直後の日本。ひとりの異邦人、ラフカディオ・ハーンが小泉八雲となるまで―。
  • 目次

    日本の読者のみなさんへ

    プロローグ ----一八五四年 ダブリン・アイルランド
    1 極東の国へ ----一八八九年 ニューヨーク・アメリカ
    2 アビシニア号にて ----一八九〇年 太平洋上
    3 日本上陸 ----一八九〇年 横浜
    4 出雲の国 ----一八九〇年 松江
    5 結婚 ----一八九〇年 松江
    6 耳なし芳一 ----一八九一年 松江
    7 山陰の旅 ----一八九一年 松江
    8 浦島太郎 ----一八九一年 松江
    9 さようなら! ----一八九一年 松江
    10 弟ジェームズ ----一八九一年 熊本
    11 九州の学生たちと ----一八九二年 熊本
    12 八雲立つ ----一八九三年 熊本
    13 再会と別れ ----一八九四年 熊本
    14 揺らぐ心 ----一八九四年 熊本
    15 鯉のぼりと柔術 ----一八九五年 神戸 
    16 帰化 ----一八九五年 神戸
    17 神様の里 ----一八九七年 東京
    18 噴火 ----一九〇二年 東京
    19 解雇通知 ----一九〇二年 東京
    20 富士山へ ----一九〇三年 東京
    21 黒い蜻蛉 ----一九〇四年 東京

    著者あとがき
    訳者あとがき
  • 出版社からのコメント

    日本人よりも日本を愛した男、小泉八雲。彼の人生は、私たちに「日本人とは何か」を問いかける。空想と史実が織りなす伝記小説。
  • 内容紹介

    『怪談』『知られぬ日本の面影』『日本――一つの試論』。日本人も気づいていなかった日本文化の魅力・価値に気づき、世界に広めた人物、小泉八雲。自身の生い立ちに由来するコンプレックス、葛藤にもがいていた「ラフカディオ・ハーン」は、諸国遍歴のすえに日本へ渡り、日本人の生き方や文化、そして妻となる女性、小泉セツに出会う。日本人「小泉八雲」となった彼の人生は、ヤゴが羽化してトンボとなって飛び立つがごとく変わっていく――。アイルランド出身の著者が描く、空想と史実が織りなす魂の伝記小説。

    本書は、アイルランド出身の脚本家、ジーン・パスリー氏が 2021 年に刊行した長編小説、“Black Dragonfly”の日本語翻訳版。

    主人公は「雪女」「耳なし芳一」「ろくろ首」など、日本に古くから伝わる民話・伝承を再話した『怪談』を出版し、日本の文化を世界に紹介した人物、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。物語はハーンの幼少期からはじまり、アイルランド人とギリシャ人の血をひく彼は、その出自や外見、幼いころに両親と生き別れた経験などから、つねに劣等感と孤独感を抱えていた。世界各地を経巡ったハーンが新たな居場所を求めて渡ったのが、明治期の日本だった。仏教や神道、精霊信仰、先祖崇拝といった日本の精神文化に触れるハーン。松江への旅、英語教師として学生たちと過ごす日々、元士族の娘・小泉セツとの結婚、息子一雄の誕生、日本への帰化と改名――。〈日本〉との出会いによって、その人生と人生観は大きく変わっていく。

    小泉八雲の生涯を描いた唯一の邦訳小説である本書は、史実と仮構を織り交ぜることで、一人の人間としての小泉八雲を浮き彫りにする。母への思慕や過去の後悔、自己存在への葛藤を抱えながらも、人生の歩みを進めていくハーンの人生が、「〈自分〉を引き受けて生きていくとはどういうことか」を、わたしたちに投げかける。

    翻訳は、『さかさ町』『イワンの馬鹿』『キプリング童話集』など、児童文学の翻訳をおもに手掛ける小宮由氏が担い、50 余年のハーンの生涯に寄り添って訳出。小泉八雲没後 120 年、『怪談』出版 120 年の節目である 2024 年、『黒い蜻蛉――小説 小泉八雲――』として発刊する。

    図書館選書
    出生によるコンプレックスと孤独を抱えていたラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)。日本に渡ったことで、その人生は大きく変わっていく。アイルランド出身の著者がえがく、空想と史実が織りなす、新たな八雲の物語。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    パスリー,ジーン(パスリー,ジーン/Pasley,Jean)
    脚本家。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画制作を学び、日本語の学士号と映画学の修士号を取得。2020年、コーク国際映画祭で観客賞を受賞した共同脚本のThe Bright Sideがあり、2021年、自身が監督・脚本を務めた短編映画Ship of Souls 精霊船は、アイルランド映画テレビ賞にノミネートされた。また、アイルランド放送協会のラジオ番組にもレギュラー出演している。長年日本で暮らしていたが、現在はアイルランドのダブリンで、ラフカディオ・ハーンが幼少期に暮らしていた家の近くに住んでいる。本書が初の小説作品

    小宮 由(コミヤ ユウ)
    翻訳家。東京都生まれ。出版社勤務や留学を経て、主に子どもの本の翻訳に携わる。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父は、トルストイ文学の翻訳家、良心的兵役拒否者である故・北御門二郎
  • 著者について

    ジーン・パスリー (ジーン パスリー)
    脚本家。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画制作を学び、日本語の学士号と映画学の修士号を取得。脚本の代表作に、小説家メイヴ・ビンチーの短編 How About You や、2020年、コーク国際映画祭で観客賞を受賞した共同脚本の The Bright Side があり、2021年、自身が監督・脚本を務めた短編映画 Ship of Souls 精霊船 は、アイルランド映画テレビ賞にノミネートされた。また、アイルランド放送協会のラジオ番組にもレギュラー出演している。長年日本で暮らしていたが、現在はアイルランドのダブリンで、ラフカディオ・ハーンが幼少期に暮らしていた家の近くに住んでいる。本書が初の小説作品。

    小宮由 (コミヤユウ)
    翻訳家。東京都生まれ。出版社勤務や留学を経て、主に子どもの本の翻訳に携わる。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。訳書に『さかさ町』『けんかのたね』(以上、岩波書店)『イワンの馬鹿』『キプリング童話集』『くるみ割り人形』(以上、アノニマ・スタジオ)など多数。祖父は、トルストイ文学の翻訳家、良心的兵役拒否者である故・北御門二郎。

黒い蜻蛉―小説小泉八雲 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:佼成出版社
著者名:ジーン パスリー(著)/小宮 由(訳)
発行年月日:2024/08/30
ISBN-10:4333029252
ISBN-13:9784333029259
判型:B6
発売社名:佼成出版社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:344ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:3cm
その他: 原書名: BLACK DRAGONFLY〈Pasley,Jean〉
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