難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本]
    • 難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本]

    • ¥9,350281 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月15日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003830018

難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥9,350(税込)
ゴールドポイント:281 ゴールドポイント(3%還元)(¥281相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月15日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/05/01
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    新たな権力と暴力が出現し、世界が変化する中、避難や移住への強い圧力がかかる。過去2世紀、人道主義は著しい進歩をとげた。だが、その倫理的曖昧さを超えて既存の援助構造を変革することは可能なのか?
  • 目次

    まえがき

    序 章 動く世界――移住のダイナミクスとグローバル公共政策
     第1節 難民という人々をめぐる状況
     第2節 難民(法)・人道・人権――相互に密接な関係
     第3節 避難原因へのアプローチと解決への問題点
     第4節 性差による移動のリスク
     第5節 難民キャンプを離れ、都市難民になる
     第6節 横行する「避難の政治」による問題
     第7節 受け入れ社会と難民――定住から統合へ
     第8節 難民主導の社会保護の役割――ソーシャル・メディア、移住、技術とのつながり

    第1章 難民と人道主義――状況の設定
     第1節 ザイール難民キャンプ――治安問題と難民保護
     第2節 新しい用語の発明――「複合的緊急事態」
     第3節 「緊急事態」への対応姿勢と組織・人員体制
     第4節 人道主義の新しい時代――グローバル化の進展と桎梏
     第5節 操作される難民のイメージ
     第6節 傍観する国家と憐れみの力
     第7節 信義に基づく人道主義

    第2章 難民と人道主義の関係史
     第1節 概観――人道主義の誕生、その特徴と論点
     第2節 歴史上の時期区分
     第3節 帝国人道主義の時代――一八世紀後半・一九世紀初め~第二次大戦まで
     第4節 近代人道主義の時代――第二次大戦終結から冷戦終結まで
     第5節 新自由主義的人道主義の時代――冷戦終結から現在まで
     第6節 人道援助の現代的様相

    第3章 人はなぜ、人を助けるのか?――定義、原則、制度と区別基準
     第1節 人道主義の範囲、規模と意味の拡大
     第2節 人道主義の象徴としての子供――キリスト教の伝統と背景
     第3節 人道主義とコミュニティ
     第4節 人道主義に「定義」はない――人間のあるべき本質よりも、歴史でつなぐ
     第5節 人道主義のアイデンティティ――国際人道四原則
     第6節 判断・評価の倫理的立場と、勃興する実用主義
     第7節 非難を受ける人道組織
     第8節 「非政治」という縛りと強い権力
     第9節 国際人道社会の現在――果たして進歩はあったのか?
     第10節 人道主義の限界と方向性

    第4章 現代的人道主義の種類と戦略的思考――可能性と結果
     第1節 援助場面での軍事力利用
     第2節 人道主義の二つの思考と四つの理念型
     第3節 人道主義の様々な性格と特徴
     第4節 人道的介入
     第5節 相互の疑念のなかで模索される協力関係
     第6節 事態への新しい対処方針とは

    第5章 国家主権の顔をもつ人道主義――政治と倫理の結びつきの変化と緊張
     第1節 国家主権のあり方の変容と対応苦慮の人道組織
     第2節 協調が問われた欧州難民危機
     第3節 国家をあおり政策を補完するマスメディアの功罪
     第4節 グローバル難民コンパクト――先延ばしされる課題
     第5節 UNHCRの対応と戦略
     第6節 グローバル政治、国家主権と人道主義
     第7節 任意的な負担分担
     第8節 移住をめぐる公共政策と倫理
     第9節 移住政策のジレンマ――統合か帰国か
     第10節 人間性を通じた統治の実現へ

    第6章 封じ込めとしての人道主義――難民キャンプでの保護と援助
     第1節 隔離収容は解決策なのか
     第2節 援助構造が生み出す依存症候群
     第3節 異常なコミュニティと屈辱の気持ち
     第4節 強大な管理と難民による偽りのイメージ操作
     第5節 難民の不満噴出から抗議行動へ
     第6節 法的障害を除去して、現地統合へ

    第7章 人道援助組織の権力と倫理
     第1節 人道組織と人道活動をめぐる一般的状況
     第2節 資本主義と人道主義――資金と力
     第3節 人道組織と政治
     第4節 人道組織と倫理
     第5節 主たる援助関係者と調整活動
     第6節 専門化、官僚主義化と父親的温情主義
     第7節 解放と支配という矛盾

    第8章 難民の自立――過去の経験に学ぶ未来への志向
     第1節 自立と回復力のグローバル政策――不毛なラベル貼り
     第2節 定住を通じた難民自立の歴史
     第3節 自立の政策的な定義
     第4節 人道援助と開発事業に埋め込まれる難民自立の方針
     第5節 生計、起業と自立
     第6節 参加と包含――自立と回復力の政策の欠陥

    終 章 私たちは「人道主義ではない」人道主義の時代に生きている
     第1節 国際人道社会の現在――果たして進歩はあったのか?
     第2節 歴史に学ぶ人道主義の移り変わり
     第3節 人道主義の限界と方向性
     第4節 命の不平等と人間の階層制
     第5節 人道主義と受益者概念を超えて
     第6節 人道主義と難民・強制移動研究

    あとがき
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    2023年、1億1000万もの人々が世界中で避難状態にあった。人の強制移動が恒常的となった現実を見据え、新たな選択肢を探る。

    人道主義の長い歴史の中、戦火は激烈かつ長期化する現代、難民をめぐる状況には新たな介入が必要である。従来、脆弱さが強調されてきた難民の「自立と回復力」に近年は注目が集まる。本書は人間により作られた災害に焦点を合わせ、「危機」において難民に関わる共通の問題を明らかにする。これまでの「恒久的解決」を超えて、新たな選択肢へ向かう。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小泉 康一(コイズミ コウイチ)
    大東文化大学名誉教授。専攻は難民・強制移動研究。1973年東京外国語大学インドシナ科卒業、1977年同大学院修士課程修了。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)タイ駐在プログラム・オフィサー、英オックスフォード大学難民研究所客員研究員、スイス・ジュネーヴ大学国際関係高等研究所客員研究員、大東文化大学国際関係学部教授などを経て、同大学名誉教授
  • 著者について

    小泉 康一 (コイズミ コウイチ)
    小泉 康一(こいずみ こういち)

    大東文化大学名誉教授。専攻は難民・強制移動研究。1973年東京外国語大学インドシナ科卒業、1977年同大学院修士課程修了。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)タイ駐在プログラム・オフィサー、英オックスフォード大学難民研究所客員研究員、スイス・ジュネーヴ大学国際関係高等研究所客員研究員、大東文化大学国際関係学部教授などを経て、同大学名誉教授。主要業績に『「難民」とは誰か:本質的理解のための34の論点』(明石書店)、『彷徨するグローバル難民政策:「人道主義」の政治と倫理』(日本評論社)、『「難民」をどう捉えるか:難民・強制移動研究の理論と方法』(編著、慶應義塾大学出版会)、『変貌する「難民」と崩壊する国際人道制度:21世紀における難民・強制移動研究の分析枠組み』(ナカニシヤ出版)、Urban Refugees: Challenges in Protection, Services and Policy(共編著、Routledge)、『国際強制移動の政治社会学』(勁草書房)ほか。

難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:小泉 康一(著)
発行年月日:2024/04/20
ISBN-10:4326603690
ISBN-13:9784326603695
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:512ページ
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 難民と人道主義―原則と政治の葛藤を超えて [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!