古文書修復講座―歴史資料の継承のために [単行本]
    • 古文書修復講座―歴史資料の継承のために [単行本]

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古文書修復講座―歴史資料の継承のために [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2024/03/29
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古文書修復講座―歴史資料の継承のために [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    歴史資料を残し、伝えていくために―。日本においては、歴史を伝える資料、特に古文書・古記録などの紙の資料が多く残されている。これらは博物館や資料館、図書館などで管理されているもののみならず、民家の母屋や土蔵の奥深く、さらには襖の中の下張りとして残され、虫損・破損・水損など、さまざまなリスクに囲まれている。傷んでしまった紙資料にはどのように対処するのか。また、それらの資料はどのように整理するのか。長年にわたり、古文書の調査のみならず保存・整理の方法論を検討し、歴史資料の取り扱いかたのレクチャーを行ってきた神奈川大学日本常民文化研究所のノウハウ・知見を、豊富なカラー写真とともに余すところなく紹介。博物館・資料館・図書館等、古文書を取り扱う方々に必携の書。
  • 目次

    はじめに 関口博巨
    1.古文書修復実習開催の背景
     古文書返却の旅
     常民研による古文書修復のはじまり
     恒例化した古文書修復実習
    2.本書の構成
     古文書修復(1):記録・解体(実習1)
     古文書修復(2):修理―古文書の裏打ちと繕い(実習2)
     古文書修復(3):復原(実習3)
     下張り文書の剥離と洗浄(実習4)
     整理(実習5)

    実習1 記録・解体 白水智
    1.修復を要する史料と要しない史料
    2.いろいろな修復方法
    3.修復(裏打ち)の前準備
     (1)解体前記録のとり方
     (2)解体のしかた [解体の手順と注意点][古文書の傷みが激しく、開けない場合]
     (3)解体の仕上げ

    column 古文書を食べる虫 山口悟史
    [古文書を食べる虫][発見した時の対処][害虫被害を少なくするために]

    column 近現代史料の整理をはじめる前の手当て 平田茉莉子
    [①ドライクリーニング][②修復記録の作成][③クリップ・ホチキスなどの金属の除去][④セロハンテープの除去][⑤綴じ直し]

    実習2 修理―古文書の裏打ちと繕い 山口悟史
    はじめに
    1.修理を施す前に
     ①心構え・姿勢[文化財=病人、修理技術者=医者][地道な作業][確認、調整を怠らない][修理=次善策、という考え]
     ②原則[原形保存の原則][安全性の原則][可逆性の原則][記録の原則]
     ③修理工程[(1)調査記録][(2)解体][(3)修理前処置][(4)技術処置][(5)仕立て][(6)保存]
     ④設備・基本材料[作業空間及び環境][小麦澱粉糊][和紙][水]
    2.裏打ち
     [1]古文書の裏打ち(冊子を含む)[①準備するもの][②実践(一枚ものの裏打ち)]
     [2]継紙の裏打ち[①喰い裂きのつくり方][②実践(継紙の裏打ち)]
    3.繕い
     ①準備するもの[ピンセット][固糊(繕い用)][重石(製図用文鎮など)][筆][水筆][水][補修紙][デザインカッター][彫刻刀(印刀)][透過光作業台(バックライト)][プラスチックシート][アクリル板][養生紙]
     ②繕いの留意点[基本セッティング(側面図)]
     ③繕い[実践1(鉛筆で輪郭線を書く方法)][実践2(水筆を使い、手でちぎって毛羽を出す方法)][実践3(印刀で削って形取る方法)]
    4.プレス乾燥(直接湿式・間接湿式)
     ①準備するもの[養生紙][板][吸取紙][水刷毛][噴霧器][水][重石]
     ②プレス乾燥の留意点[基本セッティング(断面図)]
     ③実践1(直接湿式)
     ④実践2(間接湿式)
     ⑤実践3(吸取紙交換)
    おわりに

    column 水損古文書を救う―乾燥・洗浄処置と開披方法 山口悟史
    [乾燥方法][洗浄(+乾燥方法)][固着文書の開披方法][水損古文書を救出する前に]

    column 古文書修理の接着剤 山口悟史
    [小麦澱粉糊][大豆][フノリ][膠][新しい接着剤(セルロース誘導体・新古糊)][新しい接着剤の課題]

    実習3 復原 関口博巨
    1.復原(復元)とは
     復原と復元
     復原方針の選択―観察・記録の重要性
     本章で紹介する復原
    2.復原の道具
    3.仮張りからの剥離
    4.状物の化粧裁ち
    5.縦帳の製本

    column モノとしての古文書と民具―複合資料論の試み 関口博巨

    column 民具と古文書の間 石野律子
    [(1)和紙の利用][(2)反故紙の利用1―張り子][(3)反故紙の利用2―敷く・覆う][(4)反故紙の利用3―包む][(5)反故紙の利用4―織る]

    column 偽作された古文書 日座久美子

    実習4 下張り文書の剝離と洗浄 平田茉莉子・中村 慧
    はじめに
    1.神奈川大学にて下張り文書の剝離作業をはじめた経緯
    2.襖の構造
    3.道具について
    4.糊はがし剤・浸透剤について
    5.剝離の作業手順
     (1)現状記録[①写真][②現状記録カード]
     (2)解体
     (3)水・糊はがし剤・浸透剤の準備、噴霧
     (4)剝離[①きっかけ作り][②手で剥離][③補水][④剝離の進め方][⑤剝離した下張り文書を並べる][⑥剝離した下張り文書の記録]
    6.下張り文書の洗浄
     (1)使用する道具類について[①下張り文書の洗浄][②毛氈への移動][③仮番号の付与][④乾燥][⑤文書の仮整理(文書封筒への封入)]
    おわりに
    附論 屛風・襖の解体方法
     (1)縁の取り外し
     (2)引手金具の取り外し
     (3)上張りの剝離

    column 表具師・経師と修復 平田茉莉子

    column 渋沢敬三が求めた「常民古文書」 窪田涼子

    実習5 整理 白水 智
    1.史料整理の考え方―群としての史料整理
     史料は「まとまり」が重要
     現状記録の取り方[①写真をたくさん撮る][②現状記録カードに記入する][③記号・番号を付与する]
     古文書整理と目録整理を分けて考える
     古文書現物の整理
     目録の作成
     目録の入力と活用
    2.下張り文書の整理から活用へ
    3.史料調査の記録
     記載項目

    column 時代をまたぐ史料をどのように整理するか 白水 智
    [さまざまな時代の史料が混在して出てくる現場][近現代史料も含む目録はどう採ればいいか][イメージ情報をコンパクトに採り込む]

    神奈川大学日本常民文化研究所について
    あとがき 関口博巨
    執筆者紹介
  • 出版社からのコメント

    歴史資料を残し、伝えていくために――
  • 内容紹介

    日本においては、歴史を伝える資料、特に古文書・古記録などの紙の資料が多く残されている。
    これらは博物館や資料館、図書館などで管理されているもののみならず、民家の母屋や土蔵の奥深く、さらには襖の中の下張りとして残され、虫損・破損・水損など、さまざまなリスクに囲まれている。
    傷んでしまった紙資料にはどのように対処するのか。
    また、それらの資料はどのように整理するのか。
    長年にわたり、古文書の調査のみならず保存・整理の方法論を検討し、歴史資料の取り扱いかたのレクチャーを行ってきた神奈川大学日本常民文化研究所のノウハウ・知見を、豊富なカラー写真とともに余すところなく紹介。
    博物館・資料館・図書館等、古文書を取り扱う方々に必携の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    関口 博巨(セキグチ ヒロオ)
    1960年生まれ。神奈川大学国際日本学部准教授。専門は日本近世史
  • 著者について

    神奈川大学日本常民文化研究所 (カナガワダイガクニホンジョウミンブンカケンキュウジョ)
    日本常民文化研究所は、日本民衆の生活・文化・歴史を多様な領域において調査・研究する、神奈川大学附置の学際的研究機関。
    1921年に渋沢栄一の孫である渋沢敬三が創設した“アチックミューゼアムソサエティ”を前身として、日本各地の生活文化、中でも民具や水産史の研究を中心に活動を進め、戦前・戦後の日本常民文化研究所を経て神奈川大学に招致され、2021年で創立100周年をむかえた。
    2023年には、神奈川大学日本常民文化研究所は博物館相当施設に指定され、常民文化ミュージアムがリニューアルオープンしている(http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/about/)。

    関口博巨 (セキグチヒロオ)
    1960年生まれ。神奈川大学国際日本学部准教授。専門は日本近世史。
    著書に『近世村落の領域と身分』(吉川弘文館、2021年)、『古文書を学ぶ』(御茶の水書房、2021年)、論文に「『水軍の記憶』を編む―二神種章の歴史叙述」(『歴史と民俗』35、平凡社、2019年)などがある。

古文書修復講座―歴史資料の継承のために [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠社
著者名:神奈川大学日本常民文化研究所(監修)/関口 博巨(編)
発行年月日:2024/03/25
ISBN-10:4585320350
ISBN-13:9784585320357
判型:B5
発売社名:勉誠社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:192ページ
縦:26cm
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