記憶と歴史の人類学-東南アジア・オセアニア島嶼部における戦争・移住・他者接触の経験(人類学集刊) [単行本]

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記憶と歴史の人類学-東南アジア・オセアニア島嶼部における戦争・移住・他者接触の経験(人類学集刊) [単行本]



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出版社:風響社
販売開始日: 2024/04/01
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記憶と歴史の人類学-東南アジア・オセアニア島嶼部における戦争・移住・他者接触の経験(人類学集刊) の 商品概要

  • 目次

    序論――不確実性の時代における記憶と歴史の人類学(風間計博)

       一 問題の所在――人類学と史実について
       二 相互浸透する二つの記憶形態
       三 記憶と歴史の段階論的変遷
       四 歴史物語と「喩法」の陥穽
       五 不確定な現代世界における「史実性」
       六 本書の構成

    ●第一部 戦争・紛争の記憶と国家

    第一章 沖縄シャーマニズムにおける「記憶の倫理」と痛みの民族誌(北村 毅)

       一 はじめに
       二 あるユタの戦争体験と憑依体験
       三 「戦死者を救え」との啓示
       四 カミダーリと召命
       五 戦死者供養
       六 死者の離散と道徳的危機
       七 怪異と「苦しみのエコー」
       八 「なされるべきこと」と「記憶の倫理」

    第二章 遺骨収容活動におけるつながりの辿り方と飛び越え方――戦没者と生者の関係の生成をめぐって(深田淳太郎)

       一 はじめに
       二 戦没者とつながる二つの方法
       三 遺骨との距離を埋める――隣接するつながりを辿る
       四 戦没者への到達──最後の一歩を飛び越える
       五 焼骨式──集合的戦没者の完成
       六 おわりに――集合的記憶と終われない拾骨

    第三章 ペリリュー島における太平洋戦争の記憶とモノのエイジェンシー(飯髙伸五)

       一 もつれあう太平洋戦争の記憶
       二 先行研究
       三 ペリリュー島
       四 戦争の記憶を喚起するモノの行方
       五 すれちがう/絡み合うエイジェンシー
       六 むすびにかえて

    第四章 記された記憶、刻まれた歴史──台湾東海岸の抗日事件記念碑から考える(西村一之)

       一 はじめに
       二 統治記録と住民の記憶そして町の歴史
       三 「マララウ事件」の利用
       四 放置を前にして「英勇」を悼む──清明節の中で
       五 おわりに

    第五章 九・三〇事件後のインドネシア地方社会と社会的記憶の現在(山口裕子)

       一 インドネシア集団的暴力の集合的記憶
       二 歴史と記憶のスペクトラム
       三 複数の暴力の集合的記憶――第二波、一九六九年ブトン事件
       四 第一波、一九六五年の名前のない暴力と流刑地の記憶
       五 公定史の呪縛と絡めとられない記憶

    第六章 想像の記憶と記憶の創造──インドネシアの博物館展示をめぐる一考察(金子正徳)

       一 はじめに
       二 インドネシアにおける博物館略史
       三 現代インドネシアの博物館における展示の分析――人物ジオラマに注目して
       四 インドネシアの博物館展示をめぐる考察

    ●第二部 移動と定着の記憶

    第七章 〈南洋群島〉という植民地空間における沖縄女性の生を辿る――「実践としての写真論」を手がかりに(森 亜紀子)

       一 はじめに
       二 統計と語りからみる沖縄の人びとにとっての南洋群島
       三 ある首里女性のスナップショットを読み解く――移動と遭遇の軌跡
       四 南洋育ちの娘たちのポートレイトを読み解く――狭間を生きる
       五 おわりに

    第八章 ディアスポラの家族史と民族の語り――フィジーの首都近郊におけるヴァヌアツ系少数民族の祖先語りの分析から(丹羽典生)

       一 はじめに
       二 ヴァヌアツ出身者のフィジーへの定着
       三 起源と移転に関する記憶と語りから見えてくること
       四 おわりに

    第九章 記憶の不安――フィジー・キオア島において「移民」であること(小林 誠)

       一 はじめに――「移民」の不安と記憶
       二 移住の歴史
       三 記憶と見えない不安
       四 不安の顕在化とその文脈
       五 不安の余地――語りの検討から
       五 おわりに――不安と希望

    第一〇章 「キーシナリオ」の不在――イタリア在住のフィリピン系第一・五世代のあいまいな未来イメージをめぐって(長坂 格)

       一 はじめに
       二 移住者の未来イメージ
       三 第一世代のイタリアへの移住
       四 第一世代のイタリア生活とキーシナリオの形成
       五 第一・五世代の移住経験
       六 比較
       七 おわりに

    ●第三部 他者接触と記憶の媒体

    第一一章 皮膚から紙へ刻み写す――ビーチコマーと民族学者によるマルケサス諸島のイレズミの記憶(桑原牧子)
       一 はじめに
       二 文様の時間、施術経験の時間
       三 皮膚から皮膚へ刻み写す
       四 皮膚から紙に記録する
       五 紙から皮膚に復刻する
       六 おわりに

    第一二章 モノのやりとりをめぐる齟齬と擦りあわせのプロセス――西洋人とトンガ人の歴史的出会い(比嘉夏子)

       一 西洋人とトンガ人の歴史的出会い
       二 モノをめぐる多様なやりとりと解釈
       三 ふるまいの変化と身体化

    第一三章 パプアニューギニア、アンガティーヤの他者接触と世界の拡大をめぐる「記憶」(吉田匡興)

       一 はじめに
       二 本章における叙述の枠組み
       三 アンガティーヤにおける初期接触以降の歴史的経過
       四 過去表象の中の共通部分──アンガティーヤの中心性と周縁性
       五 「集団間記憶」の抽象性と「集団内記憶」の優勢
       六 集団内記憶としてのストーリー
       七 ストーリーの諸相
       八 おわりに――アンガティーヤにとっての世界の拡大過程

    第一四章 西洋人にルーツを求める系譜語り――ミクロネシア連邦ポーンペイ島の親族関係にみる他者接触と史実性(河野正治)

       一 はじめに――公的な記憶から零れ落ちるヴァナキュラーな記憶
       二 諸外国からの統治と親族関係の変容
       三 ポーンペイ島民による過去の想起の諸相
       四 ジョン・ブラウンの子孫たち――国境を越える親族集団と他者接触の痕跡
       五 系譜語りが紡ぐ過去と現在の親族関係
       六 ジョン・ブラウンとは誰か――親族の記憶にみる史実と史実性
       七 おわりに

    第一五章 クリスマス島での英米核実験をめぐる記憶――キリバス人の被ばくの「語り」による再構築(小杉 世)

       一 はじめに――他者の体験を想像すること
       二 帝国のプロジェクトのはざまで――クリスマス島移住者のルーツ
       三 英米核実験をめぐる記憶
       四 被ばく者協会の成り立ちと現在
       五 記憶の継承について

    あとがき(丹羽典生)

    写真図表一覧

    索引
  • 出版社からのコメント

    海洋がつなぐ地域に堆積する異質な他者との接触の痕跡。その「史実性」を措定しつつ、現在する影響力の意味を読み解く。

記憶と歴史の人類学-東南アジア・オセアニア島嶼部における戦争・移住・他者接触の経験(人類学集刊) の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:風間計博(著)
発行年月日:2024/04
ISBN-10:489489355X
ISBN-13:9784894893559
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:372ページ
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