日本の繊維と人 Ⅱ-衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲… [単行本]
    • 日本の繊維と人 Ⅱ-衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲… [単行本]

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日本の繊維と人 Ⅱ-衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲… [単行本]



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販売開始日: 2024/04/15
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日本の繊維と人 Ⅱ-衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲… の 商品概要

  • 目次

    五章  木綿 ゆう
    1 〝ゆう〟の繊維
     白い樹皮   昔の白色は、植物の「素」の色「生成り」
     茨城県結城市へ   『古語拾遺』に書かれた、結城郡の名
    2 四国 木頭の楮繊維
     四国の地殻   中央構造線周辺で採取される、朱の辰砂
     土地が生む信仰と辰砂   土地に育つ植物とその繊維
     徳島県木頭へ   阿波太布製造技法保存伝承会により継がれる技
     太布2千反   その時代は夜なべして太布を織るしかなかった
     思い出の繊維・布   おばあさんやお母さんから太布を教えてもらった
     12ヒボリで1反   ヒボリという単位で、糸を作り布を織る
    3 阿波 繊維を生む山が織りなす幽玄
     雲早山を越える   霧と雲が織りなす幽玄な世界
     阿波忌部と楮   穴吹の「しらたえ織り」
     木屋平村史の繊維   太布は榖の皮もて織れるものにて麻布にはあらず
     阿波の楮   繊維から紙が漉かれてきた
    4 楮の繊維を漉き、和紙に
     紙の始まり   植物の繊維から作られる
     紙の伝来   繊維を水中で漉いて作る
     柔軟性ある和紙  織らないで作る布「不織布」
     パピルス草   英語の「paper」の語源
    5 白石 和紙の衣服繊維
     清浄な紙子   僧侶の衣服にも使われた
     宮城県白石市へ   白石の楮繊維
     幸福の和紙   五節を通して、五穀豊穣、豊かな心を願う
     美しい紙布   縦に繊維が並ぶように薄く漉く
     白石和紙 拓本染   版木の彫刻文様が、和紙の凹凸に浮かぶ
    6 元結、水引、紙の紐
     元結   髷を結うための紙の紐
     長野県飯田市へ  多くの古墳が残る要衝地、繊維の伝統
     水引   遣隋使が伝えた紅白の紐
     飯田の水引   紙が撚糸機で1本の紙紐になる
    7 熊本と渡来人、和紙の繊維
     熊本県和水町へ   渡来人が日本に伝えた繊維の力
     山鹿の灯籠   1㎜にも満たない紙端同士を糊で留める
     紙作りの主流   木材を細片にしたパルプで紙を作る
     間伐材の衣服   木から和紙を作り、糸にして織り上げる
    コラム5:縫うための道具 針

    草本/木本 そうほん/もくほん
    六章  棉 めん・わた
    1 棉の繊維
     棉   世界中の人々が身に着ける植物の繊維
     多様な棉の種類   繊維の太さ長さ柔らかさが違う
     日本人、棉繊維を知る   平安時代初期、崑崙人がもたらした棉
     モンメン   中国、韓国、日本の棉・綿の呼び名
    2 木綿繊維の広がり
     棉の栽培始まる   糸にしやすく、着ると暖かい
     畿内の棉栽培   稲よりも商品作物の栽培を求めた農民たち
     大阪府八尾市へ   早い時期から棉栽培に取り組んだ人と土地
     布団綿   棉の栽培が広がり、暮らしも変化した
     綿打ち職人   手の違いが綿の質を変えた
    3 関東の木綿繊維
     関東の棉   三浦の人が伝えた、東国の棉栽培
     三浦木綿   東国棉の栽培先進地
     神奈川県三浦市へ   地元の海から獲れる鰯が栽培を支えた
     万祝半纏   千両、万両の大漁を祝った衣服
     北関東の木綿   江戸で評判になった真岡木綿の白さ
     栃木県真岡市へ   木綿の伝統を伝える、真岡木綿工房の手仕事
    4 三重、島根の木綿繊維
     松阪の棉   神御衣祭の荒妙と和妙を奉織する地で継がれる伝統
     三重県松阪市へ   江戸の人々を魅了した粋な縞木綿布
     島根県出雲市へ   神の国の雲州木綿・平田木綿
     山陰の棉作   古老の話から見えてくる棉栽培
    5 沖縄の木綿繊維
     沖縄の棉   島々で織りなされる木綿の伝統
     ミンサー   八重山諸島の思いを伝える綿布
     八重山諸島の綿   受け継がれる民話の布をつくる
    6 日本の繊維産業の夜明け
     近代紡績始まる   鹿児島に日本初の紡績所を設立
     木綿産業の黎明期   国産綿から外国綿へ
     臥雲式紡績機   日本人が発明した紡績機械
     愛知県豊田市へ   ガラガラと音を立てながら糸を紡ぐ
    7 風土が育てる木綿繊維
     コーマ糸・カード糸   繊維の長短が、紡ぐ方法と機械を選ぶ
     東京都世田谷区へ   棉が心の豊かさを育む
    8 世界のコットン繊維
     世界のコットン   棉の種子、世界へ広がる
     キャラコ、イギリスへ   木綿布から産業革命へ
     コットンと世界史   インド・パキスタン分離独立との関わり
     アメリカ南北戦争   南部コットン・プランテーション
    コラム6:着衣

    禾本 かほん
    七章  禾 か
    1 竹の繊維 たけ
     竹   幽玄が浮かび上がる竹林
     東京都東村山市へ   縄文人も笹を細くさき、繊維の弾力を利用した
     竹の用具   農具・漁具・建材はじめ、再生繊維の糸もある
    2 皮白竹繊維と版画
     馬連   竹皮を細かくさいて撚った綱を巻いた芯
     浮世絵の摺り   摺師が自ら竹皮から馬連を作り摺った
     竹の綱を撚る   福岡県南西部の八女地方に生育する皮白竹
     竹綱の感触   馬連の効きを身体で感じる
    3 竹繊維の弾力と文化
     竹繊維の柔軟性   白く美しい竹皮の履物
     竹筆の筆跡   竹繊維の弾力で文字を書く
    4 蜀黍の繊維
     蜀黍   世界の人々の生命を育んできた
     栃木県鹿沼市へ   ハマグリ形にまとめられた縁起物の鹿沼箒
    5 真菰の葉繊維と種子 まこも
     真菰   古い時代から日本に植生するイネ科植物
     真菰の神事   出雲大社の凉殿祭
     アメリカ・カナダのマコモ   ネイティブ・アメリカンの祭事や儀式への神聖な穀物
     インテリアマコモ   ワイルドライスとの出会い
    コラム7:膜と生命

    八章  稲 いね
    1 稲の繊維
     水稲、陸稲   環境により早稲・中稲・晩稲が植えられる
     稲栽培開始   地球の寒冷化と稲作との関わり
     日本の稲   伝来は、約3千年前、縄文時代晩期
    2 稲の葉鞘、葉の繊維 わら
     藁   日本人、稲の繊維を利用し造形を始める
     稲藁と生活用具   蓑、蓑帽子、藁手袋など、多様な造形物
     御蓙の登場   茣蓙は、床を持つ畳へと発展した
     畳を縫う感触   羽毛田畳店での畳の制作体験
    3 稲藁繊維が心の拠り所をつくる
     赤・紫黒・緑の稲   多彩な稲種が伝えられてきた
     稲の神事や芸能   日本のさまざまな稲の行事
     注連縄   聖域と俗域を分ける稲繊維
     藁を綯う   祈りや願いを稲藁に込める
     千葉県鴨川市 大山千枚田   約20年、棚田で稲作をしてきた
     稲のアート活動   各地の人々と稲を通して豊かさを見つける
     心を包む稲の布   次代につなぐ、新技術と稲による社会支援活動
    エピローグ
  • 内容紹介

    土地に生きた人たちの姿が浮かぶ「日本の繊維」。骨董でも過去を懐かしむノスタルジーのための物品でもなく、そこには、コンテンポラリー・アート(同時代芸術)のように、大きな感動が潜む出来事や物語、生きるための問いがある。日本の気候風土の元、繊維と懸命に生きた人々の「生命の美」の姿であり、「今を生きる意味」や、「明日を生きるための希望」を私たちに与えてくれる。本書では「日本の繊維」そして「人」とは、どのような物であり、この国に生きた人たちは、どのように繊維と関わり、どのような生き方をし、どのような「美」を紡ぎだしてきたのか、これまで著者が、各地を訪ね出会った「日本の繊維と人」による造形活動を通して、繊維を見つめてゆく。
    第2巻では、「木綿」「綿」「禾」「稲」をとりあげ、それぞれの材と人との関わりを、実際にそれぞれの材に携わる人々の生き方を通して見つめる。衣服造形研究者が、日本をめぐり繊維を採り、生きた人々の歴史を紐解き、日本各地で繊維文化に関わる人々を訪ね得た「今を豊かに生きる意味」と感動を綴る。待望の第2巻。

    図書館選書
    土地に生きた人たちの姿が浮かぶ「日本の繊維」。そこには、コンテンポラリー・アートのように生きるための問いがある。「木綿」「綿」「禾」「稲」をとりあげ、実際にそれぞれの材に携わる人々の生き方を通して見つめる。
  • 著者について

    眞田 岳彦 (サナダ タケヒコ)
    女子美術大学・大学院特任教授 東北芸術工科大学客員教授。桑沢デザイン研究所非常勤講師。Sanada Studio Inc. 主宰。
    1962年東京都生まれ。桑沢デザイン研究所研究科卒業。2011-13年国立民族学博物館外来研究員。愛知県立芸術大学博士後期課程修了。博士(美術)。
    20代にアラスカ・ポイントバローはじめ世界各国を訪ね、ロンドンで3年間生活するなど多様な文化を体験。30歳に訪れた北極圏グリーンランドでは表現コンセプト「生命の際きわ」を見出し、以降、衣服と繊維を媒体にした活動を行っている。活動は、展覧会、地域プロジェクト、企業のアート・デザインディレクション、次世代の作家・デザイナーへの支援、視覚障害者との相互学習会、執筆、講演等。著作には『考える衣服』『ひらく衣服』(スタイルノート)、『Ifuku 衣服』(六耀社)等がある。

日本の繊維と人 Ⅱ-衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲… の商品スペック

商品仕様
出版社名:スタイルノート
著者名:眞田岳彦(著)
発行年月日:2024/04
ISBN-10:4799802100
ISBN-13:9784799802106
判型:A5
発売社名:スタイルノート
対象:教養
発行形態:単行本
内容:写真・工芸
言語:日本語
ページ数:208ページ
その他:衣服造形家が訪ねた、棉、木綿、楮、竹、蜀黍、稲・・・
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