絵でひも解く脳と神経―ケアがわかる病態生理のエッセンス [単行本]
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絵でひも解く脳と神経―ケアがわかる病態生理のエッセンス [単行本]



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出版社:南江堂
販売開始日: 2024/06/21
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絵でひも解く脳と神経―ケアがわかる病態生理のエッセンス の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “よくある臨床の疑問”をもとにまとめました!
  • 目次

    【はじめに(序文)】
     これからはスペシャリストの時代になると助言を受けて,脳神経外科の専門病院へ就職を決めたのがもう20年以上も前の話です.脳神経外科の集中治療室や脳卒中ケアユニット,回復期リハビリテーション病棟などで勤務する中でいろんな患者さんやスタッフと出会い多くの経験をしてきました.その中で培った知識や技術を伝えるために,依頼を受けては全国を飛び回り,脳神経外科病棟で勤務する最前線の看護師や時にはセラピストとも対面でお話をしてきました.そこで出会う多くの人のニーズは,自分達が行っていることは本当に正しいことなのか? 実際の臨床ではどんなことをしているか? そんな臨床の疑問を知ることと教科書には書かれていない知識と経験を聞くことでした.

     教科書では基本的なことしか書かれていません.しかし,臨床の看護師は基本よりもう少し踏み込んだ知識を知りたいのです.たとえば共同偏視(p.51参照).言葉も,どんな所見かも,被殻出血では病巣をにらむ共同偏視が見られるという知識も持っています.ただ,前頭葉の出血や脳梗塞でも病巣をにらむような共同偏視が起きることもあります.そこに疑問の種があります.なぜか? 教科書にはあたかもすべての被殻出血で病巣をにらむような共同偏視が起きるというニュアンスで書かれてしまっています.ですが,それは違います.そうなる人もいれば,ならない人もいます.そこを理解するためには何が必要か? それは脳を知ること,その機序を知ることです.

     数学の方程式や公式もなかなか覚えられないくらいの私ですから,教科書や参考書を読んだだけではすぐに理解することはできません.だからこそ,もっとわかりやすく,もっとかみ砕いて,皆がイメージしやすいように脳神経を伝えてきました.本書『絵でひも解く脳と神経』では主に2人の登場人物が出てきます.この登場人物の会話は実際に私が臨床で経験したことです.通常の教科書で書かれていて,学べることはそちらにお任せします.本書では,教科書に書かれていない,皆が知りたいもう少し先の知識を,少しだけかみ砕いて説明するようにしました.登場人物の一人になりきり,先輩看護師から教えてもらうような気持ちで読んでくれたらうれしいです.そして,本書を参考にもっともっと自分らしく,「自分ならこう伝えるな」「こんな例えのほうがわかりやすいかも!」なんて考えて,臨床の現場で学習会を開催してくれたら,執筆した者としては最高の気分です.

    2024年5月
    久松正樹



    第1章 脳・神経の第一歩は意識のみかた
     JCS・GCSを使いこなすために言葉を正確にとらえよう
     JCSとGCS,どちらを使うとよいの?
     感覚の入力-刺激が覚醒にとって大事なワケ

    第2章 手の動きがわるい? 運動機能と麻痺のみかた
     麻痺の正確なみかたを知っておく
     他にもある麻痺をみる方法
     なぜいろいろな麻痺があるか-運動を伝える専用道路「錐体路」とは何か?
     一次運動野から放線冠までの道のり
     放線冠から先はどうなっているか
     弛緩性麻痺と痙性麻痺,なぜ起きる?

    第3章 突然痙攣を起こした
     痙攣時の眼の動きをしっかり観察しよう!
     痙攣は神経の異常な興奮によって起こる
     眼の偏位も神経の異常な興奮によって起こる
     「てんかん」という病気,「痙攣」という症状
     てんかん発作の種類
     抗てんかん薬-医師は何を見て処方している?

    第4章 だれも教えてくれない眼球の動き 共同偏視はなぜ起こるのか?
     まずは眼の神経路を覚えよう!
     もう少し詳しい眼の動き
     対光反射は脳幹での異常をつかむ重要な所見
     瞳孔不同(アニソコリア)がある……緊急事態じゃないの?
     瞳孔の大きさはどのようにして決まるか

    第5章 めまいのみかた
     めまいを訴えたら3つ考える
     BPPV(良性発作性頭位めまい症)
     「中枢性」のめまい
     注視のメカニズム
     片葉小節葉(前庭小脳)の役割

    第6章 髄液の検査データを読み解くための基本
     髄液のデータは細胞数と蛋白量をみる
     頭蓋内圧で水頭症がないかを確かめる
     髄液採取後は低髄圧に注意が必要

    第7章 排泄ケアは看護の基本 いま一度確認したい蓄尿・排尿のメカニズム
     膀胱の筋肉(排尿筋)を収縮させる副交感神経,尿道括約筋を収縮させる交感神経
     自律神経の連携を支える視床下部と網様体
     神経因性膀胱は蓄尿障害と排出障害で考える

    第8章 脳梗塞を理解する 血液をさらさらにする薬も押さえよう
     抗血小板薬-SAPTとDAPTって一体何?
     血液が固まる機序がわかると,薬の種類もわかる
     抗凝固薬と抗血小板薬との違い
     脳にとって血圧は高いほうがよいの? 低いほうがよいの?

    第9章 視床出血をどうみて,どう対応する?
     視床って何? 視床出血をみたらどうする?
     視床出血の画像を見たら何を見る? 何を考える?
     視床出血の眼の動き-内下方偏視のみかた
     視床と発熱

    第10章 ドレーンのしくみと管理のしかた
     ドレーンの種類と目的
     脳外科のドレーンは独特-理解するカギは「サイフォンの原理」
     くも膜下出血術後のドレーン管理

    第11章 高次脳機能障害の患者が見ている世界
     高次脳機能障害って何?
     右脳は左脳より広い空間を認識する
     半側空間無視の患者さんが見ている世界
     無数に存在する高次脳機能障害患者の看護-基本の考え方をしっかり学ぶ

    第12章 脳の画像って看護師も覚えたほうがよいの?
     血液データをいつも確認しているのであれば脳の画像だって一緒
     脳画像は,臨床で必要な5枚から覚える
  • 出版社からのコメント

    むずかしくて⽬に⾒えない脳と神経のメカニズムと病態をわかりやすい絵と画像で丁寧に解説.脳・神経の疑問に答える1冊.
  • 内容紹介

    むずかしくて目に見えない脳と神経のメカニズムと病態をわかりやすい絵と画像で丁寧に解説.脳・神経にかかわる症例について,多くのセミナー講師経験で培った著者のわかりやすい語り口(語呂合わせ等)そのままに,新人ナースと先輩ナースの会話形式で楽しく読み解きながら,現場で役立つアセスメントやケアを紹介する.セミナーでよく寄せられる質問に基づき内容を構成.みんなが知りたい,脳・神経のギモンに答える1冊.


    よくある臨床の疑問
     Q1 JCS「覚醒」とは何か? 「簡単な指示」とは具体的に何か?
     Q2 意識レベルを評価するときに眼を開けないで話をする人がいる.どのように考えたらよいか?
     Q3 なぜ除脳硬直が重症になるのか?
     Q4 JCSやGCSは回復期病棟などでも活用できるツールか?
     Q5 麻痺の場合では悪化がないかを確認するが,GCSの運動機能でも悪化について確認するか?
     Q6 上肢のバレーサインの正しいみかたはどのような方法か?
     Q7 下肢のバレーサインは,どのように観察するか?
     Q8 錐体路はわかるが,錐体外路はどこにあるか?
     Q9 脳内の「放線冠」は何をするところか?
       ~~~~~~
     Q16 被殻出血では病巣に眼が向くと書かれているが,右の脳に異常(病巣)があるのに病巣と反対側に眼が向くのはなぜか?
     Q17 抗痙攣剤の種類がたくさんあってわかりづらい.
     Q18 皮質核路など,「核」という言葉をよく聞くが何か?
     Q19 被殻出血なのに,なぜ共同偏視にならない人がいるのか?
     Q20被殻出血は病巣への共同偏視で小脳出血は病巣と反対側の共同偏視となっている.その機序はどうなっている?
       ~~~~~~
     Q25 前庭神経内側核はどこにある?
     Q26 髄液の細胞数の「細胞」とは何か?
     Q27 アストロサイトやグリア細胞とは何か?
     Q28 麻痺がある場合,血圧の測定はどちらで行うべきか?
     Q29 水頭症なのに圧が正常なのはなぜか?
     Q30 水頭症にはさまざまな種類があるが,何が違うか
     Q31 神経因性膀胱とは?
     Q32 過活動性膀胱と神経因性膀胱の違いは?
       ~~~~~~
     Q35 アテローム内の脂肪も塞栓物となるか?
     Q36 ワルファリンとそのほかの凝固薬の違いは何か?
     Q37 脳梗塞の病態から血圧が高くても問題ないとして,いつまで高い状態を許容できるか?
     Q38 ドーパミンとは何か?
     Q39 脳室前角部はどこにあるか?
     Q40 ゼロ点はなぜ外耳孔の場所なのか?
       ~~~~~~
     Q43 脳出血とくも膜下出血.同じ出血でも何が違うか?
     Q44 脳槽とは何か?
     Q45 実際に医師たちは脳画像の何を見ているか?
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    久松 正樹(ヒサマツ マサキ)
    1999年4月浦河赤十字病院急性期内科病棟勤務。2022年4月社会医療法人医仁会中村記念南病院急性期病棟師長

絵でひも解く脳と神経―ケアがわかる病態生理のエッセンス の商品スペック

商品仕様
出版社名:南江堂
著者名:久松 正樹(著)
発行年月日:2024/06/25
ISBN-10:4524229671
ISBN-13:9784524229673
判型:B5
発売社名:南江堂
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:216ページ
縦:26cm
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