"声なき声"のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか [単行本]
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"声なき声"のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか [単行本]



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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2024/05/08
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"声なき声"のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、ジャーナリズムが“声なき声”をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
  • 目次

    序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか
    1 本書の論点――不可視化された「声なき声」をどのように活性化するのか
    2 本書のアプローチ――生存戦略としての「真正性」
    3 本書の構成

    第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治
    1 ジャーナリズムの役割を問い直す
    2 民主主義の課題としての「声なき声」
    3 「真正性」という価値の浸潤
    4 「真正性」を媒介とする「声なき声」の連帯へ

    第2章 「声なき声」と娯楽化する政治――『虎ノ門ニュース』における「読解の肩代わり」
    1 反動的な実践に潜む「声なき声」を考える
    2 「ネット右翼」が社会において占める位置
    3 『虎ノ門ニュース』の批判的言説分析
    4 日常生活から切断される「政治」

    第3章 公共サービスメディアの葛藤――『ハートネットTV』におけるメッセージ性と「真正性」の調停
    1 「声なき声」の活性化の拠点としての公共サービスメディア
    2 福祉番組と公共性
    3 相反するメッセージ性と「真正性」
    4 公共サービスメディアの葛藤――普遍と個別、規範と「真正性」の架橋に向けて

    第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV?――『クィア・アイ』における「裏側の物語」と連帯の政治
    1 テレビ的なものと真正性
    2 『クィア・アイ』にみる連帯の兆し
    3 「裏側の物語」を通じた対話と「声なき声」の活性化
    4 テレビ的なものの透明性、ジャーナリストの有名性

    第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す――対話の場を紡ぐための役割
    1 ジャーナリストの専門職的役割の変化?
    2 「送り手-受け手」の相互主体を再検討する
    3 「真正性」の政治における自己演技――ジャーナリストの直面するジレンマ
    4 対話の場の共創としてのジャーナリズム

    第6章 「真正性」の政治を内側から攪乱する――オルタナティヴなメディア環境はどのように可能か
    1 メディアに潜む権力を読み解く
    2 メディアにおける新自由主義的な権力構造
    3 対話のための居場所をどのように蘇らせるか
    4 メディア=場所を政治的問題にしていくこと

    補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論――メディア・ワークショップの設計と批判的考察から
    1 対話のためのメディア環境をDIYする――批判と創造の往還に向けて
    2 メディアを用いたワークショップの意義
    3 設計の背景――どのように呼びかけ、どのような場を作るのか
    4 メディア・ワークショップの実施と省察――デジタル・ネイティヴの対話感覚の考察
    5 「声なき声」の活性化の実践のネットワーク化に向けて

    結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて
  • 内容紹介

    SNS時代のジャーナリズム論
    誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、
    ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、
    マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべきなのか。

    本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。
    『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、情報の送り手と受け手の関係性を編み直し、ジャーナリズムが〈声なき声〉をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。
    そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。
    そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田中 瑛(タナカ アキラ)
    実践女子大学人間社会学部専任講師。1993年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)後、東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年より現職。日本計画行政学会・社会情報学会若手研究交流会優秀賞、など受賞多数
  • 著者について

    田中瑛 (タナカアキラ)
    田中瑛(たなか あきら)
    実践女子大学人間社会学部専任講師
    1993年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)後、
    東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。
    日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年より現職。
    主要論文に、「真正性の政治とジャーナリズム――ポピュラーな正当化の可能性と矛盾の考察」『メディア研究』102号、183-199頁。「公共放送における「声なき声」の包摂の葛藤――NHKの福祉番組『ハートネットTV』のソーシャルメディア活用を事例として」『マス・コミュニケーション研究』95号、125-142頁。日本計画行政学会・社会情報学会若手研究交流会優秀賞受賞、など受賞多数。共著書に、小熊英二・樋口直人編『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会、2020年)、伊藤守編『東京オリンピックはどう観られたか――マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(ミネルヴァ書房、2024年)など。

"声なき声"のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:田中 瑛(著)
発行年月日:2024/05/10
ISBN-10:476642963X
ISBN-13:9784766429633
判型:B6
発売社名:慶應義塾大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:2cm
重量:373g
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