セヴラック追憶の変奏曲―全ピアノ作品とその創作思想 [単行本]
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セヴラック追憶の変奏曲―全ピアノ作品とその創作思想 [単行本]



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出版社:春秋社
販売開始日: 2025/01/18
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セヴラック追憶の変奏曲―全ピアノ作品とその創作思想 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    南仏の自然とともに育まれた文化への思いを、独特の語法と音で表現し続けた作曲家の軌跡。
  • 目次

    出版に寄せて(ピエール・ギヨー)
    フランス近代の、人間愛溢れる音楽(舘野 泉)

    プロローグ
     セヴラックの音楽との出会い
     セヴラックという作曲家
     本書の構成

    第1章 セヴラック 生涯と創作思想
    1 セヴラックのピアノ音楽
     「思い出の音楽」と地域主義
     フランス音楽の多様性
     多言語国家フランス――音楽の地方性の背景
     南北の違い
     4期に分けられるセヴラックのピアノ作品

    2 セヴラックの創作思想はどのように育まれたのか
     生い立ちと故郷で受けた教育――地域主義の萌芽
     セヴラック家
     アミエル神父の教育

    コラム 《牛飼いの歌》――セヴラックの地域主義のモチーフ

    3 パリ・スコラ・カントルム――古楽復興と地域主義の合流点
     ボルドとの出会い
     スコラ開設の経緯
     ボルドの教育方針
     スコラ・カントルムとパリ音楽院
     ヴァンサン・ダンディの教育
     ギルマンとセヴラック
     グレゴリオ聖歌復興運動とセヴラック
     ソレーム修道院でのグレゴリオ聖歌体験
     修道士たちとの別れ

    コラム 聖歌・ルネッサンスの多声音楽から得た2つのヒント――「旋律的な和声」と音楽的な感動の種類

    4 セヴラックの南仏地域主義
     フレデリック・ミストラル
     フェリブリージュLe Félibrige――南仏オック語文学復興運動
     楽譜に書き込まれた南仏の習俗と鐘の音
     スコラとフェリブリージュ
     スコラとカタルーニャの音楽家
     南仏とカタルーニャの友好性――フェリブリージュとラナシェンサの絆

    5 セヴラックと民謡
     セヴラックの民謡思想
     「民謡会議」(1906年)――フランス芸術における自然への共感、絵のような精彩あるものを愛する気持ち
     民謡会議の目的①――フランス音楽芸術のなかの民謡の再評価
     民謡会議の目的②――聖歌と民謡の同根性の認識
     聖歌の地域性
     宗教的民衆歌――聖歌と民謡のあいのこ
     プログラムに埋め込まれた“セヴラックの署名”
     モデルはフェリブリージュの聖Estello祭?
     カタルーニャの民俗音楽

    コラム フランス政府による民謡の収集と調査

    6 セヴラックのカタルーニャ地域主義
     セレ移住の経緯
     《エリオガバル》
     カタルーニャ音楽文化受容
     地域主義の拡大
     セヴラックの地中海主義

    7 パリの友情
     ドビュッシー
     「レ・ザパッシュLes Apaches」(アパッチ族)
     ラヴェル
     セヴラックを巡る二人のピアニスト①――リカルド・ビニェス
     セヴラックを巡る二人のピアニスト②――ブランシュ・セルヴァ
     アルベニス
     フォーレ
     ルドン
     ピカソ
     カントルーブ
     フランシス・ジャム

    第2章 セヴラック 全ピアノ作品
    1 第1期(1896-1900年)
     ◆《野原の光景》第1番「パストラル」
     ◆《オータンの風》――カンティレーナ
     ◆《即興曲第2番》――ロマン派的なスタイルで
     ◆《ソナタ》

    2 第2期(1901-1907年) 南仏地域主義の時代
     ◆《大地の歌》――7曲からなるピアノによる農事詩
      プロローグ〈序曲〉
      I.〈耕作〉
      II.〈種まき〉
      〈間奏曲(夜のおとぎ話)〉
      III.〈雹〉
      IV.〈刈り入れ時〉
      エピローグ〈終曲〉婚礼の日
     ◆《ラングドック地方にて》
      第1曲〈祭りの田舎屋敷をめざして〉
      第2曲〈沼で、夕べに〉
      第3曲〈馬に乗って、草原で〉
      第4曲〈墓地の片隅、春に〉
      第5曲〈市の立つ日、田舎屋敷では〉
     ◆《四重奏のプレリュード》
     ◆《鉛の兵隊》――3つのお話による「ほんとうの」物語(4手連弾)
      I. さえぎられたセレナード
      II. 箱(禁錮室)の中の4日間
      III. 婚礼の行列
     ◆《よそ者のワルツ》
     ◆《“樽”と“缶”の踊り》

    3 第3期(1908-1914年) カタルーニャ地域主義の時代
     ◆《ペパーミント・ジェット》華麗なるコンサート用ワルツ
     ◆《ポンパドゥール夫人へのスタンス》
     ◆《陽光のもとで水浴びする女たち》――バニュルス゠シュル゠メールの思い出
     ◆《水の精たちと不謹慎な牧神》――ダンス・ノクチュルヌ
     ◆《セルダーニャ》――絵画的組曲
      I. 二輪馬車で――セルダーニャ地方に到着
      II. 祭り――プッチャルダの思い出
      III. 村の楽士と落穂ひろいの女たち――フォンロムーでの巡礼の思い出
      IV. リィビアの十字架像の前のらば曳きたち――嘆き歌
      V. らば曳きたちの帰還
     ◆《休暇の日々から》第1集、第2集
     〈第1集〉
      プロローグ〈シューマンへの祈り〉
      “お城とお庭で”
      I. 〈お祖母様が撫でてくださる〉
      II. 〈おとなりの女の子たちの来訪〉
      III. 〈トトは“教会のスイス人”(聖具係)の真似をする〉
      IV. 〈ミミは侯爵婦人の真似をする〉
      V. 〈お庭でのロンド〉
      VI. 〈古いオルゴールが聞こえるところ〉
      VII. 〈ロマンティックなワルツ〉
     〈第2集〉
      I. 〈ショパンの泉〉
      II. 〈鳩たちの水盤〉
      III. 〈二人の騎兵〉時代遅れのスタイルの危険のないカノン

    4 第4期(1915-1921年) 地中海主義
     ◆《夾竹桃のもとで――カタルーニャ海岸の謝肉祭の夕べ》
      1. 村の楽団 パソドブレのテンポで
      2. 騎兵たちの小ワルツ 軽快なワルツのテンポで
      3. バニュルスの水の精
      4. サルダーナのように
      5. シャルル・ボルドに代わって
      6. エマニュエル・シャブリエに代わって スケルツォ・ワルツ
      7. 舟歌風に(漁師が遠くでサルダーナの追憶を聞かせる)
      8. 冒頭の再来
      9. 往時のダカンの素敵な気配(または亡霊)
      10. カッコウたち、陽気な小フーガ
      11. 遠くの自動ピアノから“感傷的な歌”の最後のこだまが聞こえる

    第3章 近代音楽の始まり――セヴラックにとって調性の拡大とは(竹内 淳)
    1 セヴラックの音楽語法を知るために必要な背景

    2 セヴラックの和声の特徴
     [1]調性音楽としての特徴――そして近代へ
     [2]セヴラックの“耳”(1)――「近代」を見据えて
     [3]セヴラックの“耳”(2)――和音の「響きとしての利用」
     [4]ドビュッシーの“耳”――和音の考え方
     [5]セヴラックの“耳”(3)――理論で説明しづらい! 微細な和声
     [6]耳で和声を拡大してゆくということ
     [7]減7和音の特性――そして短3度と減5度による冒険

    3 セヴラックも使った新しい音のパレット
     [1]教会旋法
     [2]ペンタトニック
     [3]全音音階の自由な挿入
     [4]下行導音
     [5]ハーフディミニッシュ
     [6]エンハーモニック
     [7]付加6の和音
     [8]2度音程の連続
     [9]解決しない倚音
     [10]オクターブユニゾンなど
     [11]セヴラックの音楽スタイルとしての和声

    4 構造、形式におけるセヴラックの特色とは
     [1]古典的な調と形式との関連について
     [2]近代における調と形式との関連について
     [3]展開の新しい視点(1)――モチーフについての補足
     [4]展開の新しい視点(2)――ソナタ形式からの転換を図ること
     [5]展開の新しい視点(3)――大曲への道
     [6]変容から変奏へ――セヴラック作曲技法の変化
     [7]結論

    エピローグ
    謝辞
    参考文献
  • 出版社からのコメント

    南仏の自然や文化への思いを、独特の語法で表現し続けた作曲家セヴラックの全ピアノ作品を解説。演奏と鑑賞のためのガイドブック。
  • 内容紹介

    セヴラックの音楽の魅力は何といっても、みずみずしく、歌心に満ちており、新鮮な風が漂い「人はそこで胸いっぱいに深呼吸するのだ」といったような愛のある音楽なのだ。――館野 泉(「フランス近代の、人間愛溢れる音楽」より)

    ドビュッシーやラヴェルと時を同じくしたフランス近代の作曲家デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)。南フランスに出自を持つ彼は、故郷ラングドックやカタルーニャの豊かな自然とともに育まれた歴史や文化への思いを、独自の語法によって音で表現し続けた。敬虔さ、人間愛、豊かな感性を持ち合わせ、「大気のように私たちを包み込み、同時に詩的で色彩豊かで品の良さを兼ね備えている」セヴラックの音楽の背後には、南フランスの美しい自然が輝きを添えている。
    その演奏と研究に積極的に取り組み、その豊穣なピアノ音楽の世界を極めたピアニストによる、演奏と鑑賞のためのガイドブック。セヴラックの創作思想を追い(第1章)、全ピアノ作品を解説(第2章)するとともに、独自の和声法への詳細な分析(第3章)を加え、生地であるフランスよりも日本での人気が高いと言われるセヴラック独特の音楽の世界を、とことん掘り下げる。近代フランスのピアノ音楽レパートリーへの新たな扉を開く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    深尾 由美子(フカオ ユミコ)
    桐朋学園大学ピアノ科卒業後、イタリア、ウィーン、ドイツでピアノソロ、室内楽の研鑽を積み、フランス国立リヨン地方音楽院修了。2021年桐朋学園大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽)。日本音楽学会、日本セヴラック協会、日本フォーレ協会、日本スペインピアノ音楽学会所属
  • 著者について

    深尾 由美子 (フカオ ユミコ)
    桐朋学園大学ピアノ科卒業後、イタリア、ウィーン、ドイツでピアノソロ、室内楽の研鑽を積み、フランス国立リヨン地方音楽院修了。2021年桐朋学園大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽)。これまでにピアノソロCD「セヴラック、失われた時の音楽(KKC 047)」、ジェラール・プーレ(vn.)との「ピレネーの太陽(KKC 28)」をリリース(二作はレコード芸術特選盤)。「セヴラック・ピアノ作品全集vol.1 ~ 4」(2023年 La Paix Classique)はNML、Spotify、Apple Music より好評配信中。日本音楽学会、日本セヴラック協会、日本フォーレ協会、日本スペインピアノ音楽学会所属。鎌倉市在住。

セヴラック追憶の変奏曲―全ピアノ作品とその創作思想 の商品スペック

商品仕様
出版社名:春秋社
著者名:深尾 由美子(著)
発行年月日:2025/01/20
ISBN-10:4393932358
ISBN-13:9784393932353
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:360ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
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