ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本]
    • ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本]

    • ¥3,740113 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003850414

ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,740(税込)
ゴールドポイント:113 ゴールドポイント(3%還元)(¥113相当)
フォーマット:
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:青弓社
販売開始日: 2024/08/26
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代ヨーロッパ社会の諸相が織り込まれたシュピーリ文学をひもとき、名作児童文学の傑作『ハイジ』誕生の現場に肉薄するとともに、数多くの翻訳・翻案・映像化からなる「ハイジ現象」のうねりを鳥瞰し、スイスの国民神話にまで上り詰めた「アルプスの少女」の魅力の正体を探る。
  • 目次

    はじめに

    第1部 ヨハンナ・シュピーリの文学世界

    第1章 ヨハンナ・シュピーリの修業時代と遍歴時代
     1 ドクトルハウスの人々
     2 村の学校、牧師館、女子寄宿学校
     3 結婚とチューリヒ移住
     4 どん底の日々
     5 作家デビューまで

    第2章 匿名作家J・Sの歩み――『フローニ』ほか初期作品
     1 生きる苦しみ、死ぬ喜び――敬虔主義の土壌
     2 信仰と懐疑――『フローニの墓に捧げる一葉』
     3 自己処罰と自己実現
     4 女性同士の連帯の可能性
     5 女性教育の可能性――『失踪しても忘れずに』

    第3章 自然と教育のせめぎ合い――『ハイジ』:1
     1 「自然に還れ」
     2 男女のパートナーシップ
     3 教育論争
     4 近代的教育の袋小路
     5 ルソーvsペスタロッツィ
     6 教育の限界と精神医学
     7 ABCの歌――ペーターの教育

    第4章 キリスト教の複雑な役割――『ハイジ』:2
     1 『ハイジ』=「有害図書」?
     2 異教徒のインディアン/放蕩息子
     3 ハイジの信仰と懐疑
     4 放蕩息子の帰還
     5 パウル・ゲルハルト「朝の祝福」――賛美歌:1
     6 パウル・ゲルハルト「汝の道を委ねよ」――賛美歌:2
     7 フィリップ・シュピッタとダニエル・ヘルンシュミット――賛美歌:3・4

    第5章 女性の大学教育と職業――『ジーナ』
     1 女性解放運動の周縁で
     2 『ハイジ』続篇としての『ジーナ』
     3 大学で学ぶ女性たち
     4 ちぎり取られた足

    第6章 社会運動へのまなざし――『コルネリ』ほか後期作品
     1 貧困と労働運動と文学
     2 シュピーリを取り巻く社会と労働問題
     3 社会の縮図――『グリトリの子どもたち』
     4 反革命小説――『コルネリは教育される』
     5 労働運動と言論活動――「ゴルトハルデの消息」

    第2部 「ハイジ現象」の射程

    第7章 「アルプスの少女」神話の系譜――ミミリ、アデライーデ、ハイジ
     1 アデライーデとアーデルハイト
     2 クラウレンの『ミミリ』――「アルプスの少女」の偶像化
     3 カンプの『アデライーデ』――「アルプスの少女」の脱性愛化
     4 シュピーリの『ハイジ』――「アルプスの少女」の脱構築と再構築

    第8章 シャルル・トリッテンのフランス語『ハイジ』続篇
     1 トリッテン訳『ハイジ』の特徴
     2 『ハイジは成長する』――転倒されるハイジ
     3 『若き娘ハイジ』――ツギハギ細工の物語
     4 『ハイジと子どもたち』――第一次世界大戦とスイス国内ツアー
     5 『ハイジおばあさん』――博覧会と第二次世界大戦
     6 英訳版『ハイジは成長する』『ハイジの子どもたち』――偽物の偽物

    第9章 少女のための物語――日本の『ハイジ』受容の始まり
     1 野上弥生子訳『ハイヂ』(一九二〇年)――最初の日本語訳
     2 近代日本の少女雑誌とその読者
     3 深水正策訳『アルプスの少女』(一九二四/二五年)――少女のための物語
     4 岩下恵美子訳『ハイヂ』(一九三五年)――少女同士の絆
     5 吉田絃二郎訳『アルプスの少女』(一九四七/四八年)――大胆な改変
     6 「少女小説」から「世界名作」へ

    第10章 『ハイジ』映像化の百年
     1 アメリカ映画『ハイディ』(一九三七年)
     2 スイス映画『アルプスの少女』(一九五二年)
     3 日本製アニメ『アルプスの少女ハイジ』(一九七四年)
     4 『アルプスの少女ハイジ』ドイツ語吹き替え版(一九七七/七八年)での改変

    おわりに

    あとがき、またはヨーゼフという名前の犬

    事項索引
    人名索引
  • 内容紹介

    近代社会の諸相が織り込まれたシュピーリ文学をひもとき、名作児童文学『ハイジ』誕生の現場に肉薄するとともに、無数の翻訳・翻案・映像化からなる「ハイジ現象」のうねりを鳥瞰し、スイスの国民神話にまで上り詰めた「アルプスの少女」の正体を探る。
  • 著者について

    川島 隆 (カワシマ タカシ)
    1976年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専攻はドイツ文学。著書に『NHK「100分de名著」ブックス カフカ 変身――「弱さ」という巨大な力』(NHK出版)、『カフカの〈中国〉と同時代言説――黄禍・ユダヤ人・男性同盟』(彩流社)、共編著に『ドイツ語と向き合う』(ひつじ書房)、共著に『図説 アルプスの少女ハイジ――『ハイジ』でよみとく19世紀スイス』(河出書房新社)、訳書にフランツ・カフカ『変身』(KADOKAWA)、ジャン=ミシェル・ヴィスメール『ハイジ神話――世界を征服した「アルプスの少女」』(晃洋書房)、ペーター・ビュトナー『ハイジの原点――アルプスの少女アデライーデ』(郁文堂)など。

ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:川島 隆(著)
発行年月日:2024/08
ISBN-10:4787292765
ISBN-13:9784787292766
判型:A5
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:401g
他の青弓社の書籍を探す

    青弓社 ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピーリ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!