取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて [単行本]
    • 取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて [単行本]

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取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて [単行本]
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取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2024/06/10
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取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて の 商品概要

  • 目次

    はしがき

    第1部 取調べ可視化の歴史

    「取調べ」―その歴史的転移―拷問廃止から可視化・弁護人立会いへ 小坂井 久
     1.はじめに/2.ボアソナードは哭いた―「近代」刑事手続の出発点/3.「中世」から「近代」(「拷問」廃止)まで/4.「聴取書」と「人権蹂躙」をめぐって/5.憲法と昭和刑訴の各制定過程から1980年代まで/6.1990年代から2010年ころまで―可視化の意義を軸にして/7.特別部会と2016年法をめぐって/8.その後の展開から2020年代へ/9.取調べの可視化と弁護人立会い/10.結語に代えて

    【コラム】司法制度改革(審議会・検討会・その後)と可視化 浦 功

    裁判員制度の成立と可視化 西村 健
     1.はじめに/2.裁判員制度成立略史/3.可視化を後押しした裁判員制度/4.可視化法成立後の裁判員裁判における可視化の課題等/5.おわりに

    闇雲海外可視化事情見聞録 古田 茂
     1.はじめに/2.台湾―取調べ全過程を録画しなければ効果半減/3.韓国―検察庁主導で進む取調べの録音・録画/4.香港―三角机に死角なし/5.オーストラリア―先進的な録音・録画システムERISP/6.イタリア―23日間の取調べ? それは拷問だ!/7.モンゴル―草原の国で可視化を思う/8.アメリカ(イリノイ州)―Nothing to hide!(隠すものは何もない)/9.イギリス―可視化によって取調べは進化する/10.(番外)国際シンポジウム「世界の捜査官が語る取調べの可視化―可視化で捜査実務は変わったのか」/11.おわりに

    可視化をめぐる国家公安委員会研究会・法制審特別部会・刑訴法改正のうごき 池田綾子
     1.取調べ可視化の実務の始まり/2.日弁連の組織/3.国家公安委員会研究会が始まる前までの動き/4.国家公安委員会の研究会/5.検察の在り方検討会議/6.法制審議会特別部会/7.刑事訴訟法改正
    【コラム】「可視化」―思い出すことなど 下村幸雄

    第2部 取調べ可視化をめぐる理論

    捜査における取調べの可視化の意義 川出敏裕
     1.はじめに/2.可視化論の背景と目的/3.捜査機関から見た取調べの可視化/4.取調べの録音・録画制度の評価

    協議・合意制度と可視化―刑事司法改革の道程 川崎英明
     1.刑事司法改革における可視化/2.可視化と協議・合意制度/3.協議・合意制度と刑事司法改革の道程

    取調べの可視化・弁護人立会と起訴基準―起訴基準引下げの現実的契機 葛野尋之
     1.問題設定―「精密司法」と起訴基準/2.起訴基準の引下げ/3.被疑者取調べの適正化と起訴基準の引下げ/4.結語―さらなる変化を促進するための手続保障

    取調べの可視化と司法取引 河津博史
     1.取調べの可視化及び司法取引の制度化の経緯/2.取調べの可視化及び司法取引の制度化の意義と課題

    司法面接の記録に対する伝聞法則の適用 後藤 昭
     1.新設の伝聞例外規定/2.検察官が行った司法面接記録の扱い/3.2号の伝聞例外の根拠/4.司法面接と参考人取調べの違い/5.あとがき―小坂井さんのこと

    捜査手続と取調べ前の証拠開示―昭和刑訴法の制定過程を踏まえて 斎藤 司
     1.はじめに/2.予審における記録閲覧権の捜査手続への転用―昭和刑訴法制定過程初期の議論/3.「当事者主義」における捜査手続と証拠開示―昭和刑訴法における捜査段階の証拠開示の位置づけ/4.むすびにかえて

    ドイツにおける被疑者取調べと弁護人の立会い―可視化への展開の一例として 加藤克佳
     1.はじめに/2.ドイツにおける被疑者取調べ制度⑴―要点と特徴/3.ドイツにおける被疑者取調べ制度⑵―取調べ主体による差異/4.被疑者取調べへの弁護人立会い権―法理論的な基礎とその意義/5.被疑者取調べの録画・録音制度―記録媒体の実質証拠化を含めて/6.おわりに

    韓国における取調べの可視化(映像録画)制度 炭谷喜史
     1.取調べの可視化(映像録画)制度導入の経緯/2. 韓国の取調べ可視化(映像録画)制度の概要/3.最近の動き

    取調べの可視化とIT 山本了宣
     1.はじめに/2.刑事手続IT化の概要/3.ITについて考える視点―取調べ可視化の価値ないし利益/4.ITと可視化に関する問題領域/5.実現すべきこと、考えなければならないこと
    【コラム】「ミスター可視化」から「ミスター立会権」へ 木谷 明

    第3部 可視化弁護の実践

    可視化法の成立と黙秘権保障の実質化 森 直也
     1.はじめに/2.「可視化前」の状況/3.「可視化後」の状況―可視化法成立による黙秘権の変容/4.おわりに

    【コラム】可視化実現への道―「被疑者ノート」が果たしてきた大きな役割 秋田真志

    身体拘束問題と取調べの可視化 宇野裕明
     1.自白強要は身体拘束問題(いわゆる人質司法)と密接に関連していること/2.身体拘束問題からみた取調べの可視化の効果/3.取調べの可視化が長期間取調べを解消する可能性/4.身体拘束前の段階における取調べの可視化の重要性/5.裁判所が可視化の意味・重要性を理解するべきこと

    可視化と弁護人立会い―可視化が可視化した弁護人立会いの必要性 川﨑拓也
     1.はじめに/2.「真相」解明機能とは何か/3.(可視化の下で)誤った情報が集められた実例/4.あるべき取調べと対応策としての弁護人立会い/5.結びに代えて

    司法面接と取調べの可視化―録音録画媒体の証拠能力を巡って 植田 豊
     1.はじめに/2.司法面接・代表者聴取とは/3.本特則の概要と問題点/4.法施行後の弁護実践/5.まとめにかえて

    被告人が公判で供述した捜査段階の不利益事実承認供述の実質証拠性 古賀康紀(解題:丸山和大)
     1.見解の対立について/2.供述証拠と非供述証拠について/3.被告人が被告人質問で供述した捜査段階の被告人の供述は「伝聞」なのか/4.被告人質問で被告人が捜査段階の被告人の供述を具体的、詳細に供述することの当否

    録音録画記録媒体の証拠としての使用について 中西祐一
     1.はじめに/2.実質証拠としての使用/3.任意性立証の補助証拠としての使用/4.信用性立証の補助証拠としての使用/5.法律的関連性と必要性・相当性/6.最後に

    可視化と任意性 巽 昌章
     1.可視化と任意性の多様な関係/2.任意性審査のゆらぎ/3.可視化されない/されなかった場合と任意性

    【コラム】可視化主要判例をみる 清水伸賢

    責任能力を争う事件と取調べの可視化 水谷恭史 374
     1.はじめに/2.黙秘の現実的可能性を想定した取調べ対応の必要性/3.責任能力の有無及び程度を図るツールとしての取調べ可視化

    児童虐待が疑われる事件と取調べの可視化―SBS/AHT事案を中心に 川上博之
     1.はじめに/2.児童虐待が疑われる事件とは/3.児童虐待が疑われる事案の捜査上の特徴と弁護実践/4.虐待が疑われる案件における可視化の意義

    反対尋問等における可視化記録媒体の使い方(実践編) 髙見秀一
     1.はじめに/2.使い方(その1)―検察官請求証人(適性証人であることが多い)への事前面談ができない場合の代替手段として利用する使い方/3.使い方(その2)―反対尋問でまさに用いる方法/4.使い方(その3)―尋問期日終了後の使い方/5.若干の理論的検討

    【コラム】ミスターとともにする可視化・立会い弁護実践 片山和成

    第4部 事件編

    高野山放火事件 後藤貞人
     1.はじめに/2.警察・検察による取調べ状況の録音の開始と利用/3.背景としての録音機器の進歩/4.弁護士会及び捜査機関の対応/5.高野山放火事件以前の取調べ状況の録音/6.高野山放火事件の和歌山地裁平5・2・20証拠決定/7.和歌山地裁の証拠決定がもたらしたもの/8.和歌山地裁証拠決定と取調べの可視化時代の弁護/9.おわりに

    氷見事件と取調べの可視化等の諸問題 前田裕司
     1.氷見事件とは何か/2.氷見事件の事実経過/3.刑事手続上の問題点/4.まとめ

    舞鶴高1女子殺害事件 遠山大輔
     1.はじめに/2.本稿の目的/3.不利益供述の生成過程/4.弁護活動/5.法廷での不利益供述など/6.一審判決/7.控訴審での弁護活動/8.控訴審の判断/9.その後/10.結び

    プレサンス元社長冤罪事件と取調べの可視化が突きつけた日本の刑事司法の課題 秋田真志
     1.問題の所在―なぜ特捜部は過ちを繰り返し、かつ無反省なのか/2.プレサンス事件の概要/3.特捜部の捜査手法と冤罪の構造/4.なぜ可視化されている中で山岸氏関与の供述を強要したのか/5.どのように改革すべきか/6.結語に代えて―可視化から次のステップへ

    第5部 座談会

     小坂井古稀座談会 「ミスター可視化」と刑事司法の30年 小坂井 久/後藤貞人/秋田真志/髙見秀一/川﨑拓也/栗林亜紀子/森 直也

    小坂井久著作目録
    取調べ・自白調書・自白法則・黙秘権・可視化等関連裁判例一覧
    取調べの可視化関連年表
    あとがき
  • 内容紹介

    「ミスター可視化」小坂井久弁護士古稀論文集。可視化の歴史を概観。さらには「理論」「実践」「事件紹介」を通して、取調べの可視化の到達点や今後の課題までを論じ尽くす。
  • 著者について

    小坂井久 (コサカイヒサシ)
    小坂井 久(こさかい・ひさし)
    弁護士(大阪弁護士会)。
    日本弁護士連合会取調べの可視化実現本部副本部長などとして取調べの可視化に向けた日弁連の運動を牽引すると同時に、法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会幹事なども歴任して立法化に向けた議論にも関与。「ミスター可視化」と呼ばれる。
    著作に『取調べ可視化論の現在』(現代人文社、2009年)、『取調べ可視化論の展開』(現代人文社、2013年)、『弁護人立会権-取調べの可視化から立会いへ』(共編、日本評論社、2022年)など。

取調べの可視化 その理論と実践-刑事司法の歴史的転換点を超えて の商品スペック

商品仕様
出版社名:現代人文社
著者名:小坂井久(編)
発行年月日:2024/06
ISBN-10:4877988653
ISBN-13:9784877988654
判型:A5
発売社名:大学図書
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:552ページ
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