和一青嵐 [単行本]

和一青嵐 [単行本] の 商品概要

• 目次

  一の風
  二の風
  三の風

• 内容紹介

  江戸時代、五代将軍・綱吉の奥医師を務め、盲人の生業に道を開いた鍼医師・杉山和一の人間像とそれを支えたセツ女の物語。
  杉山和一は、一般にはあまり知られていませんが、鍼灸治療に関わっている者の間では知らぬ人のない有名人です。その遺骨が祀られている江ノ島の墓前には彼の偉業を讃える者や鍼灸の国家試験の合格を祈願する者等が現在も足しげく訪れています。
  武家の子息に生まれながらその身分を捨てて市井の社会に飛び込み、まだ未知の世界だった鍼療治に邁進していった和一のそのときの心境は如何なるものだったのか。

• 著者について

  黒澤絵美 (クロサワエミ)
  １９５３年生まれ　京都成安女子短期大学（現・成安造形大学）卒業
  視力障害により音声を頼りに文章を書く
  小説「仙人のお守り」で長塚節文学賞・優秀賞受賞
  随筆「いつか見た青空」で第１２回小諸・藤村文学賞・優秀賞受賞
  随筆集『いつか見た青空』で第２１回日本自費出版文学賞・エッセイ部門賞受賞

和一青嵐 [単行本] の商品スペック