漫画と社会を接続する B.E.「動物と植物」<第3号> [単行本]

漫画と社会を接続する B.E.「動物と植物」<第3号> の 商品概要

• 目次

  第１部　特集「動物と植物」
  
  はじめに
  第1章　壁の向こう側
  第2章　なぜ食べるのか
  第3章　日本人と米と肉
  第4章　地球沸騰化の時代がきた
  第5章　牛とトマト
  第6章　ダーウィン事変発、現実行き
  インタビュー企画「生産者に聴く」
  第7章　名前のない怪物
  
  第２部
  寄稿　「漫画から考える　題材：フールナイト」
  寄稿　「気候変動と日本について」
  
  第３部
  新連載　「シン・広告批評」
  新連載　「ビッケの世界」

• 出版社からのコメント

  動物に権利を与える運動。果たして現実に実現可能なのか？想像力の先を行く漫画の力を借りて、わたしたちの現実を鋭く考察。

• 内容紹介

  「漫画と社会を接続する B.E.」はZINE（同人誌）として過去に２号発行されておりましたが、本３号よりリニューアル号として出版いたします。
  
  「動物と植物」をテーマに、日本のヴィーガニズム・動物倫理の現状をまとめています。下敷きにしたのが漫画『ダーウィン事変』（うめざわしゅん、講談社）、『フールナイト』（安田佳澄、小学館）です。
  
  また2009年に惜しまれつつも休刊した雑誌『広告批評』（マドラ出版）を現代風にアップデートした「シン・広告批評」を弊誌の連載としてスタートしました。私は以前、株式会社電通に勤めておりました。昨今の炎上の絶えない広告業界を見ていて、いま広告業界に必要なのは「批評空間」なのではないかと考えています。一度は「役割を終えた」と判断された広告批評がいま求められているのは、文化や社会について批評できる人が少なくなったからではないか。新時代の「広告批評」を模索していきたいと思います。
  
  さらに、2024年にアニメ放送50周年を迎えた『小さなバイキング ビッケ』。このグッズコレクターのギネス記録保持者が日本にいます。その彼にビッケの魅力を語ってもらう連載「ビッケの世界」をスタートしました。戦争やその気配が絶えない現在にこそ、「非暴力」を掲げるビッケの考えが必要だと考えています。今、ビッケだからこそ伝えられることをお届けしたいと思います。
  
  図書館選書
  日本のヴィーガニズムや動物倫理を巡る混乱は全て漫画作品の『ダーウィン事変』と『フールナイト』から読み解くことができます。漫画と社会を接続するB.E.は「動物と植物」を特集します。

• 著者について

  B.E.編集部 (ビーイーヘンシュウブ)
  白蝶社は2022年に代表の鈴木によって設立された、ひとり出版社です。鈴木は新卒で金融機関に入社したものの配属が上手くいかず2年で退社、その後大学院に進学します。大学院修了後は、電通、ADKなど広告会社で職歴を重ねています。しかし、在職中に鬱状態となり休職。一旦は復職するものの、2019年に退職。スパイスティーTeTeを企画製造販売する株式会社YOMOYAMAの代表取締役も兼務している。

漫画と社会を接続する B.E.「動物と植物」<第3号> の商品スペック