検証トヨタグループ不正問題―技術者主導の悲劇と再生の条件 [単行本]
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検証トヨタグループ不正問題―技術者主導の悲劇と再生の条件 [単行本]



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出版社:日経BP社
販売開始日: 2024/07/13
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検証トヨタグループ不正問題―技術者主導の悲劇と再生の条件 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    トヨタ、ダイハツ、日野、豊田自動織機、愛知製鋼…。まさかの不正連鎖。最強集団はどこで間違えたのか。どんな企業でも陥り得るマネジメントと組織の罠に迫る。取材歴27年の専門記者が徹底検証。
  • 目次

    はじめに ─世界に尊敬される日本企業の条件─

    第1章 トヨタグループに衝撃
    日野自動車のエンジン不正が発覚
    豊田自動織機でもエンジン不正が発覚
    ダイハツ工業で衝突試験不正が発覚
    愛知製鋼の公差不正が発覚
    世間の非難が爆発
    「ランクル」など10車種が出荷停止
    「不正の病」に罹患

    第2章 トヨタ自動車の認証不正の真相
    認証不正とは何か
    6つの試験で6種類の不正
    「悪質」な不正
    牽制機能が働かず
    認証制度への批判は筋違いと国土交通省
    しかるべきステップを踏むべし
    国際的な理解を得るべし
    各国・地域の認可当局の理解を得るべし
    スズキの燃費不正と同じ構図
    不良と不正の混同

    第3章 ダイハツ工業の不正の真相
    1 ダイハツ工業の不正、10の追究
    Q1:不正の中身は?
    Q2:不正を行った車両は?
    Q3:不正が発覚した経緯は?
    Q4:悪質性の有無は?
    Q5:いつから不正を行っていたのか?
    Q6:不正が与える影響は?
    Q7:なぜ不正を行ったのか?
    Q8:他に不正はないのか?
    Q9:出荷の再開はいつか?
    Q10:経営陣の責任は?
    2 ダイハツ不正は「設計が主導」
    「不正のデパート」
    うまく不正できるのは「設計者だけ」
    組織的な不正を隠す思惑か
    3 スピード開発への「技術力不足」
    「短期開発」が原因との見方に疑問符
    スピード開発の導入は必然
    見せ掛けの短期開発、そのからくり
    4 「トヨタの死角を突く」巧妙なごまかしの手口
    「ダイハツならやりかねない」
    「トヨタのチェックが甘い部分を狙う」
    ポール側面衝突試験は「典型例」
    5 ポール側面衝突試験で偽装した理由
    「できない」と言えばどうなるか
    真因の追究が足りない

    第4章 日野自動車の不正の真相
    1 日野自動車の不正、10の追究
    Q1:不正の中身は?
    幅広い機種で様々な不正が発覚
    Q2:不正なエンジンを搭載した車両は?
    Q3:不正が発覚した経緯は?
    Q4:悪質性の有無は?
    Q5:いつから不正を行っていたのか?
    Q6:不正が与える影響は?
    Q7:なぜ不正を行ったのか?
    Q8:他に不正はないのか?
    Q9:出荷の再開はいつか?
    Q10:経営陣の責任は?
    2 不正の誘因、いすゞ自動車との差に焦りか
    車検不正に続く法令順守違反
    ライバルのいすゞ自動車との差
    日野にとって特別だった「2017年」
    トヨタ主導の厳しいスキーム
    3 設計の技術力不足を見抜けぬ甘い分析
    10種類もの不正を重ねた訳
    規制強化の動向に技術が追い付かず
    エンジン設計部の悪質さ
    「技術があるという根拠のない盲信」という社員の声
    4 不正を許す開発プロセスに甘さ
    「ちょうどよい劣化」を見極めて触媒を交換か
    開発プロセスに「途中評価」を組み込む
    最終目標に対する予測の報告まで義務付け
    試験失敗のたびに設計をやり直したか
    別組織による試験と手順書が防御壁に
    5 再発防ぐ仕掛けの導入が不可欠─ハードとソフトの協調─
    「ハードが上、ソフトが下」という偏見
    大規模リコールの反省で「変身」
    日野の開発設計もトヨタ流に変えられるか
    日野の不正は「明日のうちの姿かも」

    第5章 豊田自動織機の不正の真相
    1 豊田自動織機のエンジン不正、10の追究
    Q1:不正の中身は?
    Q2:不正なエンジンを搭載した車両は?
    Q3:不正が発覚した経緯は?
    Q4:悪質性の有無は?
    Q5:いつから不正を行っていたのか?
    Q6:不正が与える影響は?
    Q7:なぜ不正を行ったのか?
    Q8:他に不正はないのか?
    Q9:出荷の再開はいつか?
    Q10:経営陣の責任は?
    2 量産メーカー失格、悪質と言うべき2つの理由
    法規制の当初から不正
    「試験用ECU」を別途用意
    「測定ベンチを直すべきだった」
    排出ガスを調整できる
    3 主力エンジンの型式指定取り消し、許可の再取得は「いばらの道」
    やはり試験用ECUは「悪質」
    不正企業には「厳しい審査」
    型式指定の再取得は「いばらの道」

    第6章 トヨタの車検不正と愛知製鋼の公差不正の真相
    1 「お客様第一」の最前線で車検不正
    「後工程はお客様」の「心」に背く行為
    導入したトヨタ生産方式が定着せず
    13店舗で合計6503台に拡大
    2 エンジン用鋼材の「公差外れ」発覚
    冷却による収縮分を「想定し切れず」
    「長い分には顧客は損はしない」
    コンプライアンスとガバナンスに甘さ

    第7章 問題の核心─真因の追究─
    1 不正は「設計者主導」
    真因は「技術力不足」
    2 「管理職の機能不全」が不正問題の共通項
    ダイハツ工業の実態
    日野自動車の実態
    豊田自動織機の実態
    部長の決裁が不可欠
    3 リスク評価および法規解釈プロセスの不備─専門性の不足─
    詳細設計前にリスクを評価
    法規解釈プロセスなし
    4 牽制機能の不備
    「お手盛り試験」による不正への誘惑
    専門家の警鐘
    5 技術の過信

    第8章 トヨタ自動車の責任
    1 油断・慢心
    2 忖度体質
    3 「現地・現物」の軽視
    トヨタ出身経営者が不正を見抜けぬ訳
    「真面目な会社」と見た奥平元社長
    4 性善説の妄信
    5 天下り人事
    日野とダイハツにトヨタ出身社長がずらり
    ダイハツ「白水天皇」の功罪
    経営者としての資質に問題
    トヨタとグループ企業の間にある「断絶」
    6 問われるガバナンス
    不正企業の社長が副会長に昇格
    「絆」の副作用
    取締役に残る謎
    「本当の事」を言えない会社にしたのは誰か
    ガバナンス力の弱体化

    第9章 再生への道─再発防止策─
    1 技術力を高めよ
    不足している技術力の洗い出し
    技術および開発方法の外部からの導入
    部門横断チームの結成
    2 トヨタのエンジン開発プロセスを導入せよ
    リスク評価の導入
    法規解釈プロセスの導入
    条文解釈を「標準化」するトヨタのプロセス
    牽制機能の導入
    牽制機能をすり抜ける
    3 トヨタの問題解決方法を応用せよ
    「みんなで知恵を絞る」トヨタの仕組み
    チーフエンジニアが問題を発見
    4 「本当の事」を言える組織に変えよ
    都合の悪い情報を優先する仕掛け
    5 国際ルールをリードせよ
    「技術的な妥当性」がないケースも
    参入障壁を築く
    6 納期の延長を認めよ
    認証業務を時間よりも優先すべし
    7 改善の手を緩めるな
    8 社員のコンプライアンス意識を高めよ
    「何のために働いているのか」を考える

    第10章 トヨタ豊田章男会長と佐藤恒治社長は何を語ったか
    1 「ブルータスよ、お前もか」と豊田会長
    1.1 グループビジョン説明会で謝罪
    「トヨタは一度潰れた」
    トヨタ生産方式は「効率追求ではない」
    1.2 「不正の撲滅は無理」
    「リードタイムが長く、全工程を把握している人がいない」
    開発における技術的な妥当性と認証試験に「ギャップ」

    2 「パーパスの共有」に課題と佐藤社長
    2.1 ダイハツは「事業計画も開発体制も見直す」
    再発を防ぐにはどうすべきか
    軽自動車が「コア」、事業を整理する
    型式指定取り消しは「極めて重い」
    トヨタの責任は?
    「パーパスの共有が欠けていた」
    2.2 なぜトヨタグループで不正が続くのか?佐藤社長に集中した質問
    コミュニケーションに問題は?
    「受託体質」への改善策は?
    現場に経営層が寄り添えていない

    おわりに
  • 出版社からのコメント

    トヨタグループの不正問題を専門記者が徹底取材・検証。不正行為の内容と真因、再発防止策、そしてトヨタ自動車の責任に迫る。
  • 内容紹介

    トヨタ、ダイハツ、日野、豊田自動織機、愛知製鋼……
    まさかの不正連鎖
    最強集団はどこで間違えたのか
    多くの企業に共通するマネジメントと組織の課題に迫る

    トヨタグループの不正問題を専門記者が徹底取材・検証しました。同グループでは、2021年7月に発覚したトヨタ自動車の販売会社による車検不正を端緒に、2022年3月に日野自動車のエンジン不正、2023年3月に豊田自動織機のエンジン不正、同年4月にダイハツ工業の衝突安全不正、同年5月に愛知製鋼の公差不正が発覚。そして、2024年6月にはついにトヨタ自動車で認証不正が見つかりました。まさにトヨタグループで不正の連鎖が起きているのです。

    業績は極めて好調。高品質を売りにしてきたトヨタ自動車がけん引するグループ企業で、なぜ不正が起きたのか、どのような不正に手を染めたのか、どのようにすれば再発を防げるのか。そして、グループを牽引するトヨタ自動車にはどのような責任があるのか。

    この問題を当初から追っている製造業への取材歴27年の記者が徹底取材・検証した結果を1冊にまとめました。

    不正問題に苦しむのはトヨタグループだけではありません。日本の製造業に巣くう不正の闇の正体を明らかにします。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    近岡 裕(チカオカ ユタカ)
    1997年3月早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程修了、同年4月日経BP入社。日経メカニカル編集、2004年日経ものづくり編集、2014年日経ものづくり副編集長、2018年日経クロステック副編集長などを経て、2021年より日経クロステック編集委員。入社以来、27年間一貫して日本の製造業を強化するための記事を執筆し続けている。日経クロステックおよび日本経済新聞電子版で高ランキング記事を多数執筆

検証トヨタグループ不正問題―技術者主導の悲劇と再生の条件 の商品スペック

商品仕様
出版社名:日経BP
著者名:近岡 裕(著)
発行年月日:2024/07/16
ISBN-10:4296205315
ISBN-13:9784296205318
判型:B6
発売社名:日経BPマーケティング
対象:一般
発行形態:単行本
内容:機械
言語:日本語
ページ数:366ページ
縦:19cm
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