陶淵明新研究　自己をみつめる [単行本]

陶淵明新研究　自己をみつめる [単行本] の 商品概要

• 目次

  陶淵明新研究　＊　目　次
  
  はじめに　1
  
  陶　淵　明篇
  
  五柳先生傳と梅里先生碑陰并銘について　9
  陶淵明と田園詩　20
  「止酒」詩について　34
  陶淵明の処世観　42
  陶淵明の死生観　53
  陶淵明の身後の名　76
  陶淵明の孤独感　87
  陶淵明の詩文に現れた戯謔的表現　103
  陶淵明の自己の客観化　124
  陶淵明の分身化　（一）　133
  陶淵明の分身化　（二）　141
  
  夏目漱石篇
  
  夏目漱石と奥田必堂　151
  觀菊偶記　162
  居移氣　169
  夏目漱石と柳宗元　180
  漱石晩年の漢詩と陶淵明詩　192
  漱石漢詩の一考察　204
  漢詩人としての夏目漱石─「則天去私」への軌跡─　249
  
  附　篇
  
  黄鶴樓と李白　259
  蘇東坡と赤壁　272
  楽府と古詩十九首の成立について　280
  『洛陽伽藍記』と説話　293
  
  おわりに　311
  初出一覧　313

• 内容紹介

  処世観・死生観・孤独感等、従来の研究とは異なった新たな視点から、陶淵明の人物・作品の本質を究明した論考の他、陶淵明の詩に強く心引かれた、文豪・夏目漱石の漢詩文を採り上げ、その特質や彼の人生観を探求した注目の詩篇等、計二十六篇の論文を収録。 　　　

• 著者について

  大地　武雄 (オオチ　タケオ)
  １９４３年、茨城県生まれ。茨城大学教育学部卒。二松学舎大学大学院文学研究科中国学専攻博士課程満期退学。二松学舎大学教授、名誉教授。六朝学術会議評議員、理事。全国漢文教育学会副会長、会長代行、顧問。全日本漢詩連盟顧問。二松詩文會代表。NHK文化センター柏教室講師。
  
  主な著書
  『黄河の詩』（単著）『全訳霞裏遊藻』（単著）『漱石詩集全釈』（共著）『唐詩紀行』（共著）『研究資料漢文学』李白・杜甫（共著）『漢詩鑑賞ソフト』（共著）他

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