女の氏名誕生―人名へのこだわりはいかにして生まれたのか(ちくま新書) [新書]
    • 女の氏名誕生―人名へのこだわりはいかにして生まれたのか(ちくま新書) [新書]

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女の氏名誕生―人名へのこだわりはいかにして生まれたのか(ちくま新書) [新書]



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出版社:筑摩書房
販売開始日: 2024/09/11
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女の氏名誕生―人名へのこだわりはいかにして生まれたのか(ちくま新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    江戸時代の女性名は現代とどう違ったのか?「お」の付く女性名はどこに消えたのか?近代女性名の「子」とは何か?何が今日の「夫婦別姓」論争を生み出したのか?アイデンティティとして名前に執着する現代の常識は、どのように生まれたのか?―男性名とは別物だった江戸時代の女性名が、明治期に男女共通の「氏名」となって現代の諸問題を抱えるまで、近代国民国家の形成、文字の読み書きや捺印、戦後改革など様々な事象を通して、日本人名文化の歴史的変遷を明らかにする。
  • 目次

    プロローグ―愛着の始まりを探して 
    「お」の付かない現代/女性からみた「氏名」/本書の構成

    第一章 江戸時代の女性名 
    1「お」の字とは何か?  
    圧倒的な二音節型/おの字名の「お」/「お」なしの作法/おやすがやすか、やすがおやすか?/並行する正解/「お」は何れより来たる?
    2多様な二音節型
    意味不明とはいうけれど/符号としての本質/異なる町村を比べる/だんだん離れてみる/風習はいろいろ
    3三音節型と地域性 
    三音節型の類型/三音節型の分布状況/濃度の違い/「お」は付かない/四音節型の孤城/類型とその他/これはあなたのお名前か?

    第二章 識字と文字の迷宮 
    1文字を書くのは誰か?  
    自分の名前を書けたのか/ムラのある世界/職業と識字/村請制と村役人/「村」と「家」に生きる/無識字もいる日常/再び女性名の森へ
    2仮名文字と仮名遣い 
    おてゐとは俺のことかとおテー言い/音韻と仮名遣い/音を再生できるか?/方言と相通/書き手の癖?/仮名の字形もこだわらない/伝わるのなら漢字でも/それは書き交ぜではない/姫様にご用心
    3似て非なる捺印文化 
    実印に名前なし/シルシに始まる捺印文化/家の印と女の印/印からもわかる多表記通行

    第三章 名付け・改名・通り名 
    1名付けと改名
    最初の名付け/女は改名しない?/幼年期の改名/願掛けの名付け/生きるために/婚姻時の改名/名前の相性占い/法名への改名/奉公と通り名/まつ改しげ/名前はその人だけのもの?/昔の名前は出てきません
    2源氏名と三字名 
    源氏名という通り名/吉原の遊女/禿と芸者と遣り手/京都の芸妓/奥女中の名前/名前が変わっても
    3朝廷女官の呼名 
    偉すぎる女房たち/それ以下の女房と女中/院・宮・摂家の女房/伊予は小槻敬子

    第四章 人名の構造と修飾 
    1男の人名構造 
    男性名との違い/人名以前の氏姓/氏姓の「姓」化/嵯峨天皇と「名」の変革/官位で呼ぶ/実名と仮名の並立/家名の「姓」化/官位の自称と主客逆転/庶民の名前/庶民の苗字/人名的要素は浮気しない
    2女性名の変遷 
    「売」圧倒の時代/貴族女性の「子」/新型「何子」は形だけ/にょ・こ・のまえ・ごぜん/おの字名への混沌/繁姫源郁子/女性名に苗字は付かない
    3苗字と女房 
    公儀の常識/近世苗字の三大要素/佐藤のおせん/赤林幸/女房という名前/慣習としての女房/今とは違う人名文化/妻の呼び方
    4文雅の世界は無理をする 
    およしは葭女、おさとは高子?/飾りの子と女/松本順女と広田濃婦子/無理からみえる道理/巫女の名/やり直しの始まり

    第五章 明治の「氏」をどう扱うか? 
    1近代氏名の時代へ 
    日常の瓦解/おいよ・おうたにゃ関係ない/女官たちの改名/苗字自由令と戸籍/そらそうよ/氏名の誕生/男女人名の再合流
    2苗字と女性と新政府 
    新制「氏」の誕生/内務卿の思惑/妻は夫の姓氏を用いよ/廃案の背景/苗字強制令/内務卿の再挑戦/議論の紛糾/妻は所生の氏を用いよ/民法までは我慢/政府から現場へ
    3現場の判断と種痘名簿 
    戸長と種痘/種痘医福永謙造/根強い常識/そこにこだわりはあるか?/藤田嘉蔵妻太田はる
    4民法による決着 
    戸籍用紙の先行/ボアソナード民法/現場の憤懣/「氏名」の確立

    第六章 「お」と「子」の盛衰 
    1「子」の字の流行と変質 
    国民国家への改変/三音節型はいつ全国化するか/近代「子」の字の起点/名の一部とみることを得ず/戸籍名「何子」の流行/「お」から「子」へ/非難と弁護のなかで/「お」の字の斜陽
    2「子」なしにも「子」をつける作法 
    「子」は「お」の後継/手紙における「子」の作法/女学生の「妙な流行」/「子」は付けなくていい/変わりゆく執着

    第七章 字形への執着 
    1四角な文字と片仮名 
    くずし字を先に学ぶ/文字は手書き/四角な文字の襲来/女性名の片仮名化と識字率/片仮名先習と「変体仮名」の誕生/執着は排他の兆し/実印は一代限り/名を刻む朱色の実印
    2一定主義の勃興 
    異字の通用/同字の異体/澤も沢も同じ/迷惑な一定主義/女性の「苦痛」/正太郎は庄太郎にあらず/くずし字を書けない若者たち/姓名の字画
    3姓名判断の大流行 
    流行のはじまり/煩悶と定着/私的な通名/近代氏名の人名文化

    第八章 氏名の現代史 
    1変わりゆく漢字 
    占領時代と国語改革/当用漢字と平仮名先習/人名の文字制限/当用漢字字体の出現/「標準」は誰のため?/やむを得ぬ人名用漢字/常用漢字と筆写体/情報機器の普及
    2愛着の確立 
    法務省の方針/愛着の壁/執着から愛着へ/人名用漢字と手書き/文字コードが違うから/戸籍統一文字
    3個人の氏へ 
    家の廃止と個人の尊重/高度経済成長/改姓はイヤ/別になんとも/氏への現代的愛着
    4名による個性の顕示 
    美の字とミ音(昭和二〇?五六年)/戦後二音節型とエ・ミ・カ・オリ(昭和五七?平成二年)/美咲時代と多様化(平成三?一四年)/読めない名前の増加(平成一五?令和四年)/現代男性名概観/名付け意識の分断/フリガナ作戦決行前夜

    エピローグ―去る者は日に以て疎く…… 
    女の名前に氏が付く/氏名へのこだわり/同じ呼び名で違うもの/符号と個性の苦悩/来る者は日に以て親し

    あとがき
    参考文献
  • 出版社からのコメント

    江戸時代の女性名が、明治期に男女共通の「氏名」となり、現代の諸問題を抱えるまで。日本人名文化の歴史的変遷を明らかにする。
  • 内容紹介

    江戸時代の女性名は現代とどう違ったのか?「お」の付く女性名はどこに消えたのか? 近代女性名の「子」とは何か? 何が今日の「夫婦別姓」論争を生み出したのか? アイデンティティとして名前に執着する現代の常識は、どのように生まれたのか?――男性名とは別物だった江戸時代の女性名が、明治期に男女共通の「氏名」となって現代の諸問題を抱えるまで、近代国民国家の形成、文字の読み書きや捺印、戦後改革など様々な事象を通して、日本人名文化の歴史的変遷を明らかにする。

    図書館選書
    「お」の付く女性名はどこに消えたのか? 江戸時代の女性名が、明治期に男女共通の「氏名」となり、現代の諸問題を抱えるまで。人名の歴史的変遷を明らかにする
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    尾脇 秀和(オワキ ヒデカズ)
    1983年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、神戸大学経済経営研究所研究員、花園大学・佛教大学非常勤講師。専門は日本近世史
  • 著者について

    尾脇 秀和 (オワキ ヒデカズ)
    尾脇 秀和(おわき・ひでかず):1983年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、神戸大学経済経営研究所研究員、花園大学・佛教大学非常勤講師。専門は日本近世史。著書に『近世京都近郊の村と百姓』(思文閣出版)、『刀の明治維新──「帯刀」は武士の特権か?』(吉川弘文館)、『壱人両名──江戸日本の知られざる二重身分』(NHK出版)、『近世社会と壱人両名──身分・支配・秩序の特質と構造』(吉川弘文館)、『氏名の誕生──江戸時代の名前はなぜ消えたのか』(筑摩書房)、『お白洲から見る江戸時代──「身分の上下」はどう可視化されたか』(NHK出版)などがある。

女の氏名誕生―人名へのこだわりはいかにして生まれたのか(ちくま新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:筑摩書房
著者名:尾脇 秀和(著)
発行年月日:2024/09/10
ISBN-10:4480076441
ISBN-13:9784480076441
判型:新書
発売社名:筑摩書房
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:368ページ
縦:18cm
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